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暗黒館の殺人
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【この小説が収録されている参考書籍】
暗黒館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全199件 101~120 6/10ページ
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著者のファンで、館シリーズは以前にほぼ読んだことがあり、久々に!とかなり期待していましたが、残念。 一巻の半分くらいから、うーん、話が進まない、間延びするな・・・と若干しんどくなってくる。 必要以上に繰り返し繰り返しの描写が多いような。 でもきっとこれからめくるめく展開が・・・!と期待して読み進めるも、一向にその傾向は変わらず。 買ってしまったから四巻まで読みましたが、ところどころ飛ばし読みです。 ぎゅっと凝縮して1/4くらいにしてもいいのでは?と思ってしまう。 結末も え!そんなこと? という感じで爽快感なし。 | ||||
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著作渾身の長編小説。 序盤から事件は起こらず、謎めいた雰囲気をたちこませながら、物語は展開します。 謎めいた館に住む、奇形の双子に生気のない少年、それを運命として受け入れている大人たち。 各章で主人公(語り部)が変わるので、注意して読まないと戸惑います。 事件が起こる前のながい序章。 それだけに期待も膨らみます。 | ||||
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著者の趣味思考を反映した雰囲気ばっちりの設定。 難解さは読んでいて感じますが、それも後の伏線と思いストレスなく読み進めることができる。 著者のファンの私としては、館シリーズということで読んだが、特別これをおすすめはしかねる。 なぜなら他にもっといい出来の作品を書いているからだ。 最後は面倒くさくなり、いいかげんに読んでしまった。 ただ論理的つじつまはいちおう合っているので、破たんしているということはない。 謎を解いていくという感じではなく、著者の世界観に逃避するという作品でしょうか? | ||||
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他のシリーズファンの方には賛否両論のようですが いち館シリーズファンとしては面白かったです。作品が長い分 シリーズ特有の読者向けの仕掛けに感付く部分も多かったので ラストはやっぱりね〜っていうのが沢山あり いつもみたいな騙された〜感の驚きは半減…でしたが、シリーズを通しての謎が明かされるっていう部分には驚きました!本格ミステリーではなく、前シリーズ達の原点作品としてお読み頂けと楽しめると思います。シリーズの世界観を壊さない程度に明かされる暗黒館の非現実的な物語や、暗黒館のその後が気になって、続きが読みたくなる終わり方には高評価。最後に、最終部で鹿谷さんが登場してくれて安心しました。 | ||||
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まず、あまりの厚さにビビリました…。 でも、大好きな館シリーズなので楽しみに読み始めましたが、前半長すぎ…。前半というか、序盤? 序盤を読み終えるのに、何度も睡魔に負けて、なかなか進みませんでした…。 そこを過ぎると、けっこうペースが上がったんですが、なんとかならなかったのか…残念。 | ||||
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この作品は実に大作でありました。 なぜならば巻数にして4巻もあるミステリーでしたから。 上下巻、と言う代物は読んだことがありますが 4巻と言うのは初めてでありました。 ですが、その巻数の割には 長たらしい、と言うことはあまり感じず すんなりと読むことができたのは やはり著者の表現力の高さ、 といっても過言ではないかと思います。 …ですが、残念なことに 結末の評価に関して言えば おそらく評価が分かれることとなるでしょう。 いかんせん読者が期待するような 「完全な解決」は見ないのです。 したがって人によって「なんじゃこりゃ!!」 と怒り狂ってしまうかもしれません。 だけれどもこれは 暗黒館そのものが持つ歴史からすれば 相応の展開なのかもしれません。 決して明かされることのない歴史… ある事実にはきっと驚かされることでしょう。 ただし、賛否は分かれる作品です。 | ||||
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この文庫の中ではもしかしたら 重要な要素を持つ作品かもしれません。 前の2巻で謎が謎を呼ぶ展開から一変して 今回は謎がだんだんと表に出される巻だからです。 その事実は… おそらく心臓の弱い人にはかなりきつい グロテスクそのものです。 心臓が弱いと自負しているあなた。 引き返すのならば今のうちですよ? とにかく聞きたくない!! と思わず声を荒らげたくなるような事実の羅列です。 そう、タブー要素が存分に出てきます。 と、言うわけなのでこのレビューでもあえて出しません。 そして、さらに謎が解決するとともに また新たな謎が提示されることとなります。 しかもその事実は明らかに 見てきた事実とは「まったく異なる」 異色のものであるのですから… まだ幾分の謎が残ります。 最後の巻で、どう解決されるのでしょうか? | ||||
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この2巻目になってようやく 本格的に事件が動き出すようになります。 だけれども、それとともに謎が出てくることも確か。 時折出てくる部屋の謎や 玄児の抱えている記憶の謎など さらに増えていく謎、 そしてそんな謎まみれの中、 殺されていく人… ちなみに前の巻をきちんと読んでいれば あるひとつの謎に関しては きちんと出てくることでしょう。 そう、1ヶ所壊れた場所がありましたよね? まだまだ長いです。 でもこの巻はなぜか短めですので ましかと思います。 | ||||
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まず、最初に読むミステリーがこの作品ですと 全4巻もあるので実に死にそうな思いをすることでしょう。 なので別の本のほうへ行きましょうね。 作品としてはまさに影があるというか 謎が謎を呼ぶ、と言う感じです。 この1巻はまだイントロダクションと言う形なので どのように事件がおきるかは明記されていません。 しかしながら最後に提示される 「ある事実」には これから先何らかの出来事が起きてしまう と言うことが予期できますし、 周辺人物の一部に狂気があふれていたり なにやら謎を呼ぶ謎が出てきたりと とにかくいろいろ勘ぐらせてくれます。 やはり「長い」です。 レビュアーである私はこう言う本は苦ではないのですが このページ数は苦痛になる人が多いかも。 なので雰囲気が好きな人は5相当ですが そうでない人は3程度でしょう。 | ||||
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全巻通読しての感想です。 あまりの厚さに尻込みして、 こんなに読むのが遅くなってしまいましたが、 読んで良かった。ほんとに面白かった。 舞台となる“暗黒館”の造形と歴史は まさに“闇”を抱え込んでいます。 住人たちはみな“病んで”いるのですが、 それがただのこけおどしではなく、 トリックと有機的につながっているのです。 トリック自体は実にシンプルなのですが、 枝葉を張って、見事に覆い隠してくれます。 もう、職人技です。 “新本格”の看板はだてじゃありません。 これだけの枝葉を張るためには、この長さが必要だったのだと、 ボクは納得しました とはいえ、トリック抜きで、 その枝葉が楽しくて仕方ないのです。 双子の姉妹の、愛らしさと妖しさなど、トラウマものです。 終盤に近付くにつれ、「読み終わりたくない」と、 思ってしまったボクも、 作者の仕掛けた“闇”に、見事にとらわれてしまったのでしょう。 ボク個人としては、勝手にですが、 今までシリーズ最高傑作と思っていた、 『時計館の殺人』を越えたと思っています。 新書版の星が、やや少なめですが、 ファンゆえの厳しい評価なのではないでしょうか。 好きなら好きなほどハードルは高くなってしまいますからね。 いつも見事にしてやられる、 “幸せなミステリファン”である、ボクが言うのもおこがましいのですが、 読まずにいるのは一生の不覚ですよ。 | ||||
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上巻だけで600ページ超、下巻も合わせると1300ページ近くある超大作です。 こんなに長いミステリを読むのは京極夏彦さんの『塗仏の宴』以来で、その厚さに読む前は結構気合がいるなーと思ってたんですが、終わってみれば1週間ほどで読めてしまいました。 長さの秘密はなんと言っても今作の舞台である暗黒館の巨大さにあるでしょう。4つの建物から構成されているので、単純に考えると十角館や水車館みたいなのが4つ分。建物がでかけりゃ、出てくる人も比例して多い。そりゃ、建物の構造が頭に入る頃には300ページ以上過ぎているのも仕方ありません。 ただ、読んでて不快な長さではなく、そのおどろおどろしい雰囲気を登場人物たちと一緒に味わいつつ暗黒館を歩き回るには、妥当な長さだと思えました。 しかし、内容の面白さという意味では、個人的には館シリーズの平均点やや下くらいと評価します。驚きどころは確かに驚けたんですが、どうも読後のモヤっと感が残るので、その辺をもうちょっとどうにかして欲しかったかな、と。 もし館シリーズファンだけど長さが理由で敬遠しているならば、思っているよりは読み易いので、一読されることをオススメしときます。 | ||||
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人狼城の真似をして、長編にしたのはいいが、綾辻先生の全くの力不足なのではないでしょうか。 そもそも館シリーズは、出来 不出来がはっきりしていますが、満を持してこれなら、もうこのシリーズは止めた方がいいと思います。 | ||||
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この小説、恐ろしく長い。しかもブックカバーには、作者が 「ムダに長いわけではありません。自信作です」という趣旨のコメントが載せられていて、 初めてこの人の作品を読み始めた。 しかし・・・ 新書版の体裁で一ページに2段ずつ文章が書かれている分量で40ページ読んだ感想は、 「ムダに長い」の一言に尽きる。 なにせ、ストーリーの舞台である暗黒館が隔絶された土地であること、本編の主人公が幾つかの事件を体験してきたことを追記する「独白」形式のつまらない文章が意味もなく40ページも続いて、こんどは母親の思い出がはじまる・・・いつ本編が始まるんだ。ふざけるな状態になる。 力量のある作家なら、7ページくらいで前記の舞台設定を書いて、テンポよく、作品の本編を書き始めるだろうに・・・ 作者に力量が足らないとしか思えない。 | ||||
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綾辻さんの作品は初めて読みました。 何でこの作品が最初なんだとファンから怒られそうですが 充分に楽しめました。 レトロな雰囲気が何とも言えず心地よく、昔テレビで見た昭和 サスペンスを思い出しました。 それまでの作品を知っていれば、もっと楽しめたと思いますが 未読の方でも大丈夫です。 かなりの長編なので根気が要りますが、100ページを超えた あたりからサクサク読み進められました。 この作品を読んだ後、評価の高い「十角館の殺人」も読みましたが 人物の掘り下げが充分にされている点、作品の雰囲気など 僕にとっては暗黒館のほうが楽しめました。 | ||||
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ここまで来ても飽きない。頭の中でぐるぐる推理 してみるのですが、なんともしっくりこない。 謎が多すぎると思いつつも きっと最後には 何もかものつじつまを合わせてくれるんだろうな〜綾辻さんは。 と 期待も高まる作品。 | ||||
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やってくれましたよ。ネタバレになるので詳しくは 書けないんですけど… 最期まであやふやだった江南の視点… これがもういい感じ。 しかも最後の最後で…そうだったのか!で落とされ じゃ、次も書いてほしい的な気持ちになります。 後ろの方に謎の建築家の年譜がありますが 先に読まないでくださいね。 楽しみが半減します。 先に読んだのにまったく気づかなかった私です。 | ||||
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先ほど最終巻を読了してレビューを書いています。 ノベルス版の酷評に比べて、この文庫版は(今のところ)好意的に受け取られていますね。 私は元々京極夏彦とか好きなので(ちなみに綾辻氏の後輩として最終巻に寄稿もしています)、 この文庫版全4冊などという長さ自体は苦になりませんでした。 謎の解明を先送りしてもったいぶってるとは言え、文章力もデビューの頃からはかなり上がってますしね。 今回の館の怪しげな雰囲気に酔う事を目的とすれば、悪くはない。 ただ彼は新本格派の先駆けとしてデビュー、そして今までの館シリーズや名作「霧越低殺人事件」など、 本格ミステリ作家として期待されていると思います(特に囁きシリーズではなく館シリーズなので)。 それが今作のメイントリックの出来では、評価が厳しくなるのもむべなるかな、と。 トリックと真相と言う点では、折角の舞台や怪しげな住人たちというアイテムを生かしきれていない、勿体無い作品だと思います。 またどなたかが書いていましたが、まるで「人形館の殺人」+囁きシリーズで、幻想部分の比重が大きすぎる気がします。 ちなみに私個人は館シリーズなら全て手元に残しておく、という人間ではなく、 所謂世間でも評価の高い「十角館の殺人」「時計館の殺人」などと、古本屋行きのそれ以外と分けていますが、 どうやら「暗黒館の殺人」は後者に括られそうです。 | ||||
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文庫で4分冊になる長編です。 この第1巻は、物語を楽しむための準備をする巻です。 暗黒館の概要説明や、登場人物の紹介などに殆ど費やされています。 しかし、退屈することもなく600ページ近くある第1巻を読むことができたのは、読み進めるごとに高まっていく期待と不安が入り交じる感覚、さては予感といったどうしようもない「わくわく感」です。 人里離れた湖の中にひっそりと佇む暗黒館の存在感は、てつもなく大きく、ある意味登場人物よりも魅力的で、読むものを虜にします。 付属の暗黒館の平面図を見ながら読み進めると、ダンジョンを探検しているかのような感覚にさえなります。 日常と隔絶されたこの世界に、いつまでも浸っていたくなります。そういうことで、この世界にどっぷり浸かるのには、このこの位の長さは必要かと思います。 お楽しみはこれからです… | ||||
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高校時代、学校の図書館で私は初めて推理小説なるものを手に取りました。 それが綾辻氏の『十角館の殺人』。 真相を語ったあの一行に衝撃を受け、そこから館シリーズは全て読破しました。 あれから早幾歳…。満を持して出た本作『暗黒館の殺人』ですが、ハッキリ言います。 長い!長すぎるw まあいくら長くたって内容が濃ければ全く問題ないんですよ。それならむしろ大歓迎なんですが、これは違う。 “必然的になるべくしてなった長さ”ではなく、規定量のカルピスを薄めちゃいました的な“間延びした長さ”の印象が強いんですよね。 『時計館の殺人』も長かったですけど、アレは中身がきっちり詰まってたからラストまで一気に駆け抜けられたのに、 これは中盤あたりから飽きがきて(&本作の例の設定ゆえの度々の介入が鼻についてしまって)読み進めるのが苦になりました。 おまけにラストも拍子抜けです。この拍子抜け感は『人形館の殺人』の読後に似てますw 何ていうか…、オチたんだかオチてないんだか解らない、「ここまで来てそれはないんじゃないの!?」って言いたくなるアノ感じ。 シャムとかダリア等わくわくするネタもいっぱいあったのに、単に小説の雰囲気を盛り上げる道具の一つになっちゃってたような気もします。 今までの館シリーズだったら、そういう小ネタ(?)と思われてたものが重要な伏線だったりキーアイテムだったりしたので、 余計に拍子抜け感が増したってのもあるのかもしれませんが。 いずれにしても、長けりゃいいってもんじゃないです。薄めたカルピスを大量に出されても嬉しくないのと一緒。 これが館シリーズの集大成といわれてるみたいですが、はなはだ疑問です。間違いなく『十角館』『時計館』の方が上ですから。 館シリーズが今後どうなるのか知りませんが、次作があるのならギュッと詰まった館に出会いたいです。 | ||||
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はっきり言って、私には面白くなかった。著者の「館シリーズ」をリアルタイムで読んできた者にとって、これはある意味裏切りといっても過言ではない。 読者が「館シリーズ」に期待するものは、なんといってもミステリである。別に本格ミステリでなければいけない、というわけではない。幻想ミステリであろうが、ホラーミステリであろうが、要はミステリであれば、謎とその解決にいたるロジックがあるはずである。 さて、本作にそれがあるか?それなりの謎とそれなりの解決はある。しかし、それは読者が「館シリーズ」に期待する、いわゆる“ある一つの事実で、それまでの概念がひっくり返る”というものではない。 本書はホラー?ファンタジー?何と言って良いのだろうか。しかも、この長さで振り回されておいて、これかよ!と言いたい。近年になって「Another」を書いた著者だけに、これは残念である。せっかく愛蔵版で購入したのに・・・・そして、これに続くのが「びっくり館〜」というのも、なかなかに切ないものがある。 あと何作「館シリーズ」が書かれるのか分からないが、その終焉まで付き合うつもりではある。乗りかかった船、というやつだ。だから、著者にはもっとハイテンションで、評論家諸氏の批評など気にせずに、本格テイストの濃い「館シリーズ」を書いて欲しい。 とりあえず、期待はしている。 | ||||
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