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百年の恋
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百年の恋の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 21~32 2/2ページ
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物語の出産シーンを境に、前半と後半の内容が変わったように思いました。「あとがき」を読んで、この物語が合作であったことを知り納得。この部分に違和感を覚える人もいるかもしれませんが、それを除けば、現代社会の結婚・妊娠・出産・育児・共働きなどに関する問題点を豊富に織り込んだ小説であることには間違いないと思います。この小説の中では、あらゆる立場の登場人物が、その立場なりの価値観を持ち発言をしています。その発言を通じて、現代の男女共同参画社会の様々な問題(性差、年代差、職業差によって問題もいろいろ)が浮き彫りになり、ごった煮の形になっています。ですので、これを読む読者の立場や価値観によって、この小説の面白みや、登場人物への共感度は変わってくると思います。それこそ、男性が読むか女性が読むかによって、読後の感想やポイントが違うかもしれません。ただ、感度の良いアンテナを持っている人には、びんびん響く小説だと思います。また、作中の育児日記は赤裸々であり、経験者でしか書けないリアルな内容です。それを読むだけでも圧巻。妊娠9ヶ月でこの小説を読み、その後育児休暇を取得した私としては、読み応え十分の1冊でした。 | ||||
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篠田氏の作品はとても好きです。しかしこの小説はテーマが恋愛、それとも結婚、いや、育児なのか・・・よく解らず残念です。力量はあるので最後まで読ませるのですが、子どもが生まれる前と後で別の話のように思えます。ただ子育て真っ最中の自分には、共感できる部分も多々ありました。 | ||||
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読んでいて「もう散々」と何度も思ってしまいました.リアルに「女」を頑張り過ぎない仕事を持つ女性を描くとなんで,最悪な企業戦士男のカリカチュアになるのでしょうか?バリキャリ女とオタク男の恋愛小説というよりも,未成熟な男女が子供をつくった恐怖小説の趣です. | ||||
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キャリアウーマンと結婚した主人公が、主夫業を担う。でも、専業主夫になったわけではなく、時間の融通が利くフリーライターの仕事は続けていく。現実に、子供を生んでも仕事を続ける女性は、時間の融通が利く仕事を持っている人は、少ないと思います。比較的、子育てしやすい環境に置かれている主人公でさえ、同僚の女性からのバッシングなどを受け、ショックを受けたりしていますが、現実にフルタイムで働く女性は、これよりももっとひどい環境なのです。旦那さんは、子育てを奥さんに任せっぱなし。「子育てができないなら、おまえが専業主婦になればいい」と自分が負担するというようなことは、考えにないのか、そんなことを簡単に言ってのける。現実には、この主人公より、もっとあなたの奥さんは苦労しているのかもしれません。子供がいても働かざるを得ない女性の立場をこの本を読んで男性に分かって欲しいです。キャリアウーマンで(だからこそ?)家事が何もできない主人公の奥さんこそ、家事・子育てをまったく手伝わない仕事一筋のあなた(男性)そのものなのですから・・・。 | ||||
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とびきり美人で頭脳明晰なエリート銀行員梨香子が年収二百万の売れないライター真一と結婚することに。この奇跡のような成り行きに当の真一は夢みるような心地だが、実は世の中はそんなに甘くはない。なんと梨香子は情緒不安定な家事能力ゼロの、真一に言わせれば「男のようなだらしない女」だったのだ。いかにもコメディーという感じで始まる物語だが、実は本書は現代日本が抱えている男女の役割、結婚のあり方、など大事なメッセージが数多く含まれている。妻の代わりに家事全般を受け持って不平不満タラタラの真一を物語の後半に編集者秋山が諭す場面には拍手!これぞすべての女性が男性に理解して欲しい真実ではないだろうか。この本は既婚の男女はもちろんのこと、これから結婚を考える若い男女のすべてに読んでもらいたい。そしてこの本を通して自分たちがいかにバランスよくお互いをサポートしていけるかを考えるようになってもらいたい。 | ||||
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家事が全然出来ない美人キャリアウーマンと、年収200万の夫。設定のちょっとした工夫で、家事や子育てがどんなに大変なものかしみじみと分かる。NHKのドラマを見て買ってみたのだが、川原亜矢子はまるっきり適役。いったんテレビを見ると、あの梨香子は川原亜矢子イメージ以外ではこの原作を読めなくなった。妊娠出産のイメージは原作のほうがはるかにリアルであった。ともかく楽しんであっという間に読める本ではある。 | ||||
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バリバリのキャリアウーマンの梨香子が家のことは片付けから何から何までさっぱりできないどころか、不潔でさえあるというのが、真一に分かったのは結婚後だった。こういう展開はよくあるパターンかもしれないが、この本は真一の心情がありありと伝わってきて、とにかく読むことをやめられなかった。不潔な梨香子を最悪ではあるがどこかかわいいと思ってしまうのは、私が女だからだろうか?是非男の人のも読んで頂いて感想を聞きたい。ただNHKのドラマ化で、真一を筒井道隆さんが演じるそうだが、ちょっとかっこよすぎない? | ||||
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キャリアウーマンしかも年上の彼女と付き合った人は真一に感情移入できるはず。私もそんな一人でした。ページが進む度に、そうだよなキャリアウーマンってそうだよなと納得しながら、何度と頷いたことか。でも真一が鬱積していくのは、梨香子だけの責任なのだろうか?子供産んで育てるのが女性の役割、家庭を守って家の外に働くのは男の役割という価値観が崩れている今、結婚・恋愛の価値観も同じように変わろうとしている。この本はそんな流れからでてきた一つの作品だと思う。結婚を考えている人、恋に悩む人、育児に悩む人、育児をしたことがない男性、私のように年上の女性の彼女を持つ人、キ!ャリアウーマンの女性に是非読んで欲しい一冊です。 | ||||
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フリーライターの真一は、女性管理職への取材で知り合った梨香子に一目ぼれし、2人は急激に親しくなり、真一は知り合って僅かながら思い切って結婚を申し込み、結婚することとなった。真一の年収の4倍以上の収入の梨香子だったが、家事は全くできず、早くも結婚を後悔する真一だったが、妊娠が分かり、2人のドタバタはより一層激しくなることに。更に仕事を休むことができない梨香子、そしてその梨香子のストレスの激しさを耐える真一だが、出産後も様々な問題が……。 物語は性格も年収も全く違う男女が、知り合ってから結婚・出産・育児を経験していく中での様々な問題を小説としたもので、物語の中で主人公でもある真一がメールマガジンで育児日記を書いているのですが、その育児日記は著者名にも書いているように、青山智樹という人の育児日記をそのまま使っていて、実際の男性の育児日記を元にして物語が作られています。実際にこのようなカップルも実在しそうですし、単なる恋愛・結婚物語ではなく、その後の男性の育児や家族のトラブルなどを物語としているのは現実味があって、非常に面白かったです。また物語の中での2人の主人公の仕事上の出来事や、互いの会話なども実際にありそうで、つい自分が物語の真一だったら……と考えさせられましたし、共感できる部分も多かったです。 | ||||
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と、この本を読んで思いました。男性はおむつ替えるだけでいいパパ、女性は家事、育児が苦手だけで人格破綻者みたいな扱いでいいのかしら。それじゃ働くママは浮かばれない。得意な方が苦手な方をサポートすればいい話しなのにこれじゃ全く希望が見えません。 | ||||
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私は子供はまだですが、主人公真一の妻:梨香子のように働いています。これから出産&育児をどうやって乗り越えていくのかなぁ、と漠然とした不安を持っていましたが、この本の奮闘記を読み「私だけじゃないんだなー」という共感が得られ、なんだかとても励まされた気分でした。働く女性、、なんてかっこいいけど、きれいごとだけじゃない。それをこういう形で世に呈してもらえて、私はとても心強かったです。自分だけが特別、などと気負わず、これからの女性たちはみんな開拓者。だからみんなで新しい生き方を楽しみながら、21世紀も乗り切っていきたいなと明るい気分になれた1冊でした。 | ||||
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後書きに篠田節子の周りの女性が「あのモデルは私ですか?」ってみんな聞いたって書いてありましたが、まさにその通り。私のことのようでした。女性であるっていうだけでの家事と仕事の両立はたくさん!ってカンジ。私自身は未婚なんですが、あるイミで結婚にも子育てにも後ろ向きになってしまった1冊です。 | ||||
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