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ブルースカイ
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ブルースカイの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
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私は前に他の店からいくつか買ってきましたが、いつも私には失望した点がいくつかありました。 今回は非常に満足しています。 絶対に素晴らしい商品! もし私がもっと必要ならば、私はこの店に来るだろう。 優れた経験 5つの星 この項目は素晴らしかった | ||||
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高校時代に『七竈と七人の可愛そうな大人』を読んで桜庭一樹さんにはまったのですが、この作品は自己満足で書いたような感じがして私には向かなかったかなと言う風に感じました。 最終章の舞台が鹿児島で私も鹿児島生まれ鹿児島育ちのものですが、桜島の噴火のくだりは納得ですが、方言があまりに違和感があって途中で読むのをやめました。 鹿児島の高校生はそこまで方言をばんばん出さないですよ | ||||
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皆さん、もう既に述べていますが 第1章の魔女狩りの話は、面白くてそそられました そして個人的には 第2章/第3章も単独で読むと悪くないと思った でも、どうして これらの物語を無理にリンクさせようと思ったんだ!?汗 仮に、世界観の違うこれらの話を "実験的に"リンクさせようと試みたものだとしても その実験結果は失敗だったと思う 第1章が、面白かっただけに悔やまれます… 本当に、いつか完結させて欲しい… | ||||
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他の方も書いていらっしゃいますが、第一部の1627年ドイツを舞台にした部分は 秀逸です。それだけに、少女マリーの出自やマリーの「祖母」の正体がまったく わからないまま終わってしまったのは残念。 第一部だけで独立した物語を書いてもらいたい、と思います。 | ||||
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前半部の魔女狩りの部分までは中世の雰囲気が好きな人は楽しめる しかし、それ以降の話のつなぎ方はまるででたらめであり、そもそも誰の視点で書きたいのか全く読めない 一言で言えば、駄作 | ||||
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第1部の魔女狩り時代の話は、集中して読めたが、後は、退屈になってきて、読み飛ばしてしまった。他の方のレビューにもあるが、第1部だけで、ちゃんと話を作ればそれなりにおもしろい作品になったのではないだろうか。 ちょっと残念な感じである。 | ||||
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タイムトラベルもの一種だと思います。バーチャルリアルティー的なプログラムが関係してて壮大な感じで、何かの映画で見たことがあるような着想です。 中世の街の描写は流石で著者の文章力がなせるもの。 リアルな少女を描くのが上手な著者だけど、本作はちょっと分かりにくいです。 時代によって少女の価値観というか、在り方が異なることを表現したかったのかな?? あと、ヒロインの名前を著者は調査しておいた方がよかったような。 | ||||
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「私の男」のラインも面白いけど、この少女ラインもおもしろい。桜庭さんは時間軸の中を自由に飛び回っている。 | ||||
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桜庭一樹がハヤカワJA向けに書いたSF長編。出だしが中世で「ゴシック」シリーズのような物を期待したがはずれだった。火山爆発でタイムリープした少女が時間監督官におわれながら、中世、未来とにげまわる。最後はとらえられ、現実の運命=死へと投げ出される訳だが、中世、近未来における女性と現在の少女の比較がKEY POINTか。 | ||||
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基本的に購入した本は必ず読み切るタイプであるが、余りの酷さに途中で辞めてしまった。文同士の連関が予め破壊されており、文意をとる事に酷い苦痛を覚える様な、最悪に近い文章。複数の意味がとれる、とか、意味が分かり辛く難解という訳ではなく、ハヤカワSF、或いはジュブナイル的なものを好んで読む人間にはコーデックが足らず再生出来ない、といった感じであった。携帯小説好きな方々であれば、こういった文として支離滅裂なものもあっさり読むことが出来るのだろうか。 | ||||
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ライトノベル出身の作者が文芸の世界へとひた走っていく過程にあるような作品に仕上がっています。 コアなSFファンからすればもの足りない気持ちもあるかもしれませんが、 上手にアイディアを活かして、少女の持つ世界と社会の持つ大きな世界を描いている点が好印象です。 | ||||
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著者の作品は初めてだったが、読み始めた途端、感心させられた。雰囲気のつくりかたがものすごく上手い。主として文体のなせるわざだと思うのだが、シャープな世界が緊張感を持って広がっていくのだ。ああ、これは評価されるだけの作家だなと好印象を与えられた。綺麗で透明な世界だ。 しかし、ストーリー、キャラクターという面では物足りなさを覚えた。もっと発想にオリジナリティが欲しいし、キャラクターも生きていない。なんだかもったいない。 ただ、そうした欠点を補ってあまりあるだけの力を持った作家だと思う。ほかの作品も読んでみたい。 | ||||
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「少女」という存在、概念に関する物語であり、エピソードは全て「少女」の周りに一時渦巻いて、「少女」とともに消えたり現れたりする。 だからそれぞれのエピソードの中には消化不良であったり、謎のまま残ったりする部分があるのだが、テーマ的にはこれで完成しているのだとも思う。 が、この3倍ぐらいの分量で読みたかったのが正直なところだ。 | ||||
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過去編と未来編と現代編で構成された長編SF。 桜庭の父は理系の学者だったので、 本人は文系だが、科学解説書を夜伽話として育った桜庭には、 しっかりと本格SFの香りが漂ってます。 未来編がジェンダーSFとして凄い傑作である。 少女が存在しない素晴しい世界! 女性は存在するが、 幼女からあっと言う間に大女に成長してしまうのだ! 男性の方が小柄で性欲を持たず、 大女が男漁りする社会である。 少女というのは近代消費社会に作られた性でしかない。 経済消費の為の性、少女。 ヒット作品は若い女に受けないといけないのだよw 経済社会の為に作られ、壊れ、 買う立場から自らの肉体を売るようになる少女。 17世紀のドイツにタイムスリップした21世紀の女子高生が、 人間扱いされないのも素晴しい。 ドイツ人の10才の少女は、 17才の日本人の女子高生をケダモノだと認識する。 服を着ていたので人間かと思ったが、 服の役目を果たしてないミニスカートを自分の意思ではく人間なんているわけがない。 服を着せられた動物が女子高生。 言語を話しているようにも聞こえるが、 「いたぁい!」「きゃわいい!」「ありがと」「KY」等、 短い音節しか発しないので、動物の鳴き声と認識される。 近代経済社会では、売れる為には、 女子供を敵に回してはいけないという鉄則があるが、 女子供の両要素を持つ少女を、 科学的な正しい視線で馬鹿にした素晴しいSFである。 | ||||
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第一部186ページ、第二部120ページ、第三部60ページと一風かわった構成のタイムスリップもののSF小説です。一読すると盛り下がって終わる展開のようにみえますが、そのテーマとタイトルの『ブルースカイ』の意味について考えてみると、一定の基盤の上に成り立っているのがわかります。 「少女」という概念が存在しない時代、中世のドイツ、近未来のシンガポール、「少女」は2つの時代を渡り、最後に現代の日本に戻ります。その時代にはあるはずのないものが人と人とをつなぎ、その実、どの時代にも共通して存在していた、ということがラストシーンでわかります。 また各時代の「少女」が存在しない理由が興味深い。大人でも子供でもない少女の時期を経ず大人になる中世、男性よりも女性のほうが早熟で活動的な近未来。時代背景などの書き込みはもの足りませんが、物語の焦点は絞れているかと思います。ただし上記の理由により、典型的なSFよりも小説全体のテーマを重視している内容ですので、本格的なSF小説を期待される方は肩透かしをくらうかもしれません。 | ||||
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一人称で世界観を語るのはすごく難しいのに、あえて(か、無自覚にか)取り組んで、失敗、という感じ。 その世界に住んでいる人間には当たり前なことを、わざわざ説明させている感じがして、いらいらしました。しかもそこで説明される世界にも情景にも小物にも魅力がないのも残念。 イーガンとか光瀬龍あたりの多世界SFをやるにしても、ギブスンばりの「誰も見たことのない世界」を構築するにしても、読み進める内にだんだん世界がわかってくるのが異世界モノの楽しみなのではないでしょうか。 こういった重層構造の世界観は先人がやりつくしているので、少女についての物語を書きたいのであれば、別の手法がいくらでもあった気がします。 とは言え、少女についての物語にもなっていないように思うしなあ・・・。 | ||||
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少女を扱った三部構成の小説です。 第一部は、「第一の箱庭」と題され、魔女狩りが盛んな1627年のドイツが舞台です。 第二部は、「第二の箱庭」と題され、2022年のシンガポールです。 第三部は、2007年の鹿児島です。 この構成や、そこに提示される様々な概念は、非常に興味深いものがあります。次元の捉え方なども面白く描かれています。 更には、「少女」「青年」の性格付けは、こんな考え方もあるのかと驚かされます。 全体的に、面白い構成、概念の提示があるのですが、第一部に紙幅を取りすぎていたりして、バランスが良くありません。第二部、第三部をもっとしっかり書いたほうが良かったのではと思います。 | ||||
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桜庭さんは「物語」を仕立て上げる才能を持っているような気がします。 『赤朽葉家の伝説』や『青年のための読書クラブ』などでそう強く思ったのですが(というか未だこの二冊しか読んでいないのですが)、この『ブルースカイ』でもその片鱗を感じることが出来たように思います。 ただ、各部のギャップが強くてなれるのに少し時間がかかりました。 三つの物語は、全く別の物語です。 つながったことで何か生まれることは無いけれど、つながったことそれ自体には確固とした意義があるような気がします。 | ||||
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2章から、冗長で途中読み飛ばしてしまった。 桜庭さんはキャラクターに人生哲学や世界の理を叫ばせるのがにがてなのではないか。と思った。 2章はとてもそういう部分が多いのだけど、キャラクターの語ることが、私はあまり興味深く思えなかった。 少女というクリーチャー、という概念も、そりゃ、桜庭さんはかわいい少女が好きなんでしょうけど、私も好きですけど、そういう風に分析したってあんま面白みがない。 ふーん、まあ、そうなのかなぁ。 って、あんまり興味のない話をぐりぐりと穿つように掘り下げられると、読み飛ばしたくもなってしまう。 | ||||
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【あたしは死んだ。この空の下で 少女という概念をめぐる3つの箱庭の物語】 という帯と、装丁に惹かれて購入しました。 17世紀ドイツ、近未来シンガポール、そして2007年の日本と、時代も場所も異なる世界を1つの物語に絡めるストーリーは楽しめると思いました。 しかし、せっかくの設定を活かしきれずに物語が終わってしまった気がします。3つの世界に一貫して登場する「少女」と、それを取り巻くそれぞれの世界の「少女」に対する概念の比較や、<アンチ・キリスト>・「強化老人」等の設定は面白いのですが、1冊の本として出すには無理があったのではないでしょうか。設定を詰め込みすぎて物語全体が中途半端になってしまい、かえって「世界」が薄れてしまったようで残念です。そのためか、私と同世代の「少女」が見ている「世界」には、いまひとつ共感できませんでした。 とはいえ、第1部のドイツのストーリーはとても楽しめました。「魔女狩り」等の当時の状況が克明に描かれていますし、先が気になってページを進める手が止まりませんでした。それだけに、第1部だけでもきちんと完成させて欲しかったと思います。 | ||||
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