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(短編集)
踊るジョーカー
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踊るジョーカーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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物理トリックが面白く、キャラクターも立っているが、ミステリとしては全体に偶然に頼りすぎている。物理トリックが面白い表題作も被害者が心臓にショックを受けて悲鳴を上げる確実性に欠け、その後も一連のタイミングが全てうまく合わなければ成立しないし、ダイイングメッセージの話は「被害者が即死しない程度の致命傷」を与えつつ(まずこれが非常に困難である)被害者が一番教えたくない相手であるはずの自分にメッセージを残させなくてはならない。また、動機が奇想天外すぎる話も多く、チョコの話はこれまた物理トリックは面白いが動機にかなり無理があり、雪だるまの話はトリックはすぐ見当がつくが窓越しに雪だるまに気づくかがやはり偶然に委ねられている上に動機も理解困難である。一番良いと思ったのは「時間泥棒」で盗まれた時計の共通点は分かったが動機が読めなかった。 | ||||
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08年11月の単行本の文庫化.気弱な引きこもり探偵が活躍(?)の五篇の連作短篇集で, 助手であり語り部,そこへちょっかいを出す強面の刑事とのやり取りもおかしい一冊です. また,冒頭で事件の様子を見せ,そこから探偵への依頼,捜査,解決へと進む流れは, 短編ながら,謎やトリックなど,いろいろと考える余地があるのが楽しく,好印象です. その数々のトリックも,現実味は乏しいとはいえ,そのアイデアには素直に驚かされ, 気がつけば,目の前にある『材料』で何ができるのか,あれこれ考えてしまっています. 何より,これらに目が奪われがちな中,誰が,どうやってと『芯』の部分はしっかりあり, かと思えば,あれこれ見せ方を変えてきたりと,一つの作品としてもよくまとまっています. ただ,とにかく気弱で受け身の体質である主人公について,その背景を匂わせる描写は, 最後で少し,大きな変化が見られたものの,ハッキリとしないまま終わるのは残念でした. とはいえ,この変化が今後の彼の行動にどういう影響するのか,続刊があるようですので, 変わっていてほしいような,ほしくないような,そのあたりもちょっと楽しみなところです. | ||||
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08年11月の単行本の文庫化.気弱な引きこもり探偵が活躍(?)の五篇の連作短篇集で, 助手であり語り部,そこへちょっかいを出す強面の刑事とのやり取りもおかしい一冊です. また,冒頭で事件の様子を見せ,そこから探偵への依頼,捜査,解決へと進む流れは, 短編ながら,謎やトリックなど,いろいろと考える余地があるのが楽しく,好印象です. その数々のトリックも,現実味は乏しいとはいえ,そのアイデアには素直に驚かされ, 気がつけば,目の前にある『材料』で何ができるのか,あれこれ考えてしまっています. 何より,これらに目が奪われがちな中,誰が,どうやってと『芯』の部分はしっかりあり, かと思えば,あれこれ見せ方を変えてきたりと,一つの作品としてもよくまとまっています. ただ,とにかく気弱で受け身の体質である主人公について,その背景を匂わせる描写は, 最後で少し,大きな変化が見られたものの,ハッキリとしないまま終わるのは残念でした. とはいえ,この変化が今後の彼の行動にどういう影響するのか,続刊があるようですので, 変わっていてほしいような,ほしくないような,そのあたりもちょっと楽しみなところです. | ||||
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本のタイトルにもなった踊るジョーカーのトリックが バカミス過ぎて読むのをやめようかな〜と思った。 実際にこのトリックを使って成功する確率を調べてほしい。 見えないダイイング・メッセージの出来が個人的に良かった。 とりあえず、ツッコミどころ満載のミステリー小説でしたが、 登場人物のやり取りはなかなか面白かった。 | ||||
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