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絶望ノート
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絶望ノートの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全46件 41~46 3/3ページ
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歌野晶午の新作。 ボクこと中学生の大刀川照音は今日もいじめられている。今までもそしてこれからも。そんな時に出会ったのはオイネプギプトという神様。ボクはいじめっ子の死を願った。叶った。神様は存在するんだとボクは今、最高に幸せな気持ちだ。 ディープダークサスペンス! 本作は照音少年の暗黒の日々を日記形式で綴られ進行し、前半は彼が受ける様々な理不尽かつ残酷な生活に戦慄するだろう。そして彼同様いじめっ子の数々の所業に対して怒りと呆れが入り交じった感情を抱きつつ「早くオイネプギプト様あいつらをやっちまってくだせぃ!」と心の中で念じることだろう。まぁ実際に天罰が下るんだけど。普通だったらそんなデスノート的な超常現象物を操る少年の復讐劇で終わるんだけどそこは歌野晶午・・えげつない展開がまっております(笑)。 個人的に興味深いのは主観が次々に入れ替わること。 基本は照音だが、登場人物たちの様々な視点と思惑を知ることによってこの物語りの裏にあるドス黒く歪んだカタチが見えてきてもうブルブル。でもこの構成があることによってすごく深みが増した。 読み終わると前半が伏線だらけと気づくがちょい長い。 ストーリー的にも短編の「プラットホームのカオス」の増強版にも読める。 だが歌野らしい猛毒のスパイスは効いている。心して読むように! | ||||
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歌野晶午の新作。 ボクこと中学生の大刀川照音は今日もいじめられている。今までもそしてこれからも。そんな時に出会ったのはオイネプギプトという神様。ボクはいじめっ子の死を願った。叶った。神様は存在するんだとボクは今、最高に幸せな気持ちだ。 ディープダークサスペンス! 本作は照音少年の暗黒の日々を日記形式で綴られ進行し、前半は彼が受ける様々な理不尽かつ残酷な生活に戦慄するだろう。そして彼同様いじめっ子の数々の所業に対して怒りと呆れが入り交じった感情を抱きつつ「早くオイネプギプト様あいつらをやっちまってくだせぃ!」と心の中で念じることだろう。まぁ実際に天罰が下るんだけど。普通だったらそんなデスノート的な超常現象物を操る少年の復讐劇で終わるんだけどそこは歌野晶午・・えげつない展開がまっております(笑)。 個人的に興味深いのは主観が次々に入れ替わること。 基本は照音だが、登場人物たちの様々な視点と思惑を知ることによってこの物語りの裏にあるドス黒く歪んだカタチが見えてきてもうブルブル。でもこの構成があることによってすごく深みが増した。 読み終わると前半が伏線だらけと気づくがちょい長い。 ストーリー的にも短編の「プラットホームのカオス」の増強版にも読める。 だが歌野らしい猛毒のスパイスは効いている。心して読むように! | ||||
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歌野晶午のダークストーリー。題材が虐めになっているだけで、他のダーク作品と然程変わらず、結末の付け方も全くと言っていい程同じ。しかし、一読する価値は充分にある内容。この手の自虐的で読むに耐え難い内容の物を敬遠されている方も最後まで読んで戴きたい逸品。実際に最後まで読む事でしか歌野氏のダーク作品は、理解も共感も持てないので、頑張って読んで欲しい。恐らく驚嘆する事でしょう。人の業とは、かくも深く醜い物だという事がよくわかります。ミステリの時とは、また違った読後感が味わえる事受け合いですよ。只、惜しむらくは誤字が普段より多かった事でしょうか。内容表現的に誤字に見えてしまう箇所がある為、校正をされた方も見逃してしまったのでしょうが、普通に読んでいれば気が付くところでも最低三ヶ所はありました。 | ||||
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歌野晶午のダークストーリー。 題材が虐めになっているだけで、他のダーク作品と然程変わらず、結末の付け方も全くと言っていい程同じ。 しかし、一読する価値は充分にある内容。 この手の自虐的で読むに耐え難い内容の物を敬遠されている方も最後まで読んで戴きたい逸品。 実際に最後まで読む事でしか歌野氏のダーク作品は、理解も共感も持てないので、頑張って読んで欲しい。 恐らく驚嘆する事でしょう。 人の業とは、かくも深く醜い物だという事がよくわかります。 ミステリの時とは、また違った読後感が味わえる事受け合いですよ。 只、惜しむらくは誤字が普段より多かった事でしょうか。 内容表現的に誤字に見えてしまう箇所がある為、校正をされた方も見逃してしまったのでしょうが、普通に読んでいれば気が付くところでも最低三ヶ所はありました。 | ||||
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絶対に映像化不可能!!!といわれた『葉桜の季節に君を想うということ』 で知られる著者によるひさびさの長編小説。 同級生から執拗ないじめを受ける男子学生。 彼は、自ら作り出したオイネギプト神に 自分をいじめる同級生を殺してくれるよう願い続けていると、やがて― というサスペンス色の強い作品です。 執拗ないじめもさることながら いじめと周囲からの無関心に耐えかね、 絶望の末、他者へ殺意を抱く主人公の内面に 鬼気迫るものを感じつつも なんだこんなものか― と思っていたら、待っていました!!とばかりに後半の急展開。 これぞ歌野マジック!!! 頭がクラクラしたまま目にするする 最後の一行は途方もなく怖く、あとを引きます。 一体誰がオイネギプト神なのか そして本当の悪意・狂気は誰のものなのか? 社会が対抗できない悪意の姿は、まさに現代人必読☆ ミステリーやサスペンスが好きな方はもちろん 著者の作品を読んだことがない方に、強くおススメの作品です☆ | ||||
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絶対に映像化不可能!!!といわれた『葉桜の季節に君を想うということ』 で知られる著者によるひさびさの長編小説。 同級生から執拗ないじめを受ける男子学生。 彼は、自ら作り出したオイネギプト神に 自分をいじめる同級生を殺してくれるよう願い続けていると、やがて― というサスペンス色の強い作品です。 執拗ないじめもさることながら いじめと周囲からの無関心に耐えかね、 絶望の末、他者へ殺意を抱く主人公の内面に 鬼気迫るものを感じつつも なんだこんなものか― と思っていたら、待っていました!!とばかりに後半の急展開。 これぞ歌野マジック!!! 頭がクラクラしたまま目にするする 最後の一行は途方もなく怖く、あとを引きます。 一体誰がオイネギプト神なのか そして本当の悪意・狂気は誰のものなのか? 社会が対抗できない悪意の姿は、まさに現代人必読☆ ミステリーやサスペンスが好きな方はもちろん 著者の作品を読んだことがない方に、強くおススメの作品です☆ | ||||
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