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片眼の猿 One-eyed monkeys
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片眼の猿 One-eyed monkeysの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 1~20 1/2ページ
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次々となぜ?という気持ちで一気読みできるミステリ。 だけどラストに、じーんとくる主人公の目線があり、心に残った! ただのどんでん返しが面白いミステリではなく、人間味があるところが好きです。 | ||||
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最後の批評も含め、素晴らしい作品でした。読み終えるときには、優しく、ふんわりと温かい気持ちになります。道尾さんの描く、クセが強く、少しはみ出した人情味あふれるアパートの住人たちが好きです。 | ||||
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”どんでん返し”が面白いとの評判だったので、購入しました。確かに"どんでん返し”は面白いのですが、この作品の面白さは、主人公を含めたキャラの濃い登場人物達になります。最後にこの愛すべき登場人物たちの”真の姿”が明かされるのですが、「あぁ、なるほど!」と納得します。伏線の貼り方も大変うまく、最後で一気に回収されます。 | ||||
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多様性を小説で表現する、とてもステキだ。最後の冬絵のカードの意味は明言されていないが、考えてみるのが楽しかった。 | ||||
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道尾氏の長編5作目で今までの異色作続きからは一転してライトタッチのハードボイルドものになっている。 が、そこは道尾氏のことなので、典型的ハードボイルドのストーリー展開をなぞりながらも、ギミックが仕掛けられており、そのギミックが見事に主題と絡む必然性を持って仕掛けられているのはさすがである。 | ||||
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カラスの親指と世界観が似ているが、その劣化版と言わざるを得ない。 道尾氏らしからぬ、文章の雑さや曖昧な人物設定。 だがしかし、この作品があったからこそ名著カラスの親指が誕生したわけだ。 | ||||
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初めのほうに、ものすごくでかい目、犬のようにでかい目をもった 登場人物が出現 あー、ファンタジーなんかなあと思ったら 違うかったわ!! | ||||
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初めて道尾秀介さんのものを読んだのですが、はっきり言って惚れました。 他のものも読んでみたいと思います。 | ||||
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ずっと気になっていた一作。 最初から、ぼやかした表現により、 何やら、見てくれに何かを抱えた人たちの話らしいことが分かる。 盗聴専門の探偵が主人公。 彼は、どうやら“耳”の外観が特徴的、らしい。 常人ではできないような盗聴技術で、 業界でも評判の探偵。 ひょんな事から、 目に特徴のある女の話を聞き、 彼女に近づく。 そして、みずからの事務所にスカウトする。 探偵が企業から依頼されていた調査の間に、 殺人事件が起きてしまう。 犯人の姿は見ていないが、 音だけを聞いていた。 そして、その犯人とは? 人間は、見た目ではない、中身だ。 あったり前に思えて、 実は、逆だったり、ということがある。 そんないびつな心理を突いた、 推理小説。 事件そのものを解くことと、 作者の仕掛けを解くこと。 2重で楽しめるのも魅力。 | ||||
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ミステリーでありながら、人間味あふれた哀しくも暖かいストーリーでした。 人をただ『人』として見る。 見かけで判断しない普通の、 でも大切な感覚を持った優しく強い人々のヒューマンドラマだと思う。 ちょっとしたからくりというかサプライズもあり、面白かったです。 | ||||
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道尾秀介さんの作品を今までに何冊か読んで面白かったので、何となく面白そうだと思って購入してみた。 前半を読んでいくうちに、これは特殊能力をもったSFチックな話なんだと読み進めていくと、最後には、実は… さすが、道尾秀介さんの作品、最後まで騙された作品でした。 | ||||
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今まで読んできた道尾作品の中では一番好みだった。ただ、作品の謳い文句の所為で変にハードルがあがって、その結果低評価をつけている人もいると思う。多くのミステリ、とくに海外の難解な作品をいくつも読んでいるとだいたい先の展開やトリックがよめてくるようになるので、この作品に限っても例外ではなかった。まるっきり100%わかった訳ではないけれど、大体予想した通りに話が進んでいったことは確かだ。それでも面白かった。といえる。細かなツッコミどころは別にして、道尾氏の作品を読んでいつも思うのは器用な作家だなというところだ。 | ||||
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向日葵の咲かない夏で脚光を浴びた道尾氏の作品。向日葵もそこそこ楽しめたのでこちらも読むことにしました。この作品は他のミステリー小説と比べると会話が多く感じサクサク読み進められました。ミステリー小説らしい伏線もそこそこあり終盤に一気に回収する、といった形です。結末はどことなく王道な物語の感じがしました。中学生が考えるような全てがハッピーエンド展開。全てひっくるめて☆は4つ新潮文庫は値段の割にボリュームもあるし個人的には満足でした。 | ||||
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一気に読みました。 「向日葵の・・・」にも通じる読者のイメージの裏をかく作品でした。 なぜか五体満足な登場人物がいない。 読んだ後に残るものは? 勇気か?希望か? 深い作品でした。 | ||||
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うーん、スゴイ。 さすが天才、道尾秀介。 軽いテンポ、不可思議な登場人物が現れては主人公が右往左往。 ばったり出くわした殺人事件と誘拐(?)事件? 秋絵の自殺の謎、トウヘイのクイズの答え、片眼の猿の謎かけ、 主人公のもうひとつのあだ名、冬絵サングラスの下の答えは? すとんと心地良く、最後にパズルが完成される。 実は背景にあるものは、向日葵の咲かない夏以上の重たく苛酷な現実なのだが、それを軽やかに仕上げるあたり、 うーん、俺ってこんな文章も書けちゃうんだぜぇーって、作家の才能がびしばし伝わる。 さすが! といいつつ、ちょっとだけ殺人とか一連の事件そのものがゆるっとキレがなかった気がするので、★は4つで。 | ||||
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「向日葵の咲かない夏」に続いて、道尾作品は2冊目です。 この作品は、「向日葵の〜」に比べれば、読みやすくて現実的なストーリー。 主役は盗聴専門の私立探偵ですが、まわりを固める脇役達も魅力的です! ミステリとしての結末には、あまり捻りはありませんが、結末に至るまでの伏線と、その回収の仕方は見事です。 ストーリーの途中で放置されたままになっていた謎も、きちんと解決してくれます。 何と言っても、最後の最後に語られる登場人物の過去は、小説だからこそ可能となる巧妙さを持ち合わせています。 きっと、映像化することは無理だろうなぁ・・・。 思う存分に、騙されて下さい! | ||||
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い意味で最後まで裏切られっぱなしの作品。 ミステリーとして事件は比較的単純だけどそこに登場する人達の個性と魅力に支えられている作品。 四菱エージェンシー、恐るべし。こんな事言われると、探偵事務所なんて絶対使えないよなー。 ■読んで欲しい人 ・外見にコンプレックスを抱えている人 ・探偵事務所に何かを依頼しようとしている人 | ||||
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おもしろくて、とても道尾秀介さんらしい作品です。 読後感もよく、ミステリーやサスペンスといった感じより、ファミリー感やラブストーリーっぽいです。道尾作品はどれもおもしろいのですが、これは、一番ライトミステリーで、気に行ってます。 | ||||
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おもしろくて、とても道尾秀介さんらしい作品です。 読後感もよく、ミステリーやサスペンスといった感じより、ファミリー感やラブストーリーっぽいです。道尾作品はどれもおもしろいのですが、これは、一番ライトミステリーで、気に行ってます。 | ||||
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三梨幸一郎は、特異な“耳”を持つ私立探偵で、 その能力を駆使した盗聴を主な仕事としている。 現在、ある産業スパイを調査している三梨は、冬絵という女性と知り合う。 いつも大きなサングラスをしている冬絵を、自分と同類 だと感じた三梨は、彼女を探偵事務所にスカウトした。 それから数日経ったある日、三梨が調査していた男が殺害される。 男が殺害された時の様子を、たまたま聴いていた三梨は、 前後の状況から、犯人は冬絵ではないかという疑いを抱く……。 序盤において、読者をミスディレクションしていく会話が秀逸。 (犬の鼻についての話や、ある人物が千里眼らしいという話) 読者は、この段階でまんまと先入観を抱かされ、終盤で驚かされることになります。 また、本作では、先の殺人事件と並行して、七年前に失踪し、のちに、死体 となって発見された、三梨の元同居人・秋絵の事件の謎も解明していきます。 ここにもひとつ、騙りの仕掛けが施されています。 軽ハードボイルドものであり、擬似家族ものでもある本作ですが、 登場人物にデリケートな属性が付与されているため、読了後に、 違和感や不快感を覚える向きもあるかもしれません。 そのあたり、ミステリに何を求めるかで、本作の評価が変わってくると思いますが、 個人的には、細かい趣向を巧みに連鎖させていく作者の手腕が堪能でき、十分、 楽しめました。 | ||||
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