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ジャンプ



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【この小説が収録されている参考書籍】
ジャンプ
ジャンプ (光文社文庫)
ジャンプ 新装版 (光文社文庫)

ジャンプの評価: 3.60/5点 レビュー 55件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.60pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全55件 41~55 3/3ページ
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No.15:
(3pt)

なんとなく、ふに落ちないような…

映画化されたみたいですね。恋人が失踪…どんな理由が?という興味で読んでみました。「もしもあの時」という言葉を残しながら、月日がタイトル通りどんどんジャンプしていきます。「なぜ彼女は失踪したのか」という疑問の答えが早く知りたくて、ばーっと一気に読んでしまいました。が、なぜ失踪したのか、という理由に説得力がなく期待はずれでした。失踪というのか、なんというのか。。。不満が残りました。話しの内容は分かりやすくて読みやすかったのですが、まず、お互い好きで好きでたまらない恋人同士というわけでもない感じのようなので、(付き合いだしたばかりでよく分からないらしい。)恋人が失踪したと感情移入も出来なく、探偵が推理しているように思えました。もしもあの時…と思うのであれば、実際5年ぶりに再会した時、もう少し感情がむき出しになってもいいのではないかと思いました。あまり人間臭くなく現実味が感じなかったです。
ジャンプAmazon書評・レビュー:ジャンプより
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No.14:
(2pt)

毒のない御伽噺

『失踪をテーマに現代女性の「意志」を描き…』という評論はどうなんでしょう。何か違う、という気がします。現代女性としては。「意志」などという確固としたもんじゃなく、レットイットビーな雰囲気が蔓延していて、ちっとも元気にはなれない展開でした。リンゴという小道具からして「キレイ」すぎて御伽噺。もちろん、御伽噺を期待していれば、期待値どおり星5なわけです。もっと泥臭いものが欲しいお年頃にて、辛い点数となりました。
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No.13:
(5pt)

少しくらい相手のことを知らない方が、楽しいです。そこにいてくれるなら

この作品も『Y』と同様に、「あのとき、ああしていれば」という誰もが思う後悔について、書かれています。佐藤正午の「かっこつけ(キザ)文体」にはまれるかどうかがすべて。はまるひとはずっぽりはまるでしょう。私はそうでした。あと、もうひとつ。完全に男性、それも、私のような、「優柔不断、かつ、かっこつけ」男性向けのおはなしです。作中に出てくるアブジンスキーというカクテルが飲みたくて仕方なくなり、バーで飲んでみました。調子にのって5杯。もちろん、前後不覚状態におちいりました。読み終わったあと、男性は、自分の隣にいる女性(奥さんとか彼女とか)のことを少しだけ疑ってしまうかもしれません。
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No.12:
(4pt)

突き刺さる

主人å...¬ã®ç"·ã¨å°'ã-似た経é¨"がある。携帯メールでとっていた連絡がつかなくなった。僕はè...¹ãŒãŸã£ã¦ã€ãã®ã¾ã¾ã«ã-ておいた。数ヶ月後にä»-の女とデートã-た後、急に彼女ã‚'思い出ã-電話ã‚'ã-た。いつのまにか携帯は着信æ‹'否になっていた。その時初めてæ°-が付いたのだが、僕は彼女の事ã‚'何も知らなかった。でも、僕から電話ã‚'ã-たのは初めてだã-、彼女の家がどã"かもわからない。è‹-å­-ã‚'忘れてã-まった事もあった。彼が彼女ã‚'探す動機は、合理的な説明が欲ã-いからだと思う。ç"·ã¯ãã†ã„うものでã-ょ。「俺よりいいç"·ãŒå‡ºæ¥ãŸã‚"だろ?」「俺のã"と、好きじゃなかったã‚"だろ?」そう言われればç'å¾-も出来るさ。最後にç"¨æ„ã•れた真相にたどり着くまでに、読è€...は一ç·'になって迷走する。女性が読ã‚"だらイライラã!™ã‚‹ã‹ã‚‚ã-れないが、僕は胸がチクチク、頭はクラクラになってã"の物語ã‚'読み終えた。æ˜"、é'å¹'だったç"·æ€§ã«ã‚‚是非読ã‚"でもらいたい恋愛小説です。僕の事件の真相?まだずっとå...ˆã§ã‚‚かまわないや。
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No.11:
(3pt)

ある意味、意外な展開は好き嫌いが別れるかも・・・

りã‚"ã"ã‚'買いに行った彼女が消えた。主人å...¬ã®å¤§äº‹ãªäººãŒå¤±è¸ªã™ã‚‹ã¨ã„うã"とで、すわ松本æ¸...張バリの展é-‹ã‹ã€ã‚‚っと違う事件に巻き込まれたのか、という思わせぶりのå†'頭で期å¾...ã‚'もたせる。とã"ろが、どうも主人å...¬ã®è¡Œå‹•が振るわない。消えたガールフレンドã‚'なにがなã‚"でも、と積極的に探す様子でもない。ガールフレンドの実姉からなじられ、簡単に手ã‚'ひいてã-まう。仕事ã‚'æ"¾ã‚Šå‡ºã›ãªã„というのはサラリーマンとã-てはある意å'³å½"然だろうが、小説の登å '人物とã-てはどうだろう?優æŸ"不æ-­ãªéƒ¨åˆ†ãŒã‚ったり、(ガールフレンドに対ã-ても、読è€...に対ã-ても)隠ã-事ã‚'ã-ていたり、一部å...±æ„Ÿã‚'覚える部分もあったが、反発ã‚'覚える部分もあり最後まで感æƒ...ç§»å...¥ãŒã§ããªã‹ã£ãŸã€‚一æ-¹ã§ã€å®Ÿéš›ã«è‡ªåˆ†ãŒåŒã˜ã‚ˆã†ãªçжæ³!ã«ãŠã‹ã‚ŒãŸå '合、主人å...¬ã®ã‚ˆã†ã«è¡Œå‹•するのではないか、と思ったのも事実。主人å...¬ã«å¯¾ã-て反発ã‚'覚えたのは、実は自分も同じようなã"とã‚'ã-てã-まうのではないか、と感じたからかもã-れない。
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No.10:
(5pt)

人生にとって選択とは

 書店で平積みになっているのをたまたま目にしたのですが、<私を読んで>とこの本がささやきかけてきたんです。そこで家に連れて帰って頁を繰り出したらもうやめられない。深夜2時までかけて一晩で読んでしまいました。こんな楽しい読書経験は自分でも珍しいと思います。
 この本を置いてから考えたのは、人生を自分で選び取っているという感覚を得るのは実はとっても難しいのだなということです。偶然の積み重ねが、自分でも制御がきかないほど大きな力をもって人生をある方向へと導いていく。そこに人生の不思議があり、また親しみもあるのかもしれません。そんな不思議と悲しみをかかえながら、それでも人はひとつの人生をまっとうしていかければいけない、そんな気分にさせる小説です。
ジャンプAmazon書評・レビュー:ジャンプより
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No.9:
(3pt)

何かに似ている。

読みやすく、謎めいたストーリーで、楽しかったです。でも、村上春樹さんの書いている小説にすごく似ている感じもしました。「ねじまき鳥」だったでしょうか。文体も似ています。こちらは、女性の「意志」を書いているようでしたが、その分主人公が潔くなく、「どれだけ心配したと思っているんだ」という台詞も、白々しく聞こえました。女性の「意志」に振り回されている主人公なんですね。もうちょっと、ストーリーにもどかしさがほしかった気もしますが、純粋に楽しめた小説でした。
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No.8:
(2pt)

おもしろかったけど

ストーリーテリングはうまいです。どうなるんだろう、どうなるんだろう、と一気に読めました。その部分では、星4.5くらいつけてもいいかもしれません。でも、主人公の男が私は嫌いでたまらない。こんな男が、二人もの女性から真剣に愛されるのかと思うと、いやになってくる(笑) 愛の価値がひどいデフレを起こす感じ。でも、ま、おもしろいです。読んで損はないと思います。
ジャンプAmazon書評・レビュー:ジャンプより
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No.7:
(5pt)

昨年読んだ中でベスト1かも。

特に殺人事件がおきるわけでもないのに、ミステリー小説のようにはらはらして読み進めてしまいます。そして人生は、日常のたわいもない判断とそれによって派生する事項の集積であると思い知らされます。映画「スライディングドアー」のように電車に乗れるか、乗り遅れるかでさえ人の人生を十分変えてしまう可能性をもつ。できれば、自分で決められることはいい加減な選択ではなく、思慮深く判断して後悔のない人生を送りたいものです。あまり面白そうな本のレビューの体をなしていなくてスミマセン。でも最高の小説です。
ジャンプAmazon書評・レビュー:ジャンプより
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No.6:
(3pt)

二人は恋人だったのか?

「今年一番の」、「読者投票で第一位」などというキャッチに引かれて読んだ。読後感は「うーむ?」であった。失踪物であるが、そもそも主人公たちが恋人らしさをあまり感じさせないのである。男のほうは、失踪した女性に対する義務感のようなもので動いている。だから、感情移入がままならない。最後のどんでん返しも後味があまりよくない。この男が優柔不断すぎるのだ。比較するのが適当かどうか、東野圭吾の「秘密」の方がはるかによく出来ている。落ちが納得できるのである。
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No.5:
(4pt)

帯にひかれて

「自分の人生を選びとった実感がありますか」ということが書いてあったように思います。そのフレーズにハッときて,この本を購入しました。みなさんが書いていらっしゃるように,ぐぐぐっと一気に読みます。そして,自分の人生もなんだか一緒に振り返ってしまいました。「偶然や縁,環境というものが人生の一つひとつの選択の背景にあり,ここまで来たのだな」ということを思うと,主人公にもその妻になる人も,失踪する「みはる」も誰にも責める思いがなくなり(途中までイライラした),むしろ切ない思いがします。最後の「みはる」のセリフ「それでもこの人生を選んで良かった」という言葉に,わたしも胸をはって,同じことを言える人生を生きたいものだと思いました。
ジャンプAmazon書評・レビュー:ジャンプより
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No.4:
(5pt)

人生の選択の意味

「本の雑誌」だかの昨年刊行された本のベスト何位かにランクイン、「ちょっとコンビニにいってくる」と言い残してでていったきり失踪してしまう彼女、という導入部が印象的で、ずっと関心をもっていました。人生はなにが起こるかわからない。そのときそのときの偶然のアクシデントやボタンのかけちがいが、実はその人にとって重要な人生の岐路だったりする。そういう「岐路」(=「ジャンプ」)が、主人公の青年にとっては、彼女の失踪であり、その後の人生の最大の岐路になった事件でもあった。 考えてみれば私たちの人生も、無数の岐路の選択の上に成り立っているといえるでしょう。でも、果たして私たちは、それらの選択を自分自身の人生の問題だと位置づけて、本当に意識して行っているのでしょうか。 ふと気がついてみるとこんなはずではなかった自分を発見する、そういう虚しさが、恋愛ミステリというエンターテイメントの形をとって絶妙に表現されています。恋愛小説の名手といわれる著書の本を読むのは初めてでしが、一読して納得。読者の気をそらさせないストーリーテリングのうまさ、さりげない心理描写、そしてなによりも驚いたのは、実名をちりばめ、あたかも現実に実体験しているかのように感じさせる手法の巧妙さ。一日で、一息で読んでしまいました。
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No.3:
(4pt)

自分の周りで起きそうな話

読みやすい文章で、一気に読んでしまった。そして、もう一度読み直し、いくつかの伏線がひいてあることに気が付いた。最初は主人公「三谷」の優柔不断さに腹が立ち、次に「みはる」の連絡もしない態度に腹が立ち、最後の最後に、二人はこうなる定めだったのかと疑問に思いながらも納得した、読ませる小説だった。
ジャンプAmazon書評・レビュー:ジャンプより
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No.2:
(4pt)

自分は人生の選択をしてきたか?-正月の寝ぼけ頭にはわからん

毎年末、「本の雑誌」の年間ベスト10の中から、何冊か購入して正月の楽しみにしている。佐藤正午の”ジャンプ”は3日の晩に読んだはずだ。行方知れずの恋人の捜索をする前半も一気に読めるし、時間を経た後で過去の状況が明らかになっていく過程も素直に読める。20代の時に、忙しさを理由にして相手のことが考えられずに、結果として何度か人生の選択をしてしまったことが思い出されて、胸キュン度80%で星4つ。佐藤正午の本は始めて 読んだのだけれども、これからも読むつもりになったし、 人生の選択の結果である妻にも薦めるつもりである。
ジャンプAmazon書評・レビュー:ジャンプより
4334923240
No.1:
(4pt)

人生がかわる分岐点

人は色々な選択をしていきます。その些細な日常的な選択で人生がかわることが起こり得るのだということを、実感しました。なにげなく決めていく行動。人生には本当に多くの分岐点が存在することを感じさせる本でした。
ジャンプAmazon書評・レビュー:ジャンプより
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