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少女
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少女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全69件 21~40 2/4ページ
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この作家の他作品を読んだ後に手に取りました。 ダークな内容を期待していたのですが、思っていたほどではなく、やや期待外れでした。 「自殺」「人が死ぬ瞬間を見てみたい」という煽り文句とは裏腹に、 本編ではページの大半が高雄と昴に割かれており、内容もさわやかなものとなっています。 途中からは由紀も自分の目的を忘れてしまったようで、人が死ぬ瞬間を見てみたいという強い思いはどこへ行ってしまったのかと突っ込まざるを得ません。 紫織の自殺については最後の数ページで言及されています。 わざわざ遺書の部分を冒頭に持ってきているわけですから、物語の核心部分のはずなのですが、 とってつけたような印象しかありません。 | ||||
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とても読みやすく、さらっと読んでしまいました。 最後まで読み切ったときに、小説の全体図をようやく俯瞰でき、理解できる、そんな小説です。 読んでる途中はとてもおもしろいのですが、読み切ったときに、余韻が残らない、そんな小説だと思います。 難しい本に飽きて、軽い読み物を求めている人におすすめしたいです。 | ||||
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高校生である私は、湊かなえの作品はこれが初めて。 知人に薦められたので最後まで読んだが、本当に酷いとしか言いようがない。 情景描写が全体的に欠けているので様子を把握しにくい。また語彙が貧相なのが影響してか、主人公たちの書き分けができていないので視点が誰のものかも分かりにくい。 展開はよめてしまったし、ラストはとても後味が悪い。 死の瞬間を見たい、という動機を思いつきネタにしたのはいいものの行き詰まり、ラストを強引に持ってきた感じが否めなかった。 こんな作品中学生でもかけそう。 | ||||
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前作「告白」に比べるとあまりに「浅い」 表層上の設定をこねくりまわしただけで、人の精神に呼びかける部分がない。 自分のことを良く分かっていない少女二人。自分を理解する「目」が養われていないので 向かい合う友達のことも理解できない。そんな合わせ鏡のような構成自体は良く書けていると思う。 しかし、だ。痴呆の祖母、自殺、援助交際、小説盗作などのキーワードのちりばめ方がいかにも きなくさく、とってつけた感は否めない。 (たとえば文学賞がとれるような文才のある少女が、あれほど幼いモノの見方をするだろうか?) 結局のところ人の目を引きたいがために小道具を詰め込みすぎたかな?と。 *マークの使い方や、主体が曖昧になる文体も文学的試みというよりは たんなる小手先テクニックです。 ということで★2つ。 | ||||
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後味が悪い。 告白も後味の悪さだけなら一級品だがこれも相当だった。 何が嫌かって、主人公の由紀がひどい。 クールというか、不快な冷静さが癇に障る。 敦子のことを見下している冒頭部分が厨二臭くて好きになれない。例えるなら「蹴りたい背中」の主人公を倍くらい冷めさせた感じ。共感が全然できない。 人の死が見たいからボランティアするなんて人間に共感するほうがおかしいので、最初から共感を狙っていないのかもしれない。 けれど小説は主人公が嫌いだといっきに面白くなくなる。 彼氏のことを内心見下し、利用しているが本当に好きなのかすら疑問に感じる。おっさんとセックスするために彼氏とセックスするというのも意味不明。大体由紀の性格で男と付き合うということが想像できなかった。 紫織をどうこう言う前に、由紀は「祖母にいじめられているかわいそうなアタシ」に酔っている感をどうにかしてほしい。 良いところもあるのだが(サクサク読める、複雑な話の絡ませ方、二人で駆け出す爽快感など) 不快さの方が大きい。 あれだけ友情を書き連ねてあるのに、どうしても薄っぺらく感じてしまう。 友情で美しく締めくくっているものの、この二人以外結局報われない。因果応報というのなら由紀や敦子もこのあと何かあるはず。 | ||||
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つまらなかった。こんな本を読んでしまった自分が馬鹿でした。作者のご都合主義の物語。こんな程度の作品が書店で平積みにされていることに驚くし、この本を「いい」と薦める人の読書レベルを疑います。まさに日本人の読書力が落ちていることを証明している「ベストセラー」です。 | ||||
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しばらくこの著者のことは頭から完全に消えていた。でも先週久しぶりに日本の本屋に立ち寄り人気書コーナーの前に立った時、そこでえも言われぬ負のオーラを感じた。それを放っているのは前作「告白」をイヤでも想起させる独特の表紙、唐突な題名、そして「湊かなえ」の4文字だった。しかも平積みされた本書の横に躍っている売り込み文句を見て僕は自分の目を疑った...「たちまち25万部!」。 よしゃいいのに買って読んでみた。「二作連続でそれだけ売れるってことは何かあるのかもしれない。前作で吐き気すら覚えた嫌悪感は自分の勘違いだったのかもしれない」という思いに駆られて。それに文庫版でワンコインとちょいの値段だったし。 そして...あ"〜ヂグジョ〜〜自分がバカでございました〜!!「告白」のレビューは長々と書いたけどもはやそんな気すら起きない。 幼稚極まりない文章力、あい変わらず支離滅裂な構成力、そして的を外しまくりの演出力。しかもそれらが「告白」より一段とパワーアップしていることは疑いない。ある意味スゴイ。 なぜこんな駄本が売れるのか、いやそれ以前になぜこれを世に出そうという出版社が存在するのか。 僕はこの出版社は実はわかってやってるような気がする。「売れるんだから何だっていいじゃないか、文句あっか」という開き直りを感じる。 たまたまオランウータンにペンを持たせたらゲテモノ好きの世間が騒ぐ絵を描いたので調子に乗ってもう一回やらせてみたって、まるでそんなノリじゃないか!! 世の人々の目は節穴ではないと信じたい。 もしこの次のオラン作品がまたウン十万部も売れるようなら...はっきり言ってこの国の未来はアブナイ。 | ||||
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ケータイ小説以下の文章が延々と続く。素人が趣味で書いた小説より酷いのではなかろうか。ストーリーも非常に作為に満ち満ちており、不自然さが前面に出ている。偶然が何度も連続するのだ。さりげなさを演出する能力が作者にないからこのようなことが起こるのだろう。友情などと謳っているが、本書に友情はなく、よって友情による感動もない。あるのは性格の悪すぎる女が改心することなく進んでいく姿だけである。本書の進み方としては2人の主人公の視点を交互に見ていくものなのだが、頻繁に(本当に頻繁に)視点が変わり、その変わった時にどちらの主人公の視点なのか表示されないという欠点がある。連続して読んでいく場合は交互に視点が変わることから予想がつくのだが、次の日にしおりから読み始めるとどちらの視点かわからなくなる可能性が大いにありうる。普通の小説家ならこのような問題点はごく当たり前に解消するのだが、残念ながら本書の作者はそこまで気が回らないらしい。構成、文章、ストーリーと全てにおいて最低レベルの作品であった。表紙も非常に恥ずかしいものとなっている。 | ||||
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『告白』と『贖罪』を読んで、3作目の湊作品。 これはあまり、好きになれず。 『告白』の修哉は 爆発物を作りたい、人を殺したい、その歪曲した願望にも彼なりの理由はあった。 曲がってはいても、彼なりにその目的を遂行するためには、 リスクが高かろうと、挑戦する必要があったことは 読者として納得できる。 でも、この『少女』の女の子たちが「人が死ぬところを見てみたい」って話は 明確な理由がない。実際、この年の少女が明確な目的を持って生きてないとしても、 それなりの理由がないと、読者として共感できない。 仮に、友達に自慢したいレベルで、平凡な友人たちを出し抜く程度の目的で 人が死ぬところを見てみたいと思ったとしても、 その程度の目的意識しかない10代の子供は わざわざ仕事がキツい介護施設に働きに行き続けないだろうし(仮に単位目的でも)、 小児科でボランティアもやろうと思わないと思う。 仲が良いように見える女子高生の友達同士の中でも、 心の中ではお互いを蔑んでいたり、 そうは言ってもやっぱり好きだったり、 そんな微妙な気持ちの寄せ集めだったことを大人になった今、少し思い出したくらいの収穫。 3日経てば、別の本に内容の記憶をかき消されました。 自分的には中古で十分。 | ||||
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ミステリというよりも少しブラックなユーモア小説のように読みました。 著者はうまいのかへたなのか、ふざけているのか、真面目なのかがよくわかりません。 人物描写に今ひとつ深みが足りない 高校生には共感できる部分があるかと思いきや、現役高校生が読んでもたぶん面白くないだろうな ウン十年前に高校生だったオバサンたちが、昔の記憶をひっぱり出してほろ苦い気分に酔いしれるのが ほとんでではないでしょうか | ||||
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「告白」よりも、読んだ後のどうしようもない苦さ・脱力感はない。 女でも子どもでもない、まさに「少女」という生き物の 正義感・潔癖感・残酷なところ、よく描かれていると思いました。 同世代の友達を思いやるようで、実は独りよがりなところ、 今になって「あるよなあ」と納得してしまうあの頃の気持ち。 思春期になって、娘がなに考えてるかさっぱりわからん!とお嘆きのお父さん、 女子高生に嵌められないためにもこの本、読んでみてください。 恐ろしさにぞーっとすると思います。 | ||||
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とにかく後味が悪い。ブラックな内容でもそれほど不快でない作品もあるけど、これはだめ。 主役の二人の少女、途中ところどころ共感できる箇所もないではないが、読み通してやっぱり好きになれない。 友だちの自分に対する気持ちにだけはやたらナーバスなくせに、それ以外のことにはまるで無関心。 幼い子供の死にも彼の追い詰められた心情にも心を痛めた様子なし。 目の前で大事件が起こっても、自分たちの麗しき友情のことしか考えていない。 うそ痴漢のことを聞いても、そのせいで家族が崩壊した事実を知っていながら何も感じず、それより「このバッグがほしい」ってこいつらなによ!? 牧瀬のすっごく不謹慎で不愉快な言動にも「ばかじゃないの」と心中つぶやくもののそれほど嫌悪感を感じているようでもなく、その後も普通に付き合ってる。 魅力的な人物がだれ一人出てこない。 あえて狙って大事な何かが欠落したキャラクターを描くことで、「今どきの若者なんてしょせんこういうものですよ」って言いたかったわけかな? それならそれで書き方にもうひと工夫ほしい。読んだ人が不快でなくなるような工夫が。 なんにしろ、この作者の作品はもうこれ以上読みたくない。 | ||||
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な ん だ こ の ゆ と り ビ ッ チ は。 この不快感が最後まで拭えなかった。 気づきと成長を描くにしても、スタート地点が幼稚すぎる。 文章も告白や贖罪と比べるとイマイチ読みにくい。 | ||||
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「告白」をつまらないと思いながら、貸してくれた友人に正直に言えず「まぁまぁ面白い。」などと言ったもんだから。また貸された。笑 読みやすいという事に救われ読了したがかなりの苦痛であった。 とにかくリアリティーがなく感情移入できない。 例えば“祖母との暮らしが地獄”となる状況が想像できない。剣道をやってる女子高生が体力的に婆さんに劣るとも思えないし、昼間は学校なんだから逃れる術はいくらでもある。嫁が姑の陰湿さに地獄を感じているなら解らないてはないが。 ひとつくらいの甘い設定なら我慢のしようもあるがその手の不自然さがあまりに多く私が地獄を味わいました。 | ||||
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「告白」をつまらないと思いながら、貸してくれた友人に正直に言えず「まぁまぁ面白い。」などと言ったもんだから。また貸された。笑 読みやすいという事に救われ読了したがかなりの苦痛であった。 とにかくリアリティーがなく感情移入できない。 例えば“祖母との暮らしが地獄”となる状況が想像できない。剣道をやってる女子高生が体力的に婆さんに劣るとも思えないし、昼間は学校なんだから逃れる術はいくらでもある。嫁が姑の陰湿さに地獄を感じているなら解らないてはないが。 ひとつくらいの甘い設定なら我慢のしようもあるがその手の不自然さがあまりに多く私が地獄を味わいました。 | ||||
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”告白”は面白かったです。この作品を読んでいても、比較しながら読んでしまいました。そんな読者をもつ湊さんは大変だとも思います。 この作品で、女性が描く少女の心理を学ばせて頂いたと感じており、その点は良かったと思います。少女たちがボランティアや病院での介護に興味を芽生えさせていく面などを、良いな、と思いながら読みました。 しかし、40代男性として、高雄さんの家庭が壊されたエピソードが気になります。一少女の私欲の為…救いがありません。その少女の悲しい運命の結末にも、同情出来ませんでした。 また、性と死、特に、死を軽く扱いすぎていると感じた点も私にとってのマイナスポイントです。そんなに簡単にみんな死んでいくの?死ぬ前の心境はそれで良いの?と感じました。 さらに、ストーリーの中に”偶然”が有り過ぎるのも興ざめでした。登場人物だけの世界ではないんだから、そんなに都合よく皆つながるはずない、と思いました。 | ||||
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”告白”は面白かったです。この作品を読んでいても、比較しながら読んでしまいました。そんな読者をもつ湊さんは大変だとも思います。 この作品で、女性が描く少女の心理を学ばせて頂いたと感じており、その点は良かったと思います。少女たちがボランティアや病院での介護に興味を芽生えさせていく面などを、良いな、と思いながら読みました。 しかし、40代男性として、高雄さんの家庭が壊されたエピソードが気になります。一少女の私欲の為…救いがありません。その少女の悲しい運命の結末にも、同情出来ませんでした。 また、性と死、特に、死を軽く扱いすぎていると感じた点も私にとってのマイナスポイントです。そんなに簡単にみんな死んでいくの?死ぬ前の心境はそれで良いの?と感じました。 さらに、ストーリーの中に”偶然”が有り過ぎるのも興ざめでした。登場人物だけの世界ではないんだから、そんなに都合よく皆つながるはずない、と思いました。 | ||||
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心情を描くのはうまいが、ひねくれすぎて、正直疲れる。うまいい割に、大して面白くないし、味わい深さがない。ただ、うまい だけ。全体は歯切れがいいが、やはり面白くない。いわゆるミステリーの部分もいわゆる裏切りはあったが、ただそれだけ。これまで積み上げてきたストーリーが全く関係の無いもので崩されることにいらだちすら感じる。 | ||||
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心情を描くのはうまいが、ひねくれすぎて、正直疲れる。 うまいい割に、大して面白くないし、味わい深さがない。 ただ、うまい だけ。 全体は歯切れがいいが、やはり面白くない。 いわゆるミステリーの部分もいわゆる裏切りはあったが、ただそれだけ。 これまで積み上げてきたストーリーが全く関係の無いもので崩されることにいらだちすら感じる。 | ||||
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プロットは面白い。いろいろな登場人物が複雑に絡み合い、すべてがひとつの物語を作っている。しかし登場人物の主人公の少女2人の現実感の無さがリアリティをなくしている。もう少し心理描写を書き込めばよいのに、結局誰にも感情移入できないままだった。「告白」とどうしても比較してしまうが仕方がない。 | ||||
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