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暗黒館の殺人



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暗黒館の殺人の評価: 3.41/5点 レビュー 199件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.41pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全199件 141~160 8/10ページ
No.59:
(5pt)

間違っても最初に読まないでください。

十角、水車、迷路、時計、黒猫、(人形?)。
少なくとも5つの館シリーズを読んでからではないと、意味や前後関係が分かりません。各館シリーズで謎が解き明かされた上で、この暗黒館が成立します。最後のあっと驚くトリックは仰天ものです。猿の惑星シリーズみたいに、このあと十角館に帰るような「新館」が出るのか、それとも大作なので作者がしばらく充電するのか。
館シリーズの集大成でかなりの読み応えがあります。そして、すべて分かったところで征服感と同時にこれで終わりではないかという虚無感が起こります。
次のシリーズ、絶対期待しています。
暗黒館の殺人〈4〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人〈4〉 (講談社文庫)より
4062758814
No.58:
(1pt)

これはいけない。

今まで読んだミステリーの中で、最低のミステリーでした。
シャム双生児、大猿の跡、など、「横溝正史を模倣した?」と思われるような導入・・・これは賛否の分かれるところだと思います。
無意味に長く、内容も冗漫です。
作家には「読者に伝えようとする力」というものも必要だと思われますが、
それを放擲してしまっているとも思える文章。
今までの綾辻作品は「文章は下手だけれどプロットには割と気を遣っている」と思える作品が多かった印象なのですが、今回はそれすら感じられません。
 この作品を「ミステリ」と捉えると「最低」と言い切ってしまえます(私の中では)が、「ホラー」「オカルト」と捉えると、
また違った評価を下せるかもしれません。
「横溝正史なら、これの3分の1の量でもっと素晴らしい作品を書いただろうな」と正直思ってしまいますが、
作家も人間。失敗作もあってこそ、かもしれません。
暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)より
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No.57:
(3pt)

やっぱり長い・・・

核心に迫ろうとすると邪魔が入る、という流れが延々続き、
視点の変わり方にも仕掛けがあるのはよくわかるのだが、
くどいぐらいな書き方に、読んでいて正直
長い!と腹立たしくなったところはある。
トリックも偶然任せというか、それあり!?と思わなくもないが、
私自身は単純に面白いとは思った。
それだけに、この無駄に長いとしか思えない展開が悔やまれる。
暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)より
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No.56:
(3pt)

例えるなら豪奢で重厚な雰囲気の剣、でも切れ味はよくない

久々の館シリーズということと、本の厚さに惹かれてわくわくしながら本を開きました。
思わせぶりに登場する「江南さん」と「私」。
館の怪しげで陰鬱な雰囲気の描写は最高で、隠し部屋や特徴ある登場人物達…。
舞台環境は今までのシリーズの中でも最高ではないでしょうか?
しかし、「私」の描写がまるで小野不由美さんの「屍鬼」を読んでいるような感じを受け、ダリアの祝福の話の辺りからますますその感を強めました。
謎解きというよりは、ホラーミステリーという内容です。
ただ、館シリーズを初めて読む人向きの内容ではありません。
何冊か、できれば3冊以上館シリーズを読んでから本作を読むことをお勧めします。
暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)より
4061823892
No.55:
(2pt)

無意味に長い失敗作

駄目ですね。
こんなに駄目だとは思わなかった。
ずっと綾辻作品を読んできただけに残念です。
「無意味の意味」、「シャム双生児」など、読者をわくわく
させるようなキーワードを用意しておきながら、謎が解けた
時にはひたすらしらけるばかりです。
最後のとっておきのトリックも、綾辻ファンでなければ理解
出来ないでしょう。
無意味に長く、値段も高い。この作品を買う価値は、私はない
と思います。特に綾辻作品を読んだことのない人には、絶対に
おすすめできません。
暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)より
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No.54:
(4pt)

デビュー

本人も述べているように,この本は綾辻の第二の処女作です。
力の入り方の違いとともに,大きな決意表明が本からにじみ出ています。
今までの館のモチーフを散りばめながら,シリーズで最大で怖さもひときわな館で事件が次々に起こります。(少し小野不由美のようなおどろおどろしさ)
活字を追ってゆくのが苦にならない人には,おすすめの読み応えです。
私はだれなのか,いくつもの謎を提示して上巻は終わります。
さぁ,下巻へとGO!
暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)より
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No.53:
(3pt)

もの凄く濃密な雰囲気と、本の厚さほどはなかったストーリー。

綾辻ワールド全開の世界観。あまりの濃密な雰囲気に目眩がしそうな感覚にとらわれる。
綾辻氏の世界観にどっぷり嵌りたい、という人にはお勧め。
ただ、ストーリーの割には、あまりにも分量が多い。「濃密な描写」と「テンポ良いストーリー展開」は同居し得なかったのか。初出が連載形式だったが故の結果なのかもしれないが、個人的にはこの雰囲気は凄くよかっただけに、ストーリーテリングの切れ味がいつもの綾辻氏ほどではなかったように感じられたのが残念である。
暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)より
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No.52:
(3pt)

偶然が多すぎます

問題なのは、偶然が多い事です(作中にも「こんな偶然の一致が」という記述があります)。
最初からある予想はしていたのですが、それがまさか偶然に支えられているとは夢にも思いませんでした。
シリーズ全編に共通して関係する人物の登場は嬉しいのですが、あまりにも長すぎて楽しむ余裕はありませんでした。
というよりも、ミステリとしてはイマイチと思いますが、やはり雰囲気はあり読みがいは感じました。
初代当主がどうなったのかなどは誤魔化された気がしましたが、余韻は残りました。
暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)より
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No.51:
(4pt)

世界の崩壊

ネタバレ注意! やたら抽象的な描写や、第三者からの視点が入っていて、読みにくくイライラする場面もありましたが、最後になって、その理由はわかるはずです。館シリーズの特徴として、最後のどんでん返しと世界の崩壊があげられ、それによる一種の快感がたまらないのですが、この作品も最後のどんでん返しにはビックリしました。ただ、館シリーズを初めて読む人にはわからないでしょう。この作品を読む前に館シリーズを何作か読んだ方がいいです。今回はやたらホラー的な描写が多く、中盤あたりのこの館に関する説明のところでは完全に引いてしまい、「そんなことあるわけねえだろ!」と思ってしまいました。またあの宴のシーンはご勘弁を。止めてもらいたかったです。全体的にあまりミステリーっぽさがなく、トリックも対したことないというか、ほとんどなかったです。もうちょっと理詰めにミステリーっぽくして欲しかった。また、最後が夢オチで、しかもあんな詳細な夢を見るなんて無理がありすぎます。江南くんも言っていましたが、登場人物が結局どうなったかちゃんと説明して欲しかったです。気になります。特にあの姉妹とか。全体的に本格ミステリーというより、ホラーとしか思えず読む人を選ぶでしょう。ただ、最後のどんでん返しは素晴らしいし、館シリーズのファンなら感慨深くなります。読んで損はないはずです。それにしても劇中の矛盾点や伏線にはほとんどきづかなかった。相当注意深く読まないと・・
暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)より
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No.50:
(2pt)

オカルトな雰囲気が好きになれない…

この本を読む前の一言『長い、分厚い!!』
そう思いつつつ、大好きな綾辻行人の館シリーズである『暗黒館の殺人(上・下)』を購入
確かに今までの奇抜な館のエッセンスが凝縮された感のある暗黒館は館シリーズの集大成と言える超大作だろう
…だが、この分厚さのわりに、あまり好きになれる作品ではなかった
トリックがどうこう言う問題ではない! (トリック自体は別に悪くない)
この小説全体に漂う雰囲気
なにより、元主か誰かの(よく覚えてないので定かではない…)人肉(!?)を食す不気味な宴のイメージが強烈過ぎたのだろう……
ミステリー小説を読んでいるというより、オカルト小説やホラー小説の類を読んでいる気がしてくる
正直、無駄に長い作品という感じがしてしまいました…
最近の館シリーズはオカルトに走っているような気がしてならない…『びっくり館の殺人』もオカルト趣味満載でしたし…
私としては本格ミステリーの館シリーズを読みたいです!!
暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)より
4061823892
No.49:
(4pt)

確かに長いかもしれないが・・・・・

上下巻作品を、上巻下巻別々に評価するのは難しいのですが・・・・。
綾辻行人さんの『館』シリーズ7作目。
今までの作品と比べると、確かに長い。
けれどもその長さには訳があると、自分は感じる。
確かに好き嫌いは分かれると思う。
「ミステリはトリックだ。」と思われる人にとっては、ただぐだぐだと無意味な描写・表現が並んでいるだけだと思うかもしれない。
けれども、読んだ人が『綾辻』ワールドに魅せられた人ならとても満足されることだろう。
綾辻行人さん独特の世界とでも言おうか、その幻想性は盛り沢山である。
自分はその黒々とした、思いっきり陰を含んだ世界に取り込まれていた。
事件そのものが発生するのが上巻の後半なので、そこは少々不満だったが、それでも満足だった。
暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)より
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No.48:
(5pt)

見事、暗黒の完結

上巻から引き続き、その作品内の雰囲気は抜群。

終焉を迎えるにつれ、その作品により速く、より強く引き込まれていく。

上巻から仕組まれている伏線。

幾つものおどろおどろしい謎の被数々。

綾辻さんお得意の叙述トリック。

それの全ての謎が氷解したあの『爽快感』。

全身がどっと疲れるような『脱力感』。

それでも何故か、読破した後には読了感は沸き起こらない。

最後の最後に、小さな未解の謎を盛り込んだのもなかなか乙。

この原稿用紙2500枚の長さも頷ける。

この不思議な感覚は、読んでみなくては分からない!!
暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)より
4061823892
No.47:
(1pt)

オカルトなのか、ミステリーなのか

長い・回りくどい・同じような描写の連続…というのは、元々が
連載作品であった事を考慮すれば、編集者サイドの意向もあろうから
仕方ない部分もあるだろう。しかし最後のオチは酷すぎる。
館ものという長編推理を期待して読んだ私は完全に裏切られた。
鹿谷門美ならずとも「江南くん、ちょっと君ねぇ…」と言いたくもなる。完全にオカルト・ホラーの域。この本上下でこの値段の価値は無しと断言したい。
暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)より
4061823884
No.46:
(3pt)

本格ミステリーと意識しなければ

 ホラーと言うか、ゴシックと言うか、今までの館シリーズと比べると、少し毛色が違って感じてしまいました。どちらかと言うと囁きシリーズに近いかな。
暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)より
4061823884
No.45:
(4pt)

 

やっと読み終わりました。本自体は発売直後に買ったのですが、当時は仕事が忙しかったのや、書評での評価があまり良くなかったので、ツンドク状態でした。その結果は、「うーん、さもあらん」。
この作品の欠点は、無駄な描写が多い、伏線が多く張り方も露骨過ぎて小説の流れを阻害する、氏独特のモノローグ的な表現部分が多すぎる、等が挙げられます。また、初期の作品に比べ、読み辛さがアップしているが、驚愕さがダウンしている感じです。これは鳴風荘事件辺りから感じていた事ですが…。もう少し一般の読者の方を意識して書かれたほうが良い作品になったのでは、とも思います。
それでも星四つにしたのは、先ず、この作品が日本独特の「黒き川の流れ」系の正統的継承作品だと思うからです。次に、(これはホントは理由になりませんが)綾辻氏のフアンだからです。フアンだから作品の批判はするけど、氏自身は応援し続け、氏の作品は読み続けます。
さて、次は「びっくり館の殺人」です。「暗黒館」からわずか一年半で読めるなんてフアンとしては嬉しい限り。ワクワクドキドキしています。
暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)より
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No.44:
(5pt)

長いが、驚きの結末

この本はとにかく長いです。しかし、頑張って最後まで読めば、衝撃の大どんでん返しが待っています。この人の本はいつも驚きのトリックや結末なのですが、今回もまた驚かされてしまいました。
暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)より
4061823884
No.43:
(5pt)

長いが、驚きの結末

この本はとにかく長いです。しかし、頑張って最後まで読めば、衝撃の大どんでん返しが待っています。この人の本はいつも驚きのトリックや結末なのですが、今回もまた驚かされてしまいました。
暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)より
4061823892
No.42:
(3pt)

にやり!!

推理モノファンの方ならご存じ、

本格派の綾辻氏の『館』シリーズ第8弾

今までの『館』シリーズの集大成な作品です。

(なので、せめて『十角館』と『水車館』、

 ついでに『黒猫館』も読んでいた方がいいです)

今回はテイストがかなり変わっていて、

私は京極テイストを感じました。

なんだか幻想的で、

視点による不可思議な展開や

心理的な『スイッチ』とかが

京極シリーズの『狂骨の夢』を喚起したのかも。

文章としてはあんまり上手な作者さんじゃないので、

コンセプトはとても面白いのに

何だか書き切れていないような、

それなのに無駄な重複感が残念です。

作中の「私」とは誰なのか?が、

私にとって最大の『にやり』でした。

今までの『館』シリーズ、

正統派本格推理とはちょっとテイストが違います。

今回は謎解き云々より、読みにくさを耐え抜く根性が必要になりますね。
暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)より
4061823892
No.41:
(1pt)

あー、つまらなかった。

文章がヘタなのは相変わらずだけど、唯一取り柄だった謎解きもヒドイ。(ネタバレ注意)ミステリーの夢落ちって、斬新すぎてあきれてしまった。一生懸命ミスリーディングを計算して、読みにくい、とらえにくい物語が進んでいくのだが、歌野晶午の成長に比べ、あまりにもおそまつ。話の顛末も、しりきれトンボで書ききれていない。ミステリで人書けないのは昔からしかたないとされていたところもあるけれど、物語を書ききれてない。こんな本を、何年も何年も待っていたんじゃない。同人レベルに堕ちてる。綾辻行人=レベルを下げてミステリブームを終焉させた元凶の一人。
暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)より
4061823892
No.40:
(4pt)

賛否両論

この作品には賛否両論があるようですが、読んでみて「成程」でした。まずはその長さに原因があると思います。しかもその長さの一因として、1、情景描写がやたら多い。2、ストーリーに直接関係のない抽象的言い回しが折に触れて出てくる。3、言葉の繰り返し(カッコ書き)や同じ文章の繰り返しが多い等々。これらが先を急ぐ読者にはいかにも邪魔臭く鬱陶しいと感じられるのでしょう。しかし、1については読者が主人公になりきって物語に溶け込む臨場感を持つのに大きな役割を果たしています。2,3については下巻の最後にその意味を知ることになるでしょう。「殺人鬼」で見せたトリックと映画「バックトゥザフューチャー」の趣を感じるかもしれません。CDで言うなら今までのベストアルバム的作品なので「十角館の殺人」以来のファンには必見です。読み方としては登場人物の「私」が途中途中で感じた「疑問」をメモっておいてそれらの謎解きを楽しむと共に、後述でそれが明らかになった時、項目ごとに消しこんでいくのが良いでしょう。いずれにしても、一気に読んでしまわずにじっくりと先述した1,2,3をかみしめながら味わうことをお勧めします
暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)より
4061823884

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