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スナッチの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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いきなり降ってきた銀色の雨を浴びた者は宇宙の生命体に人格を乗っ取られてしまう。恋人との結婚を控えた22歳の奈路允生は自分の体の中で目覚めたのは31年後であった。31年間の自分の人生はどうなったのか。奇しくも連続殺人事件が起こり巻き込まれていくことになる。失われた31年の人生に殺人事件の鍵があるのか。 一回きりの人生というものの意味を考えさせられる。食品添加物などの問題、がん治療の是非、免疫力を無視した解熱剤の使用の問題など、現代が直面する問題を直截に提示もしている。作者が示したのが正解かどうかはこれからの課題ではあるだろう。 | ||||
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謎の微生物に体を乗っ取られ気がついたら歳をとった別人格の自分がいた。なんと虚弱体質になっており、生きていくのも大変なとき、連続殺人事件が起こる。一見、何の関係も無さそうな事件であったが、段段と明らかになる原因が想像を遥かに越えていた。 | ||||
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衝撃のつまらなさ。内容は薄く強引なわりに長々といらない引用と参考文献の丸写し、3分の1ぐらいの長さにできそう。食べ物と癌のはなしいらない。かなりのやっつけ仕事。7回死んだ男だけが奇跡のような出来なのか他の作品を読むといつもがっかりさせられる。 | ||||
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22歳でベツバオリとなった主人公は31年の時間を経てサシモドシとなった. 失われた時間への思いと,周辺で起きる殺人事件の真相とは? 31年前の時代考証がきめ細かく, そこから現代へのタイムトリップしたかのような主人公の反応が面白い. そして,その時間を失ったことへの主人公の戸惑いや苦悩といった部分も 表現されていて,単純なセンス・オブ・ワンダーだけでない深みを感じさせてくれる. 連続殺人の顛末には少々強引な部分もあるものの 動機も含めて,SF要素をうまく活かしたミステリーになっている. 一方で,ベツバオリに語らせる健康観や癌の考察はあまりにもひどい. そもそも「宇宙からの未知の生命体」というなんでもありの設定なのだから, 体質と嗜好が変わった,の一言ですむことを これだけくどくど語らせることに何らかの(しかも誤った情報の)プロパガンダの意図が感じられ, 私のような医療従事者には失望を通り越して,怒りすら感じる. | ||||
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2008年に出た単行本の文庫化。 ジャック・フィニイ『盗まれた街』を下敷きとしたSFミステリ。謎の「雨」によって身体を乗っ取られた主人公が数十年後に自我を取り戻したところ、連続殺人が起こっており……というストーリー。 いつもの通りの異様な設定である。そして、その設定が隅々まで作り込んであるところが楽しい。 ただ、ミステリとしてはどうだろうか。パッとしないように思った。 | ||||
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『22才だった。次の日、ぼくは53才になっていた』 という帯に引かれて購入した。 31年の空白期間がある主人公の見る今の世界は、同時に比べて何もかもが変わってしまっている。 電話、車、パソコン、医療まで… 面白い設定だけれども、主人公の空白の時間の戸惑いと、事件とが同時に起こり、少しごちゃごちゃしずぎな感じもあり読みにくかった。 と言っても、2日で読み終えたので読みやすかったのかも… オチの部分も無理やり感がある気もする… | ||||
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初期作品を思わせるSFガジェットと、ばら撒いた複線を巧みに収束させていく話の本筋は悪くないのですが、 作中の癌にかかわる話の参考文献に船瀬俊介氏の著作を選んだのは大失敗でしょう。 おかげで胡散臭いかつ底の浅い現代科学・現代医療否定が結構な量盛り込まれてしまい、 個人的にかなり印象が悪いです。挙句の果てにアポロ陰謀論を主人公が肯定する始末。 陰謀論なんてちょっと探せばいくらでも反論が見つかるのに…… これじゃ本筋より医療ネグレクトに主人公が洗脳されていく部分の方がよっぽどサスペンスですよ。 改訂版出してくれないですかね……擬似科学が結構話の軸に食い込んでるから無理かな。 4−3で星1つ、という感じです。 | ||||
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西澤作品らしい、かなり特殊なSF的状況設定+ロジックを意識したミステリ的要素。私は好きです。 主人公は30年の時空を超えてしまうわけなのですが、この意識しない30年というか、15-20年くらいの社会やテクノロジの変化を上手くエピソードに取り入れていて、この変化を見てきた私にはそういうディテールもナカナカいいエッセンスになっていると思います。 最後はうまく纏まってるし、ストレス無く読めてよかったです。 | ||||
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違和感がありそうかと思えば、読み進めて行くうちに普通に引き込まれて読んでしまいます。 平たく言えば「ボディスナッチャー」系の話ですが、地球外生命体が人間臭く恐怖と言うよりは、 そうじゃないと生きられない悲しさを感じます。 また社会がその生命体の存在を認めて淡々としているところが、なかなか味わい深いです。 それプラス基本は犯人探しになってますので、色々な楽しみ方ができる一冊かと・・・・ | ||||
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青春時代を失ってしまう、というアイディア自体は古くからあります。 数十年前に発表されたフレドリック・ブラウンのショートショートで、なんとか色の悪夢、というのを読んだ記憶があります。 たぶん、同じテーマで、他にもいろいろ書かれているのではないでしょうか。 ですから、読んでいて、奇想天外な話とは感じませんでした。 話の展開にも、ちょっと無理があるように思えます。 ラストも特に余韻を残すということもありませんし。 とまあ、多々難を感じるものの、やはり一気に読まされてしまったのは間違いありません。 読んで損はない、ということで、星4つです。 | ||||
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今までの作品、ほぼすべて読んでいます。 あとがきに書かれているように、今回の作品で初めて、氏の生まれ育って今も住んでいらっしゃる高知が出てきます。というより、実際の場所を書かれていることは初めてではないのでしょうか? 77年と31年後の2001年?の違いが見事に書かれており、高知に行きたくなったのは私だけ? いつものSFワールドが高知で起こるので、なんともいえない絶妙の 創造とリアル の世界なんです。 一番好きな作品です。 | ||||
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