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暗黒館の殺人
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【この小説が収録されている参考書籍】
暗黒館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全199件 181~199 10/10ページ
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はからずも、ミステリファンと自負するからには、綾辻行人のすべてがここに結実と帯にかかれたこの本を読まずにいられるかと思い上・下巻えいやと買って読み始めたのはいいが、とにかく、話が無意味に長い。長いだけで面白くない。語り手の視点が勝手に浮遊しているのは、単なる作家の自己満足としか思えないし(最後になってなぜこんなわけのわからぬ記述になっているのか判明はするのだが、それとてふーん程度の話)、次のページをめくらせる力の無さは、駆け出しの作家でも、もう少しうまく文章を書けるのではないかと思える。とにかく、読後感はひたすらむなしい。このような書評を書いている事が悲しい。 | ||||
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本当に待望の綾辻作品!!読ませて頂きましたとも。が、何故かしっくりこない。過去・現在入り乱れて複雑で難解。でも、正直ちょっと悲しかったです、綾辻さんの勢いが感じられませんでした。トリックも人間性も・・。期待していました。期待していただけに本当に悲しゅう御座いました。次回作、何年後になるのかな?期待して待つ! | ||||
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ネット上では評判があまり芳しくなく、不安を抱きつつ読んだためか、予想以上に面白く読めました。試行錯誤も含めて作者の「ミステリ観」が集約されているという点では、文字通りの総決算。おそらく「時計館」が日本の大家へのオマージュだったのに対して、こちらは海外の大家へのオマージュ。次回作には何らかの飛躍が期待できそう。 | ||||
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シリーズものだから当然かもしれないが、今までの館シリーズを読んでないと面白さが半減する。 登場人物が本当のことを言おうとすると、「いずれ真実を話す」ってな感じで後回しにしてしまう。雑誌で連載していたからこういう展開になるのかもしれないが、これがこの小説の長さの原因かも。★★★★ネタばれ有り★★★★ この本を読んだ後、「井沢元彦の猿丸幻視行みたいだ」と思ったのは私だけではないと思う。「視点」が過去にとんで、その過去の人物を中心に物語が展開していく。 ダリアの宴やら、シャムの双生児とか、恐怖感たっぷりで面白いのだが、ストーリーの展開には別に関係ない。結末が結局は「夢おち」のせいか、本の厚さに比べストーリーが薄っぺらい印象をうけた。ただこの厚さの本を一気に読ませる綾辻の力量はすごい! | ||||
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読み切りの推理小説として読むには、ちょっと辛い作品だと思います。 このシリーズを知らなければ、ピンと来ないです。 「視点」の移動は、すんなりと受け入れ難かったですし、展開がゆっくりとしているので、読んでいて中だるみしてしまいました。 推理小説として楽しめたか、と言えば必ずしもそうではありません。 ですが、館シリーズを通して読み、謎に包まれた「彼」の人となりに興味を抱いていた私にとっては、結果的には楽しめるお話でした。 水車館や人形館が、作品の雰囲気的に似ていたかなぁ、と思います。 | ||||
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トリックうんぬんと言う前に、まず、本格の雰囲気を出そうとするあまり、登場人物があまりにも非現実的。一々怪しい人物や雰囲気を作ろうとするのはわかるが、登場人物が、わざわざあらゆることに対して講釈たれたり、危ない想像したりと本当にわざとらしい。そもそも、読者は、これから事件が起こると思うので、その準備をしながら読むのは当然とおもうが、登場人物まで、「何か起こる」という様に行動するのはおかしい。確かに、「本格」のイメージはあるような気がするが、一々登場人物の考えや妄想を活字として読まされるのは苦痛でしかない。 | ||||
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著者の作品、特に館シリーズが好きで、新作を長い間待ち続けていたんだけど…犯人とか仕掛けがすぐにわかってしまうし、上下で1300ページくらいありますが、書きあぐねてだらだらと長くなった感じがしてしまいました。読んでいても引き込まれることなく、う~~んと思いながら読み進み最後のどんでん返しを期待したんだけど、そのまま終わってしまいました。いろんな?がそのままになっているし・・・小説なのでむちゃくちゃな設定でも面白ければOKだけど、面白くなかったせいか、とある部分について偶然という設定では無理がありすぎと感じたし。なので無駄遣いとなりました。 | ||||
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いやぁ、本当に出たんですね『暗黒館』……などという感慨に耽りつつ、早速頁を捲ります。先ず引っ掛かったのは、その大仰な言葉使い。クラシカルというか、オールドスクールというか――ノスタルジーさえ喚起させる様な。ちょっと辛く感じる人も中にはいらっしゃるかもしれません。然し、綾辻作品、特に「館」シリーズのこれは特質とも言えるかもしれないし、また作者のおそらく意図的なものであるかも――ならば、その目論見に読者として乗って行こうと思った瞬間から、スッと力が抜けて楽に読み進められるように。「嵐の山荘」「密室」「連続殺人」。来ましたねぇ。大枠の仕掛けに関しては――多分、看破するのは難しくないと思います。そしてもう一つの重要なテーゼについても、判る人には判るでしょう、という感じです。綾辻さん本人言うところの、「ミステリ作家綾辻の存在証明」と呼ぶには相応しい内容であると思います。『霧越邸』に少し、トーンが似ているかもしれません。 | ||||
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最初に言っておきますが、私は綾辻さんの大ファンです。 ファンだからこそ、はっきりと悪いときは悪いと批判すべきだと思います。 「黒猫館」が世に出てから12年、まだかまだかと待ち続けた「暗黒館」に やっと、本当にやっと侵入することができたかと思ったら・・・・・・。 間違いなく館シリーズの中でも「水車館」に匹敵するぐらいの駄作でした。 (以下ネタバレせずに批判しているために具体性に欠けるかもしれません) まず長すぎます。それも無駄に長い。冗長に長い。 3分の1、いや半分にでもいいから縮めることができたら、 もう少しは面白くなったかもしれません。 長すぎる原因の一つに、途中で謎をいくつも提示しておいて、 その回答を後回しにしすぎるというのがあります。 読んでいてイライラしました。 いちばんの問題点はメイントリックの古さと浅さでしょう。 そこにはかつての「十角館」のような驚きはありませんでした。 唯一評価できるところは人間消失のトリックの鮮やかさでしょうか。 1年に1冊ペースなら文句はないです。 中にはこういう低レベルの作品もあって仕方ないなと思えます。 しかし待望の館シリーズ、12年も待たされてこれでは・・・・・・。 残念というより無念ですね。 | ||||
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著者が身を削って書き上げたものに対し、ほんの数日で読んだ私が言うのは大変失礼と思うのだが、発言が許されるのなら、入れ込み過ぎて空回りしてしまった感じがした。もちろん、傑作ぞろいの館シリーズのそのどれもが高レベルだから、自然と期待感は膨らんでしまい、評価の対象が高くなってしまうのだが。 例えば、湖上の孤島に4つの館は必要なのだろうか。TVゲームをやっているような感がする次々と出現する扉や、登場人物の秘密は、推理小説におけるフェアーさを欠いているのでは、などと思ってしまった。(双子姉妹をもっと掘り下げて欲しかった) 否、推理小説ではなく、ファンタジーとして読むと納得がいくのだが、館=珠玉の推理小説傑作集と言う構図が出来てしまっている私の頭には、本書が物足りなかったのも事実である。 しかし落胆してはいけない。本書によって新しい読者を開拓出来るだろうし、とにかく力のこもった読者必読の書には間違いない。 次作にも期待しています。 | ||||
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待ちに待った待望の“館シリーズ”!!前作“黒猫館の殺人”から十二年も永いけど、物語も長い!上下巻で7センチ5ミリという厚さ。新書版なので2段書きという相当な長さ!心してかからねばという意気込みも、登場人物の奇なること、“館”という場が嫌がおうにも雰囲気を盛り上げ、あっという間に読み終わってしまった・・・子どもの頃に乱歩翁に親しみ、当然のごとく横溝翁に傾倒したミステリーファンは少なくないはず。そんなミステリーファン必読の一冊に仕上がっているのではなでしょうか。おどろおどろしく、古めかしく、そして謎と殺人。今までの“館シリーズ”とは若干毛色が違う要素もありだけど、「綾辻先生待っていた甲斐がありました!」という一品でした。 | ||||
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いわゆる「新本格」が好きな者として、あえて厳しく評価したい。トリック、動機、ともに、「まさかこんなレベルじゃないよな!」と思っていたとおりのものが示されて、すさまじい衝撃を感じた。オチにも激しい目眩を感じた。最もおそれていたオチがそのまま剥き出しで示されたからだ。他にもいろいろ注文をつけたいところがあるが、もうこれ以上考えたくもない。人によって好みが異なるから、これでイイという人もいるかもしれない。しかし館シリーズにふれて新本格を読みあさり、そして綾辻の最新刊を本当に心待ちにしてきた者としては、若い才能が陸続と現れている今、こんな程度の作品では満足できない。トリックの部分を除外しても、囁きシリーズの香気も感じられない。本当に正直に書けば(正直に書かなければレビューにならない!)、失望した。悲しかった。「どんどん橋」でのトリックにがっかりしたので、次こそは、と思ったのだが。。。次は期待してよいのだろうか。 | ||||
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この人に手抜きはないですな | ||||
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ほんとに待望、早速買って一気に上下読破しました。で、感想は、、上に書いたとおりです。それなりに楽しめましたが、ただ、私は館シリーズは何度も読みたい本(十角館、時計館)と手放してもいい本(それ以外)にわけていますので、それで言うと、手放してもいい、かな、とおもいました。べつに読んで損した、という気はしませんが、星を落とした理由は、やはり、だんだんこの人は「自分のお客さん」向けに書いているなあ、という気がしたところです。今までのを読んでいないとわからない記述がある、というのはシリーズものですからある程度仕方ないとして、描写、叙述方法、人物、といろいろなところで、これまでの作品よりも綾辻行人の作品ならとりあえずなんでも好きです、という人好みにかなりよっているなあ、という気がしました。私自身は館シリーズや霧越邸、殺人方程式などは好きなんですが、囁きシリーズとかはいっさいだめな方なので、よけいそう思ったかもしれません。が、下巻おわりでのミステリーとは関係ないところでのちょっとしたショック?は楽しいので、やはり1度は読みたい、というところです。 | ||||
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「新本格」の始まりを告げた記念碑的な作品「十角館の殺人」を第一作とする「館」シリーズの、実に12年ぶりとなる待望の新作です。 ただ今までの「館」シリーズとはやや手触りの異なる作品になっている印象です。「館」シリーズは人工性の強いパズル的な本格ミステリで、トリックの切れ味に驚かされるのに対して、この「暗黒館」は作者のもう一つの持ち味であるホラー的な部分がかなり色濃くて、「館」シリーズよりも「霧越邸殺人事件」に近い味わいになっていると思います。しかし決してミステリとして弱いわけではなく、綾辻的な仕掛けも満載で楽しめます。 本格ミステリとしての要素とホラーとしての要素が組み合わさった作品で、その融合の仕方は少々いびつでもあるんですが、そのいびつさも含めて綾辻行人の総決算とも言うべき作品に仕上がっています。 | ||||
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全作黒猫館から12年ぶりの新作。割と推理的要素がメインの館シリーズとしては、やや印象が異なり、これは、囁きシリーズか、という印象も受けるのですが、読み終えた後、これは、やっぱり館シリーズだったね、と納得させられます。執筆に8年もかけただけあって、上下巻1300ページ超の分量は、なかなか読むのが大変ですけど、館シリーズファンなら、やっぱり、読んでおかなきゃね、という一冊だと思います。ただ、他の館シリーズを読んでいないと、楽しめない箇所があり、この本だけをみると、推理ものとしては、やや弱い部分もあるので、トータルの評価としては、星ひとつマイナスというとこですね。 | ||||
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待ちに待った館シリーズの続編。読み終わったばかりで、その余韻に浸りつつこのレビューを書いています。綾辻氏のすごさにただ脱帽するばかりです。作品全体に仕掛けられた「からくり」。流れるような美しい文体とそれが生み出す目眩のしそうな独自の世界感。そして最後の大どんでん返し。どれをとっても至極の一品です。もしかしたら、ああだこうだとうるさくいう人もおるかもしれません。しかし、それは野暮というもの。純粋無垢な気持ちで楽しんで欲しいと切に願います。(ちなみに、既刊の館シリーズを読んでいないとこのマジックは楽しめないので、あしからず) | ||||
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館シリーズも7作目。8年ぶりということで期待もされていますが、やはり長い職歴で培った文章は上手い。今までよりゴシックホラーを思わせる雰囲気に、日本古典ミステリを彷彿とさせる設定は読者を楽しませ、満足させてくれるでしょう。まだ謎は始まったばかりです。下巻に流れるように進む方が殆どでは? | ||||
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~ミステリというよりホラーの範疇にはいる作品なのかもしれません。前から思ってたのですが、作者は早い段階で「中村青司」を死んだことにして後悔してるのかもしれません。「館シリーズ」を続行させるにはこの方法しかなかったのかもしれないですね。上下2冊の長編ですが、飽きずに読めます。引っぱり方がうまいです。~~犯人を当てるよりも、「暗黒館」の雰囲気を楽しむ作品だと思います。読みながら感じる違和感を大事にして、用意された仕掛けを味わうのがよろしいかと。~ | ||||
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