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第4の神話
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第4の神話の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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…が、柚香にしてみりゃ「大きなお世話」じゃないかなあ?と、思わないでもなかった。 身もふたもないですが、輝かしかろうが、虚しかろうが、本人死んじゃってる訳だし。 「5年もたない」ってのは「生きた証し」的な事じゃなくて「責任感からの身内の経済の心配」の方向じゃない? ヒロインが「ライター」さんなんで、「書き手、作り手としての自負」みたいな、それこそ「視点」の違和感が強かった。 話自体は楽しみました。 | ||||
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森遥子の小説は2冊しか読んでいないし、どんな人生だったのか知識が全くなかったので、私にとって夏木柚香は安井かずみを連想させました。夏木=森にこだわらないほうが面白く読めるかもしれません。篠田さんの本はいつも凄く読みやすいので短時間で一冊読めてしまうのですが、小説内の夏木柚香作品と違って後を引きます。ただ、この小説のラスト、何となく無理矢理希望を感じさせる終わりにした感があって、ラスト部分はちょっと好みではありません。主人公の小山田さんが都会で一人奮闘してきた十数年に対するご褒美なのかな?緒方倫があんなに速攻でノリノリになってくれる(先入観なく夏木作品を読んだから、なんだろうか?)と、棚ボタ感が強くて・・・小山田さんの家庭の事情はもう少しおいといて、「夕凪」上演まで、また一波乱があって、小山田さんには最後まで奮闘!して欲しかった。親の介護問題が独身の子供には大きな問題であるのは事実だけど、一定の収入が見込める独身の子供って老親にとっては「自分の家族」を理由に介護をないがしろにする既婚の子供より余程頼りになるんだし、そんなに悲観したもんでもないんですから、実家問題に頁数かけ過ぎでバランス悪く感じました。 | ||||
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私もこの本を読みながら、密かにこれは、森瑶子さんのこと・・・!? と思っていました。ただ、これはあくまでも推測ですが・・・。 (美貌、と書かれていたので、違うかなと思ったのですが・・・。)主人公の人生とバブルの女流作家の人生が交差し、 中盤までぐいぐいと惹きつけます。ただ、後半から終わりにかけて、すっきりしないものを感じました。エンディングも、個人的にあまり納得 できないものでしたが、こういうこともあるんだな、と 視野が広がった気分です。謎は謎のままでも良いのかもしれない、というのと、 これじゃあ、あんまりだ、というふたつが混じりあった そんな不思議な読後感がありました。 | ||||
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篠田作品は、しばしば読者に体力を要求する。そんな中で「第4の神話」は、あまり消耗せずに読める。モデルとして想起させられる人物への配慮か、いつものグロテスクな演出はなりをひそめているからだ。それに加え、語り手の万智子が常識人であり、小さいながら前向きのエネルギーに駆り立てられているからだろう。彼女は、ライターという職業に幻想も抱いていないが、それなりの矜持がある。「きちんとした仕事」をすると評価され、自分の名前でノンフィクションを出すという夢さえ暖めている。彼女のそうしたプロ意識は本書を読み進めていくうえで適度なドライブ感をもたらし、快感でさえある。ゴーストを要求される場面で万智子があっさりと妥協するのも篠田さんらしいリアリズムの徹底だ。こうした場面で行過ぎた葛藤が描かれると疲れるし、リアリティを失って読者は共感できなくなる。 主人公の思い込みが一枚ずつ剥がされていき、早逝した「バブル作家」の実像が最後にやっと焦点を結ぶ過程を追った描き方は、「贋作師」「カノン」「聖域」など一連の篠田作品と共通し目新しくない。文中に全く違った文体で「バブル作家」の文章が引用される書き分けのテクニックも素晴らしいが、「聖域」ほど読者を圧倒しない。 篠田作品では使い古された手法が安易に使いまわされているといえばそれまでだが、例えば能とコンテンポラリーダンスのコラボレーションで演出される彼岸と此岸の重なり合うモチーフは、篠田作品の通奏低音であり、次はどのような装束をまとって演じられるのかが楽しみである。 | ||||
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篠田節子は「女性の生き方」をテーマにした作品をいくつか書いているが、これもその系統に属すると思う。 華やかな女性作家の作り上げられたイメージの底にある本当の姿とはなんだったのかを、女性ライターが調べていく・・・というストーリ。 女性作家の「神話」となるほどのカリスマ性という前提が、いまいちうまく伝わってこず、ライターの思い入れが分かりにくかった。 篠田節子ならもう一ひねりほしいと思ってしまった。 | ||||
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