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片眼の猿 One-eyed monkeys
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片眼の猿 One-eyed monkeysの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全57件 41~57 3/3ページ
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ひっかかりました。最初はちょっとSF風味の非現実的な話かと思ってどんどん読み進めていたら、最後のほうで「だまされた!」となりました。このくらいきっちり現実的に辻褄を合わせてくれると、気分がいいですね。細かいことを言えば、彼女はそんな理由で常にサングラスをかけてるのは、ちょっと子供っぽくない?とか、まああるにはあります。 が、そんなのどうでも良くなるくらい、面白いですね。 アパートの住人たちのキャラクターもとても魅力的で、また違う話でも読んでみたいと思いました。 | ||||
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装丁も良く、「シャドウ」が面白かったので、期待して読みました。 内容は面白く、すいすい読み終わりました。 ただ、殺人事件の謎などは面目躍如でしたが、帯のうたい文句のような大技はないです。 ミスリードも伏線もなく、ただ単に伏せているだけ。でもう一歩盛り上がりませんでした。 アットホーム小説として読めば、それぞれの事実に必然性はないとは云えませんが・・・。 私が作者に求めているのは、もっとぶっ飛んだ内容で大きく飛躍して欲しいと云うことです。 トリックに大きな必然性を付けて欲しいと思います。 これは、道尾さんのファン全てが望んでいることだと思います。 | ||||
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装丁も良く、「シャドウ」が面白かったので、期待して読みました。 内容は面白く、すいすい読み終わりました。 ただ、殺人事件の謎などは面目躍如でしたが、帯のうたい文句のような大技はないです。 ミスリードも伏線もなく、ただ単に伏せているだけ。でもう一歩盛り上がりませんでした。 アットホーム小説として読めば、それぞれの事実に必然性はないとは云えませんが・・・。 私が作者に求めているのは、もっとぶっ飛んだ内容で大きく飛躍して欲しいと云うことです。 トリックに大きな必然性を付けて欲しいと思います。 これは、道尾さんのファン全てが望んでいることだと思います。 | ||||
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無駄に暗い陰惨な作品よりもこういう作品のほうが読んでいて気分がいいです(前者のような作品が嫌いだと言っているわけではありませんよ)。 伝えたいテーマがあり、それと同時にミステリがあり、謎がある。短い章ふりも手伝って、軽快な作品に仕上がっていると思います。 「複線があからさまですぐにわかる謎」みたいなことを言って憤慨している方がいますが、とんだ的外れです。その形が言わんとしている部分は、きっと謎でない部分のことでしょう。作品中の謎という謎が全て読者のカタストロフィのためにあると思ってかかるのは間違いだし、この場合は謎ですらありません。ただの設定です。ここにも良くない先入観があるように思います。 キャラクターがステレオタイプ、というか、愉快なキャラクターたちで、不愉快な先入観に満ちた世間を笑い飛ばすようでした。 | ||||
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「著者のたくらみを見抜くことは不可能」という刺激的な謳い文句だったので、過度に期待してしまったのだろうか。 意外とたいしたことは無いな、という印象。 いや、読んでいて退屈はしないし、つまらなくはない。 オチは確かに予想できなかったし、種明かしの瞬間はそれなりに感心したけど、 一連の事件が、あの程度の一発ネタのための前振りだったなんて・・・。 あれだけ煽っておきながら、あっさりとした一発ネタを仕込んでキレイにまとめてお終いって、 それでいいのだろうか。 | ||||
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何の予備知識もなく、ただ「本の雑誌」で薦めていたのでよみました。とても読みやすく、ペ^ジが進みました。面白かった!!私はミステリファンなので、途中で「見破ったり」なんて思っていたけど、みごとギャフンとやられました。ミステリに興味が無い人、固い文学がお好きな方にはつまらない本かもしれません。でも、「「容疑者Xの献身」見破ったり!!」なんて言ってる人、そう、ミステリ好きの方は読んだら絶対面白いです。ありえるとか、ありえないとか問題じゃないんです。それに、根本にこの作者は人間が好きなんですね。損はしません。読んでみんしゃい。 | ||||
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本屋のポップに惹かれて読みました。 読み終わったあとはう〜ん…『積読』が1冊減ったのが嬉しいけれど、 なんだかそれだけで、心に残ったのはあまりなかったような… それでも話は分かりやすく、展開も速くて、それなりに楽しみました。 | ||||
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盗聴が専門の私立探偵・三梨幸一郎が引き受けたのは、ある楽器メーカーがライバル社にデザインを盗まれている可能性があるかもしれないという事件。デザイン盗用の証拠を探すうち、三梨は殺人事件に巻き込まれ…。 本格ミステリーとするには意外感やワクワク感を得ることはできませんでした。ハードボイルドものとみなすには、文体に味がありません。巻末の記述によれば、もともと「新潮ケータイ文庫」として<配信>されたものであり、そのためか若い携帯世代におもねったような青さが文章ににじんでいて、人生も半分済んでしまった年齢にある私の心には添いませんでした。 ストーリー展開も後半は少々ご都合主義的で、悪役との対峙場面はマンガのようです。 著者がこの小説を使って指摘しようとすることが、私たち読者が抱える差別や偏見、無垢ではあるけど無知な思い込みなどであることは理解できますが、小説としてのレベルは期待していたほど高くないというのが率直な感想です。 そもそも「片目の猿」という寓話の解釈が誤っているのではないでしょうか。 私はこの寓話を10年以上も前に職場の先輩に聞かされたことがあります。当時の職場は仕事をする能力も意欲もない同僚が溢れていて、懸命に職務に取り組もうとする私とその先輩のほうが職場で浮いた存在になっていました。そんな私たちの状況を指して先輩は寓話を引きながら、「俺たちは<片目の猿>たちに囲まれた<両目の猿>なんだ」と評したのです。 しかしこの小説では、主人公たちこそが<片目の猿>で、周囲のほうが<両目の猿>として描かれていると解釈するほうが自然な配置になっているのです。ここでこれ以上その詳細を述べるのは、これからこの小説を読もうとする読者の興をそぐことになるので控えますが、小説の題名となった寓話の扱いが適当ではないと感じる読者は少なくないと思います。 | ||||
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ある雑誌でとても評価が高かったので楽しみに読みました・・・・が 残念ながらそこまで入り込むことはできませんでした。 決してつまらないとかいうわけではないのですが、なんというか、さらっと 流して読めるストーリーで、想像していたより内容が単調でした。 どんでん返しがあるのかとドキドキしていた分、ちょっと期待はずれでした。 評価は人それぞれ、ですね・・・ | ||||
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個性的な性格と顔の作りの登場人物ですが、皆、わけアリの雰囲気を漂わせて物語は進みます。先入観のために、ついうっかりしてしまいがちな盲点をつかれました。 | ||||
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話の冒頭では一見、非現実的な話と思うかも知れない。その手の話が苦手な人は冒頭で敬遠してしまうかも知れないが、最後まで読む忍耐があればかなり良質の読後感を得られる。多少ご都合主義的な部分もあるが、なかなか読ませる秀作である。カードの話も最後まで読めば謎が解けるので、途中で止まらないで読み切る事をお勧めする。 | ||||
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俺:三梨幸一郎は盗聴専門の探偵事務所『ファントム』を経営している。あるときクライアントの谷口楽器企画部長:刈田からライバル会社黒井楽器のデザイン盗用の疑惑の調査の依頼が巨額な報酬とともに舞い込んできた。毎日の盗聴を続ける中,社員同士の会話から通勤電車内のとある女性の事を知ることになる・・・ 騙されまい騙されまいと疑ってかかる読者を帯も含めて騙しにかかっている気がして,どうも『だまされた!』と諸手を挙げて喜べない・・・ひねた読書をしてしまう私がいけないのだろうが,先入観なしで読んだ方がまだ読後感が良かったのではないかと感じる。物語全体の謎や話の中心となる事件,また色々なところにあるサイドストーリーやプロット,トランプの謎かけなど・・・よく考えられていると毎度の事ながら感心させられる。色々細かく書きすぎたらネタバレになるのでこれくらいで・・・ | ||||
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雑誌やレビューで期待して読みましたが。。 ん?どこで期待に応えてくれるんだろう、いやいや最後の最後で すごい驚きがあるのかも、と思い続けて終わってしまいました。。 読者を引き込む出だしなんかは評価しますし、伝えたかった メッセージも一応分かりますし、ちょっとした「あ、そうだったんだ」 というのはありますが、ミステリとしては、正直、よくできた高校生 の文芸誌レベルだと思います。 「この伏線は分かりやすすぎでしょ!」とか「いまどき驚かない けど。。」とか「そのキャラ、ステレオタイプすぎ。。」という 感じでした。最後に明かされる事実も、最初から最後までひっぱり 過ぎで不自然です。 「一人称」形式ではなく「三人称」のほうがよかったのかも、と 個人的には思いました。 | ||||
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ミステリ小説を読んでダマされる快感を久しぶりに味わいました。 個人的にはこの感触がたまらなく好きなんです。 『星降り山荘の殺人』という作品も読了後にかなり衝撃を受けましたが、 あちらと違うのはその伏線(仕掛け)の多さ。 同著者の『シャドウ』もかなり伏線が多かったけど、今回もすごい。 ダマされたと気付いた時には遅く、巧みなミスリードに踊らされていたことに驚きます。 | ||||
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登場人物が、奥ゆかしい。軽くない。味のある、精神的に職人堅気の、人々だ。その度合いは、それぞれの特異性が読者に影響を与えないほどだ。登場人物も多くを語らず、作者も、多くを語らずして、ストリーを進める。上品な作品だ。引き込まれてしまうのは、そのためのように思う。 | ||||
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ミステリ読者は深読みをする。想像をする。仮説を立てる。それをしなくちゃ面白くない。 小説の場面を頭の中で映像に変換する。当然の作業だ。それを広げれば広げるほどこの作品は面白い。登場人物はいずれも際立ったキャラクターの持ち主だ。シリーズ化してほしいくらいだが、たぶん無理。何故かは読めばわかる。 「このミステリがすごい」の本年のランキング入りはたぶん確実だと思う。 | ||||
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ミステリ読者は深読みをする。想像をする。仮説を立てる。それをしなくちゃ面白くない。 小説の場面を頭の中で映像に変換する。当然の作業だ。それを広げれば広げるほどこの作品は面白い。登場人物はいずれも際立ったキャラクターの持ち主だ。シリーズ化してほしいくらいだが、たぶん無理。何故かは読めばわかる。 「このミステリがすごい」の本年のランキング入りはたぶん確実だと思う。 | ||||
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