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ウォータースライドをのぼれ
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ウォータースライドをのぼれの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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基本的にドン・ウィンズロウは素晴らしい! が、しかし。が、しかしである。 何故なら端的にいうと訳者の方は世情に通じていらっしゃらないとお見受けする。 前書の「仏陀の鏡への道」でもニールがスラングを中国人通訳に教えるところに違和感があった(ファック・イエスを決まり金玉と訳すなど。決まり金玉等という表現は日本の若者にはなんのこっちゃだ。造語にしても酷い。更に原書を読んでないから何とも言えないがファックのところもニューヨーカーならファッキンと言うはずだし…まさか原書もファックだったのだろうか…) さて、本書です、ポーリーのしゃべり方の表現はどうやったらあのような前時代的なことにできるのか。 いかにも高学歴の世間知らずが「田舎者はこのようにしゃべるはずだと勘違いした田舎訛」を日本中から集めて合成したようなしゃべり方… 今時の日本の地方在住中高校生には大変失礼な言い方だが、彼らでもこんなしゃべり方はせず、大都会のアホそうな若者言葉を勉強してものにしている。東京に修学旅行でいらした中高生の話し方を聞けば一目瞭然である。 原書のクレジットが1994年発行、国内が2005年発行と考えるとあのような時代錯誤で独りよがりな表現は如何なものか。 ポリーは本書によると「色気偏向型情婦の歩く見本」だそうなので話し方も90年代のギャル語か今時の若者言葉にすればリアル感があるのだが、訳者は日本の若者文化を多分ご存じないのだろうな。 せっかくのドン・ウィンズロウの洒脱な表現が訳者により野暮に変換された好例である。 | ||||
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