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神器-軍艦「橿原」殺人事件
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神器-軍艦「橿原」殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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ジャンルを指定しようとしたら、とても難しい作品。 タイトルに惑わされて、推理小説として読み始めたら、最後に肩透かしを食らわせられます。 個人的に”ツインピ−クス”を、その雰囲気に思い出しました。 作品世界は、パラレルワ−ルド的な、フィクションの世界。 ヤマト出航をダミ−にしてまで、遂行すべき作戦とは? 分かりにくい表現を、使い、現実感をことごとくそぎ落としてこそ表現され、説得力を持たせれる、戦争の狂気。 そう、戦争遂行の狂気こそが、この作品世界であり、その狂気が、狂気であるほどに、その愚かさが強調されている。 | ||||
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奥泉作品共通の時空を超えた展開、めまぐるしい物語。好きな人は付いていけるが嫌いな人は途中で投げ出すのではないか。多少奥泉作品の免疫がないと難しい。 | ||||
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奥泉作品ならではの時空を超えた物語ではあるが、奥泉氏と同世代の自分からみて戦争に対する認識が甘いのではないかと思う。繰り返し亡霊たちの独白が語られるが、ちょっとねと思うことがしばしばあった。単純にSFミステリー仕立てとしたほうがすっきり行ったのではないかな。 | ||||
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日本右翼の矛盾を悪ふざけしながらよく突いている。半世紀前だったら確実に不敬罪でとっ捕まっているだろうなってレベルの悪ふざけ。笑いのつぼは人によって違うだろうから、パロディの面白さは保証できないけど、滑稽な国粋主義も今現在、戦争している国では現実的なのかもしれないと思うと考えさせられるものがある。また、国内で流行している「ウヨク」に対して、日本右翼の矛盾点を突きつけているようでもある。 天皇との関係、実社会から乖離した場所で精神論へ特化している様、議論のすり替え等の矛盾点をよく突いているのだけど、少し論点から外れて、だらだらとしている部分は、全体が難解だけに万人にはウケないだろうな。このテーマについて言えば、痛烈な問題提起もおふざけ度合いも、生業としている浅羽通明の方が一枚上手だ。 | ||||
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