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スナッチ
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スナッチの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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いきなり降ってきた銀色の雨を浴びた者は宇宙の生命体に人格を乗っ取られてしまう。恋人との結婚を控えた22歳の奈路允生は自分の体の中で目覚めたのは31年後であった。31年間の自分の人生はどうなったのか。奇しくも連続殺人事件が起こり巻き込まれていくことになる。失われた31年の人生に殺人事件の鍵があるのか。 一回きりの人生というものの意味を考えさせられる。食品添加物などの問題、がん治療の是非、免疫力を無視した解熱剤の使用の問題など、現代が直面する問題を直截に提示もしている。作者が示したのが正解かどうかはこれからの課題ではあるだろう。 | ||||
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謎の微生物に体を乗っ取られ気がついたら歳をとった別人格の自分がいた。なんと虚弱体質になっており、生きていくのも大変なとき、連続殺人事件が起こる。一見、何の関係も無さそうな事件であったが、段段と明らかになる原因が想像を遥かに越えていた。 | ||||
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西澤作品らしい、かなり特殊なSF的状況設定+ロジックを意識したミステリ的要素。私は好きです。 主人公は30年の時空を超えてしまうわけなのですが、この意識しない30年というか、15-20年くらいの社会やテクノロジの変化を上手くエピソードに取り入れていて、この変化を見てきた私にはそういうディテールもナカナカいいエッセンスになっていると思います。 最後はうまく纏まってるし、ストレス無く読めてよかったです。 | ||||
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違和感がありそうかと思えば、読み進めて行くうちに普通に引き込まれて読んでしまいます。 平たく言えば「ボディスナッチャー」系の話ですが、地球外生命体が人間臭く恐怖と言うよりは、 そうじゃないと生きられない悲しさを感じます。 また社会がその生命体の存在を認めて淡々としているところが、なかなか味わい深いです。 それプラス基本は犯人探しになってますので、色々な楽しみ方ができる一冊かと・・・・ | ||||
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青春時代を失ってしまう、というアイディア自体は古くからあります。 数十年前に発表されたフレドリック・ブラウンのショートショートで、なんとか色の悪夢、というのを読んだ記憶があります。 たぶん、同じテーマで、他にもいろいろ書かれているのではないでしょうか。 ですから、読んでいて、奇想天外な話とは感じませんでした。 話の展開にも、ちょっと無理があるように思えます。 ラストも特に余韻を残すということもありませんし。 とまあ、多々難を感じるものの、やはり一気に読まされてしまったのは間違いありません。 読んで損はない、ということで、星4つです。 | ||||
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今までの作品、ほぼすべて読んでいます。 あとがきに書かれているように、今回の作品で初めて、氏の生まれ育って今も住んでいらっしゃる高知が出てきます。というより、実際の場所を書かれていることは初めてではないのでしょうか? 77年と31年後の2001年?の違いが見事に書かれており、高知に行きたくなったのは私だけ? いつものSFワールドが高知で起こるので、なんともいえない絶妙の 創造とリアル の世界なんです。 一番好きな作品です。 | ||||
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