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西の魔女が死んだ
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西の魔女が死んだの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全513件 361~380 19/26ページ
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世間では評判いいのと、映画化するというので、読んでみたが少し退屈だったかな。。。 最初は非常に眠かった。 ただ、共感できる部分は多いです。(魂の話、魔女修行の基礎の部分など) 最後の終わらせ方は感動できた。ラストの為に途中の退屈さを耐えた感があります。 | ||||
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本の帯には「読者が選んだNO1」とか「最後の3ページは涙が止まりません」とか書いてあったが、全く何てことなく、一体この本は何なのだろう…と全然感情移入できなかった。 私の心が荒んでいるのだろうか。 もう少ししたら映画化されるとのことだが、このあらすじで映画が作れるのかが逆に心配になる。スカスカの内容なので、本とは全く違った展開を組み入れないと無理なような気がする。 魔女の話でSFというわけでもない。 しかしおばあさんのライフスタイルや近所のおじさんとの生活感あふれる「自然」のと触れ合いにも少し共感が持てるが深くはない。 いったい作者は何を一番訴えたかったのだろうか。 登場人物すべての描写が表面的で薄っぺら。これでは感動できない。そうだ、すべてにおいて薄っぺらい。 隣のトトロの方が数倍夢があり面白い気がするが…。 | ||||
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本の帯に「最後の3ページ、涙があふれて止まりません」というのを見て、手に取ったが、実際には特に泣く場面も無く、いつの間にかお話は終わっていた。 つまりストーリーは特に凝ったところも無く、ごくあっさりしている。したがって、消化のいい物語ではある。が、物足りなさも感じざるを得ない。 さらっと活字に触れたい方にお勧めかな。 | ||||
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タイトルから想像するのは「オズの魔法使い」。本作は少女とそのおばあちゃんとの交流の物語。まずおばあちゃん(西の魔女)の語り口が素晴らしい。そしてイングリッシュガーデンを想像してしまう、おばあちゃんの家も素晴らしい。我々読者の頭にそのお庭が浮かんでくる。そしてそこで作られる、様々な料理。とてもおいしそう。ジャムなんかはもう、涎がたれてくる記述です。そんな中で、少女は死を学んでいく。死を学ぶということはつまり、生きることを学ぶのである。おばあちゃんは少女に生きることを教えたのである。そしてラストシーンでそのことを少女は知るのである。 | ||||
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教科書に載せればいい。 毒が無さ過ぎて何度も寝てしまった。 ただ、話しそのものは悪くないので 若い世代にはいいのではないかと思う。 私の場合、この作品を楽しむには歳をとりすぎた。 本編の続きの話しは面白かった。 | ||||
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不登校になった中学生の女の子「まい」は、喘息の治療を口実に山間のおばあちゃんの家に預けられます。イギリス人のおばあちゃんは今で言うナチュラルでエコな暮らしの実践者で、自分には魔女の血が流れていると言い出します。自分も魔女の子孫であるのなら、雑音の多いこの社会を生き抜いていけるかも知れない。そう考えたまいは、おばあちゃんに魔女修行を申し込む。その日から数週間のおばあちゃんとまいの物語です。 英国の伝統的な暮らしを異国で頑なに守るおばあちゃん、母親に反発して家事より仕事に精を出すママ、流行ってるかどうかが物事の視座のパパ、年頃の女の子が学校で踏む手続きに抵抗を感じる孫娘。なげかけるテーマは私たちの生きる現代を何層にも切り取る大きなものですが、そこには説教臭さもなければ、切実さもない。あるのは爽やかな読後感。そして最後に訪れるカタルシス。 人生に大切なことをこんな軽やかに教えてくれる作品はそうないのではと思います。 私は、梨木さんの英国留学中の下宿屋での日々を描いたエッセイ「春になったら苺を摘みに」がかなり好きなのですが、フィクションもノンフィクションも両方うまい作家に久しぶりに巡り会いました。端正で磨き抜かれた文章を書く方です。 | ||||
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久々に「美文」だと思えた筆者の文章―豊かな形容詞と擬態語・擬音語に出会える。行間を「読ませる」技のパレードにも脱帽。 コンセプトは明解。 ―魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも、希望も、もちろん幸せも― 主人公「まい」の自我の芽生えと成長、そしてそのプロセスにおける葛藤を、「西の魔女」こと「まい」の祖母が見守るという、ちょっとジ○リ映画に似た人物構成とストーリー展開です。「死」という現象を、「生きる」という肯定的な日常の積み重ねの延長線上に見事に位置づけている。ファンタジー的要素もあり、大人でも楽しめるだろう。豊かな形容詞と擬態語・擬音語を織り込んだ本書を読んでいると、登場人物の日常の細々とした出来事や自然美が、色彩を伴ってよぎるようだ。 不覚にも大いに感じ入ってしまった「まい」と「西の魔女」の会話を以下引用しておこう。 「わたし、やっぱり弱かったと思う。一匹狼で突っ張る強さを養うか、群れで生きる楽さを選ぶか・・・・・・」 「その時々で決めたらどうですか。自分が楽に生きられる場所を求めたからといって後ろめたく思う必要はありませんよ。サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、だれがシロクマを責めますか」 | ||||
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人間に生まれてからには、誰しも一度は人間関係に悩むはずだと思います。この作品の主人公であるまいも例外ではなく、中学校に行けなくなってしまいます。お母さんもイギリスの血が入っていてハーフで、色々日本の学校で苦労をしたことが窺えます。だからまいのことを、感受性の強い子とゆうふうに、一言で片付けてしまっているようです。とりあえずまいは、おばあちゃんちでしばらく暮らすことになりました。そこでの生活は、豪華とゆうよりも素朴な生活で、魔女のレッスンをしたりしながらも自給自足生活を楽しみ、少しながらも元気になってゆく。そんなストーリーに出てくるおばあちゃんの言葉に私なども救われる事もあります。そのままでいいってゆうこと、意外と忍耐の必要なことですが、大切なんだなーって教えてくれます。 | ||||
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ストーリーはたんたんと語られる。だれもが経験できる日常。けれど、ちょっとだけ贅沢な日常。 強い意志の力を養えば、本当に見たいものが見られる。それは覗き見、ではないなあ。真に世界を体験する、ということか。自分にとって、本当に必要なもの。本当の意味で、何かを知る、ということ。知ることを重ねて、すぐに答えがでるわけではない、それが、魂の修行、ということなのか。思い込みで判断しない。形が現れるまで、判断を避ける。頭を自由な状態にしておく、ということ。 魔女には見える、人に見えないものが見える。そこに魅力を感じるか感じないかで、またひとつ生き方が変わってくるようなのだ。 | ||||
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おばあちゃんと孫娘まいちゃんとの交流を描いたシンプルな本です。特に事件が起こるわけもなく、平易な言葉でその様子が綴られている。 おばあちゃんの言葉の一つ一つに、まいちゃんを生きやすくする魔法(知恵)が込められていて、おばあちゃんの愛情を感じました。 おばあちゃんは、魔法という言葉で孫に心の強さを教える。 まいちゃんが、おばあちゃんとの生活から自分の生活に戻り、おばあちゃんと疎遠になっても、おばあちゃんはまいちゃんのことを遠くから見守っていたのですね。 オバアチャンノタマシイ、ダッシュツ、ダイセイコウ という走り書きから おばあちゃんは孫との約束をずっと覚えていて、自分が死んでもまいちゃんが悲しまないようにと思いやるの気持ちが伝わってきて、とても温かい気持ちになりました。 読み終わった後、このあばあちゃんの深い愛情に目頭が熱くなりました。 あばあちゃん大好きといえるまいちゃんの素直さが可愛らしい。 シンプルで平易な言葉で描かれてますが、扱っているテーマは深く、心に残る素晴らしい物語です。 自分が小学生の頃に読みたかったです。 | ||||
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この作品の良さは、読んで、泣いて カタルシスを感じられる、とか そういうところではない。 主人公の"まい"と西の魔女こと"まい"のおばあちゃんは、 気まずく別れたまま、おばあちゃんは亡くなる。 "まい"が嫌悪する隣家のゲンジさんの素行は、 怪しいまま謎は解けない。 つまり、この作品は非常にリアルな現実を 描いているのだ。 だからこそ、西の魔女が孫に諭す言葉が 輝いてくる。 魔女は言う。そういう疑わしい出来事に 決して振り回されてはいけない。 毅然とした生き方をすること、 修行を積まなくてはいけないのだ、と。 感情に支配されて人や物を傷つけることへの 静かで強い異議を訴えかけてくる 密度の濃い作品である。 悪魔はいる、と言い切るおばあちゃんの 言葉の意味は、生きる苦しみを知っていて、 苦い経験から何かを学ぶことの出来る 人にだけ、深く響いてくると思う。 | ||||
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娘に「死んだらどうなるの?」 と質問されたときに、自分はどう答えるだろう? そんなことを考えた。 生きることを教えるときに「死」はさけられない。 何度もかみ締めて読みたい本です。 | ||||
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書店で「店長オススメ!」だったので買ってみました。 恋愛ものやSFものみたいなグッと心惹かれるものやドキドキ感はないけれど、 ほのぼのとした平和な日常の中でジワジワと追い詰められていく感があって良かった。 タイトルに惑わされてSFやファンタジーなのかと思いきや、 普段の日常生活で出来る知恵がこめられていたりするので、 イライラしがちな今の時代には合うのかも。 最後の3ページはぜひ読んで欲しい! | ||||
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なんと優しい、温かい文章なのでしょう。それは、ちょうどまいを見る祖母の目のようです。 喘息、登校拒否の女の子。都会の学校の人間関係に疲れた女の子。彼女が自然の中に、自然と同化したような祖母の懐の中に入った時、自分の頭で考え、自分の足で立つようになりました。それは、彼女の「魔女修業」でした。 このまいに語りかける祖母の言葉は、現代人がどこかに忘れてきた大切なもののように思えます。そして、今もさがしているもののようにも思えます。 優しい語り口が胸に染みとおるような素晴らしい作品です。 | ||||
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シャーリー・マックレーンの娘さんが西の魔女を演じるとの 大きな特集を読売新聞で読み、この本を読んでみることにしました。 児童書でもあるようですが、40台半ばにさしかかった私には、 主人公の中学生の気持ちも、その母親の気持ちも、そして 主人公の祖母の気持ちも、どれもが手に取るように理解できました。 読みやすく、描写も文体も美しいです。 「おばあちゃん」の 一言一言がものすごく大切なことをさらっ、と言っているので、 何度も読み返してしまいました。 テーマはとても奥深く、スピリチュアルで、人がなぜ生まれて なぜ苦労をしながらも生きていくのか、本質をついていました。 読みながらも目頭が熱くなりましたが、読み終えた後は、自分でも 理解できないぐらいわんわん泣いてしまいました。 心の豊かさがどのようにして育まれるのか、経済的に余裕がなくても、 母親として子供にしてあげられることの中で、何が一番大切なのか、 あらためて確信した次第です。 物を沢山持つことが、文化ではないことがよくわかる一冊です。 | ||||
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まいがおばあちゃんに言う。 《「パパは,死んだら,もう最後の最後なんだって言った。もう何もわからなくなって自分というものもなくなるんだって言った。もうなんにもなくなるんだって言った。でも,わたしが死んでも,やっぱり朝になって太陽が出て,みんなは普通の生活を続けるのってきいたら,そうだよって言った」》(115頁) 自分が死んだ後の世界像……確かに,中学生がストレートに向き合うには重すぎるテーマかもしれない。 上記のパパの回答は,死を恐れる娘の気持ちに対する配慮が欠けてはいるものの,概ね正解なのだろうし,実は,私も娘に聞かれればそう答えると思う。 でも,世の中に真実は一つだけではないから,これとは違うおばあちゃんの回答も嘘ではないのだろう。実際,おばあちゃんは……以下は実際に本をお読みになって,感動してもらいたい。 | ||||
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この本のタイトルを見た時に『魔女の話?!』 と単純に手にとりましたが、西の魔女とは母方の祖母(イギリス人) の事でした。 本の後ろの内容を見て、迷いましたが・・・ 実際に読んでみるとお気に入りの1冊になりました。 登校拒否になった娘まいは祖母の家に預けられます。 その家が本当に素敵なんです! まさにスローライフ。 イギリス人が育てそうな花や作りそうなジャム等 想像してて楽しかったです。 また何事にも動じない魔女(祖母)の言葉の1つ1つが 本当に素敵です。 読んで損はナイとオススメします。 | ||||
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夏は私にとってすごく特別な季節です。まいと同じように、私もこの暑い夏に、大切な人を 失いました。おばあちゃんは死んでしまってからもなお、まいに生きる勇気をくれています。 ずっと前に2人が交わした約束。まいが立ち直るためのメッセージ。 もう1度「大好き」って言うための、大事なメッセージだったと思います。 心にずっと残る本でした。 | ||||
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1.5時間あれば読めます。西の魔女はイギリス人のおばあちゃん。ごく普通のおばあちゃん。不思議なことに動じないことと、自分が体験することを自然に受け入れられるところが、やっぱり普通の人とは違うのかもしれません。 まいが登校拒否するようになって、ママが自分の母の家に娘を預けた時のことが綴られています。西の魔女は、「意志の力。自分で決める力、自分で決めたことをやり遂げる力」がいちばん大切と説き、「一見不思議な体験を後生大事にすると、次から次へそういうものに振り回されることになります」と注意し、「外からの刺激に反応しない」と諭しながら、まいにいろいろな知恵をさずけます。 最後の方でまいはおばあちゃんと衝突し、それをひきずったまま、魔女は死んでしまいます。でも最後の最後で、大嫌いなゲンジさんに対するわだかまりが消え、死んだおばあちゃんから、大事な贈り物をもらいます。簡単なストーリーですが素敵に仕上がっています。 誰でも自分次第で魔女になれることがこの本のメッセージだと思います。そして、魔女とは素敵な人生を過ごすことだと作者は伝えたかったのではないでしょうか。 | ||||
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舞台は日本のはずなのにどう考えても作中の描写は北欧の田舎と言った感じ。作者の趣味だろってぐらいに余計な花の知識やジャムなんかの作り方が出てくる。特に花に関しては注釈もなく聞いたこともないような花の名前が頻繁に出てきて情景を想像しにくい。 登場人物の設定もおかしい。特にゲンジさんはおかしい。魔女の夫によくしてもらったと最後で話す一方、中盤では魔女のことを「外人」と呼んでいる。仮にも世話になった人物の伴侶に対しての言葉ではない。あまりにもつじつまが合わない。 そしてラストの展開は、映画好きなら「それはいくらなんでもベタ過ぎだろ」と口に出してしまうのではないだろうか。既に分かりきった展開に話が進んでいく様はある意味圧巻。あざとくラストページを、二行で終わらせる手法も圧巻。 唯一、利点はすぐに読めるということ。なんかの賞も受賞しているので、読書感想文にはもってこいの作品だろう。それに世代や性別や環境が違えば本はどんな作品にもなりえると思うので、読んで損をすることはないだろう。時間もかからないし。付箋いらね。 | ||||
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