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インコは戻ってきたか
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インコは戻ってきたかの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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“究極のハイクラス・リゾート東地中海の真珠キプロス島”女性誌の編集部員響子の海外取材は、このキャッチコピーのようにいくはずだった。だが実際は限られた予算と日程をやりくりする、カメラマンとの二人旅。そして風光明媚で文化遺産に恵まれた島は、民族と文化が複雑に交錯する紛争の地でもあった。39歳、夫も子供もいる女に訪れた、束の間の恋。 | ||||
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恋というより、単純にいわゆる「欲求不満」で、「冒険」というよりハプニングに巻き込まれ。じゃないかなあ。という気がしないでもなかった。で、極限状態による吊橋効果が発生した。と 「ハイソな女性誌」のお仕事に「報道」スジが来たらウザいだろーなー。と。 何となく、「お気楽」路線の女(←お仕事だから当然なんだが)が、「殊更に厳しい現実」経験ありの男に、啓蒙教育されました。って感じに思えてしまい、今イチ乗れなかった キプロスの中の事情部分は楽しく読んだ | ||||
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篠田節子氏の大ファンです。 本作品は、キプロスにおける取材の中で、檜山と主人公の行動が少し不鮮明であり、修道院の記載、囚われの身になった際の 当たりの記述に少し不満が残りました。 | ||||
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篠田節子は,きっと作中本人も無自覚であろう内面描写を徹底して行い,とことんリアルな人物像を描きます。だれだって現実に倦んで毎日を過ごしているものなので,登場人物のぼやきと読者の不満が一致すると爆発的な共感をよびます。篠田節子の直木賞受賞作のおんな達のジハードはまさにその点で成功した小説だったのでしょう。本書の主人公はそれより少し上の年代の女性です。39歳のキャリアウーマンと同行したさえない雰囲気のカメラマンの親密になってゆく過程と異国での冒険をえがく小説です。ぐいぐい読者をひっぱり終いに主人公に救いをあたえるところなど,ねらった読者は離さないという著者のプロ根性が感じられます。非常に楽しく読んだけれども,読後感がすぐれませんでした。いい話をよんだなぁとしみじみできないのです。もう少しリアルをうすめて,人生とか愛情とかに暖かな視点があったら,39才の主人公に厚みがでたのになぁと少し残念なのでした。 | ||||
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