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誘拐者
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誘拐者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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サイコサスペンス名作です(^-^*)/ 子供が生まれずに望む母親。子供が誘拐されて望む母親。 そんなふうに子供に対する想いが狂気となり、恐るべし殺人が繰り返されていく流れとなり、 犯人の狂気の恐ろしさや、めまぐるしく変わる展開とラストが見事に面白い作品でした! 個人的には著者の最高傑作でしたが、犯人の狂気シーンが多いので狂気が苦手な方には読み辛いかも知れません。 圧巻のサイコサスペンス名作でした(^-^*)/ | ||||
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折原氏の〜者と題された一連の作品の第一作目である。このシリーズは実際の事件に題材を取ったものや直木賞候補になった作品もあり、社会派推理色が強いが、この1作目である本作はそういった側面はなく、折原叙述トリック色の強い倒錯シリーズをシリアスに猟奇的に発展させた作品。本作の前に出された雰囲気はまるで異なる異人たちの館とパターンは同じである。 誘拐を扱っているが、誘拐プロセスを堪能する所謂普通の誘拐推理ものでは全くなく、誘拐事件を発端として人称の定かでない様々な癖のある人物が入り乱れる折原作品ではお馴染みのパターンで、かなりページ数が多く、登場人物も多いため、中盤などは物語を整理するのが大変だが、相変わらず最後まで引っ張る力技は凄いの一言。 折原氏の作品のパターンに慣れていると最後の落ちとか何となく予想できてしまうかもしれない。 レビューに赤ちゃんを虐待したり、赤ちゃんの死体を投げつける描写が残酷というのがあるが、完全に折原氏のトリックに引っ掛かっておられるようである。最後まで読めばそれが○○だったのは落ちとして分かるはずなのだが・・・。 | ||||
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とにかく回りくどくストーリーも退屈のうえ ミスリードを誘う描写だらけで読んでいて疲労感だけが残った 事件も叙述を除けばおかしな人が無駄に暴れ回っているだけなので面白くない かなり折原マニア向けの内容なので、折原初心者は手を出さない方がいいだろう | ||||
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折原一の作品を初めて読みました。 量が多くて中盤は若干ダレましたが 20年の間に発生した事件の1つ1つが全く無関係ではなく、 1つ1つの事件のストーリーをよくここまで練りに練って 考えられる構成に本当に感心してしまいました。 若干叙述トリック系なんでしょうか? より納得して驚きを噛み締めたいので再読しようと思いました。 冒頭の子供が誘拐されるシーンでかなり心が痛くなりました (私に子供が生まれたばっかりだったため)。 グロテスクな表現が多いので、女性は覚悟した方がいいかもしれません。 | ||||
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自分は折原さんの作品ではこれが一番好きです。 折原さんの作品で、ラストで感動したのってこれだけなんですよね(笑) まあ、色々とんでもない描写とか人物が出てくるので好き嫌いが分かれるのは 本当によく分かります。 ビニール袋に入ってたグシャグシャしたものの正体が分かった時は「うげえっ」ってなりましたよ。 でもプロットが練られていて、とにかく一度読み出すとやめられない。 この作品と『冤罪者』、『異人たちの館』、『天井裏の散歩者』が折原さん作品四天王だと思っております。 | ||||
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折原一氏の物は、20作品以上は読みましたが、 本作は、その中では 「 平凡 」 という印象を受けました。 〔 良い点 〕 最後のトリックですね。 この点だけです。 〔 イマイチな点 〕 ( 1 ) 折原氏の作品というと、個人的には、軽く読めるところが魅力と思っていますが、 本作は、グロテスクな場面もあり、 氏の文体と連続殺人というのが、どうも合わないように感じました。 いくら何でも、人が死にすぎです。 ( 2 ) 主役の登場人物の行動にリアリティを感じません。 軽目の作品では気にならなかった部分も、本作では目につきました。 実際問題としては、このような行動はとらないのではないかという思いがして、 警察などがもっときちんとしていれば、発覚しないということなど、ないようにも感じました。 ( 3 ) その登場人物にも好感を持てず、不快感が残りました。 〔 総合評価 〕 結局、トリックのために無理矢理な展開になってしまったという印象です。 主要登場人物の名が中盤になってから登場する物もあり、スムーズな読み方ができませんでした。 文庫568ぺージで佐久間玉枝の名が出てくるのがP265というのは、どうなのでしょうか。 雨宮伸吾はP272、松野栄作に至ってはP362です。 もう少し簡潔にして、初期の段階にしてほしかったです。 今まで読んできた折原作品よりも登場人物が多くて、無駄に長いと感じた作品ですね。 | ||||
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折原一さんのことは、朝の情報番組で「黒い森」が特集されていたのを見て知りました。 「まずは読みやすい文庫から」と考え、本屋でなんとなく選んだこの作品を読んでみました。 ということで、他の折原作品はまだ読んだことがありません。 帯に「追跡、また追跡、逆転、また逆転!」と書かれてありましたが、そのコピーがこの作品によく合っていると思います。 ある程度予想しながら読んでいましたが、その予想が何度も覆されました。 薄い本ではないけれど、いつの間にか話の中に引き込まれ、すいすいと読み進めていくことが出来ました。 ここまで褒めてきましたし、「面白い」「すごい」とも思いましたが、気になる点があります。 それは、グロテスクな描写の多さです。 この作品中の犯罪の異常性を示す上で必要な描写かもしれませんが、ホラーやグロテスクなものが苦手な私は目を背けたくなるような文章がたくさんありました。 このような描写は作者の文章の上手い下手ではなく、苦手な人は生理的に受け付けないと思うので、不安な方は読まないでおいた方が無難かもしれません。 もし仮にこの作品が実写映画化されるとしたら、R指定などされるのは間違いないでしょう。(実写化は不可能でしょうけれど) 不安だけれどどうしても気になるという方は、本屋でプロローグの部分だけでも読んでみてはいかがでしょうか。 それよりもグロテスクな描写がたくさんあるので、その時点で苦手そうという方はやめておくべきです。 長文・乱文、失礼しました。 | ||||
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「者」シリーズ中の一作。本シリーズは従来の折原ワールドに加え、社会性を加える事によって作品に重厚感を持たせようとする意図が感じられる。だが、肝心の折原マジックが薄くなっているのが気になる。 本作も、幼児誘拐から始まり、その両親を中心とした人物関係の中に殺人事件を挟んで、過去と現在の謎が錯綜する中、最後に驚愕の真相が待っているという構成。だが、折原氏のデビュー時からの付き合いである私から見ると、「何だ、また同じパターンかよ」というのが正直な感想だ。本シリーズでは、冤罪問題、少年犯罪、そして本作の幼児誘拐と最近の社会的問題を扱っている。作風を拡げようという意図かも知れないが、邪推すれば「直木賞」狙いとも見られる(東野氏とのライバル意識 ?)。何だか、宮部みゆき氏の作品(+濃いミステリ味)を読んでいるかのような印象なのである。 見ている人は見ているのだから世間の評価等は気にせず、折原氏にはトリック創作に専念して欲しい。そして、目くるめく折原マジックで読者を楽しませて欲しい。 | ||||
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折原一さんのミステリーは異常心理物でも好きで、この作品も気軽に手にとりました。確かに驚くべき大どんでん返しはありました。騙されました。でも、赤ちゃんを虐待したり、死んだ赤ちゃんの死体を壁に投げたりするのは、物語とはいえ、許されないと思いました。妊娠中のかた、小さな子供のいる方、などは読まないほうがいいと思います。 | ||||
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ある写真週刊誌の記事を元に次々と起こるバラバラ殺人。その影には20年前のある誘拐事件が・・・。 時間・空間を前後しながら「母の愛」を元にした狂気が進行していく様はスリリングで迫力があり、またかなり手広くなった世界観がしっかりとまとめられている結末も見事。 とはいえ、「落ち」の部分のトリックがやや苦しいかな?という印象もある。すべての辻褄はあっていて、物語はきっちりとまとまっているのだが、ストーリーとあわせて後読感はよくない。それが味だ、といえばそうなのかも知れないが・・・。 | ||||
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なぞの瀕死の男性、子供の誘拐、身元のわからない不気味な女性、、、などなど、時間、空間を前後して話はすすんでいきます。折原ワールドです。でも、話としては、つくり過ぎ。くどすぎる。 ある人物が、別な殺人者と入れ替わる(殺し方まで同じ)必然性はまったくないと思うし。精神に異常をきたしたからといって、いきなり、殺人はしないと思うし。 もうすこし、適度なひねりと、落ちのものを期待しています。 | ||||
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