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セブン殺人事件
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セブン殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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本屋で見つけた。もう少しましなタイトルはなかったのか。七篇の連作短編集だ。 所轄のベテランと本庁の新鋭刑事が事件を追う。章タイトルは、「日本刀殺人事件」だの「美容師殺人事件」だの、やる気のなさそうな題が並ぶ。これは外したかと思いきや、つまらないのは最初の「日本刀」だけで、他の六篇はかなり良い出来だ。 意表を突かれる展開にときめく。「日曜日」は関係者の過去、「美容師」は意外過ぎる動機に驚かされる。「結婚式」は出だしはサスペンスだが、予想不可能な結末が待つ。 最終章「放火魔殺人事件」が白眉である。放火泥棒が発生する日に、決まって女の声で予告電話が入る。犯人に何のメリットがあるというのだろう。真相は切なく印象深い。 意外な拾い物だった。やはり昭和の職人作家は当たりが多い。 | ||||
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短編ながらもどの作品も緻密な構成で説得性のある 犯人捜しで読み応えがあった。 本編の主人公二人の長篇物も読みたくなるような 見事さであった。 | ||||
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「日本刀殺人事件」以下、七文字で統一した七つの短編を収録。宮本部長刑事と佐々木警部補のコンビを探偵役とする、この作者には珍しい本格風味のコージーミステリーである。コージーミステリーやユーモアミステリーの難所は、犯罪という本来深刻な素材とのバランスの取り方である。このへんに苦心するあまり、シリアス作品より遥かに陰惨で後味の悪い仕上がりとなった「ユーモアミステリー」のいかに多いことか。この作品は、探偵コンビも事件も淡々と描写することでその幣を免れている。最後に明らかになる真実はいずれも悲劇的なものだが、切れ味鋭いフィニッシュで不必要にベタベタしないのだ。ラストの二編はとりわけ胸を打つ佳作である。 | ||||
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「日本刀殺人事件」以下、七文字で統一した七つの短編を収録。宮本部長刑事と佐々木警部補のコンビを探偵役とする、この作者には珍しい本格風味のコージーミステリーである。 コージーミステリーやユーモアミステリーの難所は、犯罪という本来深刻な素材とのバランスの取り方である。このへんに苦心するあまり、シリアス作品より遥かに陰惨で後味の悪い仕上がりとなった「ユーモアミステリー」のいかに多いことか。 この作品は、探偵コンビも事件も淡々と描写することでその幣を免れている。最後に明らかになる真実はいずれも悲劇的なものだが、切れ味鋭いフィニッシュで不必要にベタベタしないのだ。ラストの二編はとりわけ胸を打つ佳作である。 | ||||
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