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修羅の終わり
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修羅の終わりの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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ネタバレあります。 貫井さんのファンですが、これは長すぎるし長いのにラストのやられたぁもなく、良く分かりませんでした。 3人の繋がりがラストで明確になるのかと思ったけどそうでもなく、これで終わり?と拍子抜けしました。 鷲尾は一体なんなのだ??鷲尾だけ時代が違うの? 前世の斉藤は全くの架空だっただけなの? 自殺した姉って本当に少ししか出てないよね? うーむ、、 叙情トリックが深すぎるのかわからない | ||||
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話がまとまる気配もないままページが少なくなっていき、案の定なぶつ切りエンド 別に三つのストーリーが最終的に絡むというわけではなく、いくつかの人物や 謎は放置のまま終わる これは酷い 前世とは一体なんだったのか 僕の話にアレだけページ使う必要はあったのか 突っ込みどころ満載ではあるが、それなりには楽しめたので評価もそれなり | ||||
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長すぎます。 やりたいことは分かりましたが,これは本書の半分以下の量でできるはずです。 そして,だまし方もイマイチ堂に入っていないというか,自分の素直に思ったとおりの展開で,読後はむしろ「これはどのように勘違いすれば良かったんだ?」と考えてしまいました。 もう一度手を入れて再刊したら面白いかもしれませんね。 | ||||
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貫井作品らしく、めまぐるしい展開を繰り返す物語で、この作品では三つのストーリーが互いに展開する。爆弾テロを続ける過激派組織を追う若き公安刑事、売春組織を追いながらも、一方でレイプを繰り返す悪徳刑事、ある日突然記憶を失い、自我を探し求める青年、この三者が様々に交錯するのだが、時代背景が明確に異なっているものもあれば、どちらの時代に属するのかわからないものもあり、相変わらず読者を惑わせる作りとなっている。エリート集団である筈の公安警察に巣食う闇の部分については、多少誇張されている面もあると思うが(とかく、細部のわからないものは悪者扱いされることが多い)、それでもリアリティーは充分。またしてもどこかで騙される、と思いながら一気に読める佳作。 | ||||
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貫井徳郎を読むのは三冊目。この人の書く話はいつもどこか生ぬるい気持ち悪さがあるなぁ~。少なくとも私が読んだ三冊はそうだった。修羅の終わり・・・・。主人公3人がそれぞれ「修羅」なんだろうと思った。元々修羅という形容詞がぴったりな鷲尾だけじゃなく、正義に燃える公安刑事だった久我も徐々に修羅に落ちていく。そして「僕」も記憶を取り戻すことによって修羅になる。終わりは少なくとも久我に取っては救いだったように思う。彼はあれで修羅から解放されたのだと私は思った。3人の主人公それぞれがどこか「壊れて」いて、全員卑怯で、自分勝手。脇に出てくる人間も8割がた自分勝手で読んでて辟易する事もあったけど人間なんてそんなものかもしれないなぁ~とも思いました。一歩間違えば誰だって修羅になるのかもしれないな~と。叙述トリックも見事でした。最後の最後まで3人の関わりがわからない。最後の一文を読んで理解するまでに数秒かかる。すっかり騙されました。自分が「僕」になったように感じられました。ある一文字に気付いてから納得したけど・・・。 | ||||
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公安刑事・久我、悪徳刑事・鷲尾、記憶喪失の「僕」。この3人の物語の繰り返しで話が進む。久我と鷲尾は時代が異なり、「僕」はどの時代か分らない。それぞれに関連性のありそうなキーワードが出ては消えて・・・と続いて引きこまれた。独立した話としても十分に面白いがそれがどう繋がるのかがという部分で興味をずっと引きつけた。ただ、最終的にそれがどう繋がったのかというのが微妙なところ。十分に楽しめたのは確かなのだが・・・。 | ||||
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欧米の小説でよくみられる3つ、ないしは4つの物語の同時進行が、我国の倒叙小説でこんなに完成度が高いものになるとは思いもよらなかった。万華鏡のようにめくるめく状況転換は、読者の脳内を酔わせ、いつのまにかページを捲っているという罠にはまってしまう。それぞれの人物像がラストに近づくにつれて明確になってゆき、登場人物の整合性が明らかになるという仕組みは新境地で、大変有意義だと思う。ただ、ややこり過ぎていることと、一つ一つの場面をもうちょっと長く設定してくれたら良かったのにと思った。 | ||||
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三つの物語が交互に展開する。ひとつは、爆弾テロを続ける過激派組織を追う公安刑事の物語。二つ目は、売春組織を追いながら、レイプを繰り返す悪徳刑事の物語。そして、失った記憶を取り戻そうとする青年の物語。一つ目と二つ目の物語は、別の時代のものだということがすぐにわかるが、3番目の物語はどちらの時代の話かわからないまま進む。三つ目の物語がほかの二つとどう結びつくかというのが、最後まで明かされない謎となっている。が、謎というほどのものではなく、いわゆる犯人当てのような本格推理小説を期待する人にはお勧めできない。 それよりもこの小説は、警察組織の裏側を鋭くえぐった作品として貴重なものになっている。目的のためには非合法活動も辞さない公安警察の闇、被疑者の人権を無視した過酷な取調べなどなど。いささか誇張された面はあると思うが、ノンフィクション作品を参考にしているだけあって描写には真実味がある。3つの物語とも、それぞれに面白く、長編だが、一気に読んでしまった。 | ||||
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