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海の稜線
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海の稜線の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.28pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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ストーリーがよく練られており、作者の入念な下調べがよく分かる作品。ラストの駅での別れの場面が最高です。いがみ合ってた男同士が、徐々に相手の力量を認め、最後はさらりと、アバヨと別れる。映画のクリムゾンタイドのラストを彷彿とさせます。自分は弱いんですよ、こういうエンディングに | ||||
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どなたにも故郷と異郷(異文化で育った人との出会い)が有ろう。 私は京都出身で沖縄在住。 この間に大阪の人たち•東京の人たちと何度も一緒に仕事をした。 この書は「まさに大阪の30歳」「これぞ東京の二十代」による犯罪捜査の傑作。 犯罪と捜査の設定や描写も水準以上だが、「二文化の違い」が物語を進めていくところが魅力であり個性であり。 | ||||
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黒川さんは、いつもようこんな悪辣な思い付きから小説が書けますねえ。海難事故の保険金詐欺なんか、よく調べ上げはったものです。考えもつきませんわ~。あんまりオモシロいから二度目の読書に入ります。 | ||||
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優 | ||||
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期待通りのワクワクする作品で、一気に読みました。黒川博行作品は本当に大好きです。 | ||||
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巻末解説で池上冬樹が言うように、黒川の「初期傑作」であることは間違いない。驚くほど綿密に考えられた 推理小説である。とは言え、黒川お得意の大阪を舞台いした刑事小説であり、大阪弁のやり取りの面白さは この当時から健在である。だが、この後の傑作シリーズとなる疫病神シリーズや、堀内・伊達コンビの元マル暴刑事 とやや異なるのは、この作品の実質準主人公といっていい刑事が純粋な東京人であり、東大出のキャリアの 若い刑事であるということである。黒川はこの作品で東京と大阪の比較文化論を書きたかったと吐露して いるが、事実作品の中で、常に主人公の私こと文田刑事と、このキャリアの萩原警部補とのやり取りは、お互い 大阪人、東京人の意地を張りあう「文化論」の衝突である。この萩原は、大阪人にとってはいやな奴なのだが 最後はきちっと彼に花を持たせるところが、黒川の寛容なところであろう。いずれにせよ、推理小説としての ジャンルにおいて、かなり質の高い作品であることは間違いない。 | ||||
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特になし | ||||
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とにかくどんどん先を読みたくなる。ページをめくる手が止まらない。文章が丁寧。才能なんだろうなあ。動機の部分は小難しいはずなんだけれどなんとなく理解できる。やはり教師ってことも関係あるんだろうか。このころから会話も面白いし出てくる飲食店の描写も上手い、美味い。そして表紙の魚の絵が美しい。黒焦げ遺体と魚。なるほど。これ以上はネタバレになるので書きませんが。 | ||||
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中盤から怒涛の展開! 前半は東京の若い上司と、大阪の現場叩き上げ先輩部下の掛け合いが全体の流れを作る。 私は、その大阪弁に抵抗があったので読み進めるのに時間がかかりました。 が、中盤から怒涛の展開! そこからは、一気にクライマックスまで! 読み終えたとき、前半の違和感も消え心地いいものになりました。 次の黒川さんの作品を読むのが楽しみです! ありがとうございました。 | ||||
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どうしても負けたくない相手とは、そしてそれが現実的に叶うはずのない地位だったら。そんな今の自分に当てはめて、読みました。でも、最後は納得!良い結末でした。 | ||||
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私が初めて読んだ作者の作品は「後妻業」で、その面白さと先見性に魅了され、以後、テンポの良さが光る「疫病神シリーズ」等を楽しく読んでいる。本作は初期の「ブンと総長」シリーズ中の傑作という事で手に採ってみた。 私は作者の特長を綿密な事前取材、切れ味の良い(エゲツナイ)関西弁での会話、練った全体構成だと思っているが、本作でもその特長が活きている。特に、船舶とその保険・営業権・経営実態に関する事前取材の徹底振りには感心した。加えて、東京から来た若いキャリア警部補の荻原との「大阪vs東京」の確執が花を添えていて笑わせる。また、事件関係者の身元が錯綜している中で、高速道路での車の爆破殺人から偽装海難事故への流れが自然(安直と言うよりはコンパクトに纏めた印象)かつさりげなく伏線を散りばめている点が構成力の高さを物語っている。偽装海難事故だと判明した後でも、人間関係と動機は更に錯綜するが、主に荻原の推理と暴走で真相へと到る過程はスリルに満ちている。ここで上述した伏線が活きて来る点も巧み。読んでいて、真相への道筋を二転三転させる作者の手腕には幻惑された。また、この当時の作者はミステリ作家だったのだと初めて知った。 謎解きに主体を置いた作品で読み応え充分。海運業に関する徹底した事前取材を初めとして作者の特長が活きている秀作ミステリだと思った。 | ||||
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再版されたので、再読したが、著者の処女作らしいが、面白い, | ||||
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おすすめです。 疫病神シリーズは全て読んでいるファンです。面白いです。 | ||||
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海難事故、保険金詐欺、我々の身近な題材が黒川作品になると、こうも見事な描写になるのかと感心します。 作者の作品は大好きで読んでいますが、初期の作品とは思えないほど、素晴らしい作品だと思います。 | ||||
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複雑に絡み合う犯罪に展開がくるくる変わっていく面白さ!グイグイ読んでしまう | ||||
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今はじめてこの本を読んだ私には、携帯も無いパソコンも無い時代の犯罪小説はまどろこしさもありなんですが、とても楽しく読みました。ブン目線で話は進むんですが・・・・・とこれ以上書くとネタバレですね。単純に面白かったですよ。 | ||||
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スピード感があるサスペンスドラマである流石である是非読んで見て欲しいサスペンスである | ||||
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黒川氏のサントリーミステリー大賞受賞後第一作となる作品。 これまた刑事コンビものだが、関西人と関東人がコンビを組み、互いにそれぞれの文化圏で張り合いいがみ合いながらも最後は団結する凸凹コンビぶりが楽しい一編である。 取り上げる事件も初期の黒川作品は導入部がだいたい同じで次第にさまざまな犯罪事件に流れていくパターンでおなじみだが、本作も取り上げるのは海難事故の保険と沈没に関わる殺人事件。 手堅い展開で最後まで興味深く読める。 事件とかは社会派だが、読後はユーモラスなのがいい。 | ||||
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関東と関西の文化の違いを軽妙な台詞によって 次から次へと、テンポ良く描いています。 こういう二人が電車の中で言い合う風景を想像しただけで、 笑ってしまいます。 海洋ミステリーともいうべき内容で、 黒川作品らしく、非常に深い知識がたっぷり盛り込まれていて、 読んでいて全く飽きません。 ミステリーファン、海洋ファン、 キャラクター小説が好きな方には、特にお薦めの一冊です。 | ||||
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東野圭吾の作品をすべて読んでしまい、同氏お薦めの本を20冊以上、読みましたが、その中でも抜群に面白かった一冊。建造から廃棄まで船に関すること一切、また、海運業のことも、親父さんが船主だったとはいえ、よくぞ、ここまで調べ上げ、美事なミステリに仕上げたものだと、拍手を贈りたい。大阪vs東京の掛け合いも、めっちゃおもろいです。2010年の暮れに読みましたが、20年以上も前の作品であることを意識することもなく、一気に読んでしまいました。ちなみに、「二度のお別れ」「雨に殺せば」「八号古墳に消えて」も、この「海の稜線」の続編ともいうべき「ドアの向こうに」、姉妹編ともいうべき「絵が殺した」、「アニーの冷たい朝」、また「キャッツアイころがった」「暗闇のセレナーデ」、「切断」「封印」「カウント・プラン」と、これを書いている時点で12冊を読みましたが、東野圭吾同様、黒川博行には、はずれがありません! | ||||
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