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殉霊の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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谺健二のみならず、いわゆる新本格世代の最高傑作の一つと、あえて断言する。出世作である「未明の悪夢」よりも前に鮎川哲也賞に応募し、候補作に入った作品の改稿作であり、それだけ思い入れの強い作品なのだろう。事件は、ある芸能プロのビルからアイドル歌手が自殺未遂の後、失踪し、数日後バラバラ死体で発見され、その後追い自殺が続出。その謎を追う女性2人を軸に、サスペンスフルな物語が展開し、息つく暇を与えない。後半に入り、どんでん返し、驚愕の連続。トリックに関しても、島田荘司流本格ミステリの水準値を超えている。しかし、本作の価値は、それを超えた部分にある。終盤の後追い自殺の真相は、ある意味でアンチミステリ的であり、人間の生死の本質にすら肉薄する力がある。優秀なミステリでありながら、ミステリを超えた普遍の文学としても成立している。実在の事件を素材に取込んでいる点は他の谺作品と同様だが、虚構と現実の融和が巧緻で違和感が少なく、作品としての完成度も谺作品中、最も高い。再読に堪える、印象深い名作。何故これほど冷遇されているのか全く理解できない。 | ||||
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