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1973年のピンボール
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1973年のピンボールの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全135件 61~80 4/7ページ
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ピンボールと双子の女性との生活の物語である。 また、次の小説である「羊をめぐる冒険」のエピローグでもある。 デビュー作と同様に、タバコと酒と女が現れる、出口のない作風である。 | ||||
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やっぱり日本語の方が乾いた感じが伝わるな~。クールなんだけどね! | ||||
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帯び、カバーに思った以上に日焼け、擦り傷、汚れがひどく不満足。 | ||||
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1枚だけ製本から1mmほどずれていて、そこだけ飛び出していました。あとは問題なしです。 | ||||
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1973年のピンボール。最初、このタイトルからどういった物語が繰り広げられるのか、全く想像がつきませんでした。村上春樹さんが創り出す世界観はかっこいいなあ、と思いつつ、普通に本書を読み進めていくと、途中からみるみる話がタイトル通りピンボールに引き寄せられていきます。そして、本の最後の方で、主人公とピンボールが対面するシーンがあるのですが、そこでホロリと涙をこぼしそうになりました。主人公や彼をとりまく登場人物たちには悲劇的な展開もないし、なんで泣くのか自分でも分かりませんでした。しかし、ふと泣きそうになったのです。こういった自分の素の心に語りかける村上春樹さんの文章の凄さを、自分は本書を通じて初めて感じる事が出来ました。 | ||||
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「ぼくと鼠もの」シリーズ第二弾です。 デビュー作である風の歌をきけを読まずとも大丈夫だとは思いますが、それでも読むに越したことはないので、先にそちらをオススメします。 結構、地味な作品のですが、ぼくがピンボールの彼女に語りかけてる場面や鼠がジェイに別れを告げるシーンなど印象的です。 | ||||
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「風の歌を聴け」読み始めて、順序が逆であることを知った。 「風の歌を聴け」、「1973年のピンボール」、「羊をめぐる冒険」の順で書かれ三部作と呼ばれているらしい。 ここに、「僕」と「鼠」の原点があった。 これから読む方は、この順で読む方がよいだろう。 **読後のレビュー** アパートの部屋には電話がなく、大家の電話を取り次いでもらう。 自分の学生時代を懐かしく思った。 とても心地よく読むことができた。昨今の村上春樹文学につながるものがある。 長いプロローグで始まる。 登場人物は、僕、主人公だ。そして鼠、これも主人公だ。「僕」と鼠はジェイズ・バーのピンボールマシンでつながっている。 ジェイズ・バーのジェイ、鼠の彼女(中古のタイプライターを譲り受けたのが縁だ)、(僕の昔の恋人)直子、僕の共同経営者、事務の女性、大学でスペイン語を教えている講師くらいだ。 忘れてはいけない、僕には双子の同居人がいた。 名前がわかるのは、直子ぐらいだが、エピローグに一度登場するだけだ。 エピローグにもう一人いた、金星人の彼だ。彼は、金星に帰ったのだろうか。 内容を話すのは、むつかしい。 村上氏のストーリーにはよくあるが、この小説でも二つのストーリーが同時進行で流れる。 多くは、最後に交わって終わるのだが、「1973年のピンボール」については交わりがなく終わった。少なくとも私にはそう思えた。 1つは、僕のストーリーで、双子が部屋を出て行き分かれることになる。 もう1つは、鼠のストーリーで、鼠が町を去ることになる。 話は、二つの別れでおわるが、きっと、新しい生活が始まるのだろう。 懐かしいものが、たくさんでてくる。 固定電話 タイプライター コダックのポケットカメラ(確か、110;ワンテンと呼んでいたと思う) ジュークボックス ピンボールマシン ストーリーの一部分を思い出してみた。 直子は、駅のホームを縦断する犬の話を僕にした。僕は、その駅に犬を見に行った。 ピンボールの第1号機はレイモンド・モロニーにより発明された。 「ペニー・レイン」村上氏の他の小説でも見たように思う。 鼠かジェイの言葉、「殆ど誰とも友だちになんかなれない。」 アパートの2階の女性との会話、「電話ですよ」と僕が取り次ぐ、「どうも」と彼女が答える。それだけの関係だが、彼女が立ち去る前にいちど僕を訪ねてきた。 ジェイズ・バーで: 鼠、「僕は25年生きてきて、何ひとつ身につけなかったような気がするんだ。」 ジェイ、「あたしは、45年かけてひとつのことしかわからなかったよ。こういうことさ。人はどんなことからでも努力さえすれば何かを学べるってね。・・・」 僕が、1970年にジェイズ・バーでビールを飲みつづけていた頃、ピンボールは上手じゃなかった。その頃、鼠は、ピンボールが上手だった。僕と、鼠の接点はこのときだけだったように思う。 僕: 1970年終わり:硬貨を放り込みプレイ・ボタンを押すと機会は身震いでもするように一連の音を立てて10個のターゲットを上げ、ボーナス・ライトを消し、スコアを6個のゼロに戻し、レーンに最初のボールをはじき出す。(臨場感が伝わってくる) 僕もその頃には上手になっていた。 鼠は2回しか入ったことにない彼女の部屋を思い出していた。(この頃には、別れと、町を出ることを決めていた。 僕が、ジェイズ・バーでプレイしたピンボールマシンは、スペイン語の講師によると、 特別なマシンだった。 3フリッパーの「スペースシップ」 スペイン語の講師、「シカゴのギルバート&サンズの1968年モデルです。悲運の台として少々知られたものでしてね。」 1500台中3台が、日本に輸入されており、2台は既にない。 1台は、行方知れず。 スペイン語の講師が探し出した。 スクラップになる前のマシンを愛好家が、持って行った。 愛好家は、78台のピンボール・マシンを鶏の加工品の大きな冷蔵用倉庫に綺麗に整列させて保存していた。 僕は、大きなスイッチで電源を入れ、彼女達(ピンボール・マシン)の中にいた。しばらく話し込む。ゲームはしなかった。 寒さにふるえ、双子の待つ部屋に帰る。風呂で体を温め、缶詰のオニオンスープを飲んだ。(缶詰のオニオンスープは見たことがない) ジェイズ・バーで、鼠はジェイに町をでると告げるのは辛く、話せなかった。 ジェイ、「ねえ、誰かが行ったよ。ゆっくり歩け、そしてたっぷり水を飲め。」(ジェイは、いいことをいう) 鼠、女と別れる。「金曜日の夜に電話をかけないだけ、簡単だ。」 何だったんだろうかと思う読後感だが、みょうに清々しい。 スターバックスで一人秋の読書の時間を楽しませてくれた。 | ||||
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村上春樹「1973年のピンボール」の英語版。 英語の勉強で読みましたが素敵な表現の宝庫です。 「涙を誘うのも哀しい話」 pathetic tear-jerkers 「冗談半分のでたらめ」 jumbles of half-nonsense 「成績でAばかりとってる優秀な女の子がしそうな笑い方」 a sort of straight-A coed smile 「雑魚寝をした」 fall asleep sprawled out any which way on the floor together 「映画の半券」 a movie ticket stub 「実状はまあそんなところかな」 That's about the size of it. 「田舎の単線の電車」 one-track local railroad 「赤い頬をした」 rosy-cheeked 「とても物静かな男」 an ultra-quiet type 「すごい金脈を見つけた」 had struck a real gold mine 「オンザロックを作る」 fix drinks-on-the-rocks 「何月何日までという締め切り」 deadline:such and such a date 「雑費」 incidental expenses 「5対4という配分」 five-hour aplit 「20代半ばの全盛時」 the prime of mid-twenties 「差し歯」 tooth-cap 「南向き」 southern exposure 「まるまる1時間かける」 spend one solid hour 「わずかな夏の名残がとどまっていた」 some small reminder of summer lingered on 「本当に苦しい羽目に陥る」 be in a real fix 「細かいことをきちんと説明する」 put the pieces in place 「ゆくゆくは」 by and by 「流行の」 in style 「その他」 and what you have 「とにかくひどく眠かった」 felt just plain sleepy 「呆然として」 dumb struck 「ご苦労様」 Much obliged. 「きっとかなり大変でしょ」 Bet that must take some doing,eh? 「彼はそれで本当に参った」 That did do it for him. 「同時にうなずく」 nod in unison 「死に掛かっている」 on its last legs 「ごくわずかの可能性」 an outside chance 「彼の心を奪う」 claim his heart 「死を予感した象のように」 like an elephant that knew its time had come 「おせっかいな」 officious 「平坦な抑揚ない声で」 a flat,unmodulated voice 「魔法瓶」 a thermos pot 「故郷」 the old homefront 「贅肉の無い」 free of excess flesh 「育ちの良い」 a good upbringing 「断面図」 cross-section 「花粉症」 hay fever 「超一流の」 top notch 「上々である」 Getting there. 「高架の高速道路」 elevated expressways 「疲れているように見えた」 looked shot 「空っぽになってしまったような気がした」 felt emptied out 「特に上機嫌で」 in paticularly good spirits 「ゆったりと広がっていった」 occupied a good spread 「頭がくらくらする」 light-headed 「日々の慌しさ」 the day-to-day bustle 「いちゃいちゃする」 make out 「大勢の女の子をものにした」 had myself a string of girls 「実にそんな具合だった」 That pretty well summed it up. 「どこからともなく」 out of nowhere 「うとうとする」 nod off 「その思い出に耽る」 dwell on the memory 「前に進むことも、後に退くこともできない」 No progress,no setbacks. 「物思いにふけって」 lost in thought 「おやすみ」 you get some shut-eye 「足がかりも見つからないまま」 without gaining a foothold 「忙しく動き回る」 buzz around 「時代遅れになる」 fall behind the times 「ほっとした」 took a load off me 「不思議な星の下に生まれた」 was born under a strange sign 「漫画の吹き出しのように」 like baloons of dialogue in a comic book 「ツキが僕を見放した」 Luck had lost all sight of me. 「潮時かもな」 Maybe the tide's going out. 「一ミリの狂いも無く」 not a fraction of an inch off 「うんざりした顔つき」 bottomed-out expressions 「胡散臭そうに僕を眺めた」 gave me a dirty look 「観葉植物の鉢」 potted ornamentals 「記念品」 keepsake 「時々」 off and on 「電話のむこうで」 on the other end of the line 「砂漠に水をまくような仕事です」 It's like sprinkling water over desert. 「一流の技術者」 crack technicians 「最先端の発明」 state-of-the-art innovation 「行方」 whereabouts 「テクニック中心だった」 I was geared to technique. 「どこかの酒場に行き着く」 wind up in some dive 「運を天にまかせた動物」 hit-or-miss creature 「もっともらしい顔で」 with an anything-you-say sort of expression 「無意識に」 of its own will 「たちまち」 in no time at all 「思い出せないくらい」 beyond recall 「おきまりの手順」 the routine of setting up 「今度会った時に」 next time our paths cross 「どこまでも」 to who knows where 「寿命が切れた」 Expiration date's up. 「うそだろ」 Come off it! 「続きの」 tail-end of 「恋人達は愛をささやいていた」 Lovers whispered sweet nothing. 「もと来た道を戻った」 retraced my steps | ||||
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「1973年のピンボール」を有隣堂で見掛けた時、私は、よく片岡義男を愛読していた。 この図書とピントが合うのは、起用されているIllustrationだろうと思われる。本屋で中身をチェックした模様、七瀬ちゃんの影響を受けていると見受けられた。七瀬ちゃん本も何度も読んでいるので、あっさりと買い付けた。 処女作「風の歌を聴け」をその後、買ってみたら哀愁あるムード感溢れる作品だな、と心に止めた。「羊をめぐる冒険」でもそれらの雰囲気が醸し出されている。が、吊っているのがこの図書だと確現する。 | ||||
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村上春樹の小説が、今でも読まれ続ける理由の一つとして、説教がましくないということがあると思います。村上は、現状を特に肯定するでも、否定するでもなく、自分だけの価値観を見出そうとしているのです。その価値観に含まれるのが、ジャズであったり、今回のピンボールマシーンであったりするわけです。そうした小道具の出し方も、嫌味がなく、適度な距離が保たれています。主人公である「僕」は、失われたものに想いを馳せますが、無批判にそこへ浸るわけでもなく、冷静に現在を見据え、現実と折り合いをつけていきます。過去の甘い思い出に囚われることなく、「僕」は歩き続けるのです。そこには、ブローティガンの「優しさ」とヴォネガットの「悟り」、そしてチャンドラーの「ハードボイルド」が垣間見れます。 押しつけがましくないノスタルジアと、現在に対するクールな視線。そこに村上春樹の小説の魅力があるのではないでしょうか。 | ||||
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3部作の中で一番地味な感じは否めないけれど、 一見見落としそうになる、 要所々にちりばめられたメッセージが素敵な本書。 この作品は全体を一通り読破した後に読み返すことで、何度も何度も味が出てくるものだと思われる。 鼠の心の闇はどこかで<僕>の心の闇でもあった。 二人とも、生きている確かな心地が欲しかったのだと思った。 生れつき金銭的に不自由さのない鼠は「資本主義国家」においては何もしなくても「強者」であり、その「強者」という社会からの価値観を半ば脅迫的常に押し付けられる形でしか生きられなくなっている。 その社会からの決めつけられた価値観と自分の心とのギャップを埋められず、迷走している。 物質的なものが重視され精神的なものが疎外され言葉を失う若者達。 このような3部作構成になっていると大いに「時代」の流れが流れ通りに感じられる気がして とても面白い。 特にこの作品には時代が生み出した「空虚感」が大いに漂っており、これが次の作品の冒頭に受け継がれていく。 全作を読み通した後でまた読み返したくなる作品。 | ||||
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どうも無難に終わらせた感がある。ピンボールとの対峙はなんだったんだ。消化の悪い終わらせ方である。 | ||||
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この作品と『風の歌を聴け』は、芥川賞の候補策になりました。 しかし、世界的に共感をよぶ作家になった現在、この2作は未熟であったとして海外翻訳を行っていない作品として知られています。 未熟な部分を読み取ろうとすれば、「テーマがない」ということになるのではないかと思われます。 物語というよりも、いわばスケッチのような文章と時間の断片をパズルのように組み合わせた構成がなされています。 未来が予測できないものであることは判っていますが、この作品では、過去も現在もそれほど確かなものではないのではないか、という思いを抱かせます。 生きているという実感が薄らいでいる都市に住む若者の”気分”の描写に成功した作品ではないかと思うのです。 村上氏の作品は多分に作者を想像させられます。 主人公鼠が町を出ようとする件などを読むと、村上氏が専業作家になる為に経営していたジャズ喫茶を手放したことと結びつけてしまうのです。 瑞々しさが感じられ、とても好ましいと思っています。 | ||||
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例えば風の歌を聴けとかノルウェイの森とかは「好き」「嫌い」もしくは 「あう」「あわない」である程度論ずることが可能だと思う。 しかし、この「1973年のピンボール」はそうした二者択一的な、評価を受けつけない作品だと思う。 言ってしまえば「よくわからない」のである。 本作はそれほど長くない小説でありながら、風景描写がとても丁寧だ。 多分村上春樹の作品の中でも一、二を争うほどの繊細な描写だと思う。 一方でなぜ配電盤の葬式を行うのか、なぜピンボールに執着するのか、双子の女の子は何を表すのか、と言った点が非常に難解である。 というか、今までこの謎に対し、納得のいく書評を読んだことがない。 他の方のレビューを読んでもみなさんこれらの点について上手く咀嚼できていない方がほとんどだと思う。 そういった意味で取っ組みにくい作品であるし、一義的な評価を受けつけない作品なのだと思う。 個人的にはあまり好きなタイプの小説でない。 この作品で「あり」と思えるなら、世界の終わりとかねじまき鳥なども違和感なく読めるのかもしれない ということで☆4つ | ||||
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この小説単品で読むとつまらないです。強いて言えば序盤の双子の登場あたりは面白いですが、読み進めるほどつまらなくなっていきます。 アクションも少ないですし、メタファーの存在も感じない(というか、実際あるのでしょうか?)。 とはいえ、この小説読まないと次作「羊をめぐる冒険」の楽しさが減ってしまうかもしれません。 「羊をめぐる冒険」に向けてのプロローグだと思って、比較的軽く読むことをオススメします。 | ||||
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村上春樹の独特の文体は英語になっても変わらない。 倉庫のシーンはなんとも説明のしようがないが奇妙な味わいが残り村上春樹の独特さが感じられる。 | ||||
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専業作家になる直前の作品。 商売人としての著者の惨めな現実が、 どこか地に足のつかない架空世界を構築したのだろうか。 臭いセリフときざな描写は、気になりだしたらきりがないが、 そこは隠喩めいたストーリーの面白さに免じて、 まず受け入れるしかないのではないだろうか。 ほとんどの人間が、凡人として終わる現実の無意味性が 軽すぎる会話と浅い秘密の積み重ねで、 うまく表現されているような気がする。 文章が独自の進化と変貌を遂げて、 1Q84へ確かにつながったことを感じさせられた。 | ||||
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それまでなにも考えず、ただ読んでいましたが最後の2ページが僕は好きです この小説は3部作の第2弾になってるようですが次も楽しみになりました | ||||
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国内最大級のベストセラー「ノルウェイの森」を読み、不快感を味わい、なぜ、この作家がこれほどまでに人気なのか、研究してみようと、3部作の2作目「1973年のピンボール」を読んでみた。 中途半端だが・・・。 感想としては、「普通」 別にどうという事もないストーリーが170ページ位続く。 読み終わった後、「う〜ん、何が言いたかったのだろう?」と思った。 だけど、ひとつだけ良いところは、「ノルウェイの森」みたいな不快感はなかった所かな。 | ||||
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本作の著者の趣旨というか、文脈とは関係ないのだろうけど、ピンボールの蘊蓄や消えた機種を追い求める部分だけ、ミステリアスで冒険心がくすぐられて面白いとは思ったのだけど、あとは、どんな話だったか、読んだ後すぐ忘れてしまった。全体の雰囲気は悪くはないだろう。また何年か後に読むかもしれない。 | ||||
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