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夏泊殺人岬



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夏泊殺人岬の評価: 4.00/5点 レビュー 10件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

殺人事件の原因がちょと不自然?

ストーリーは面白かったが、無理があると思ったのは、秀山が殺される原因となった、糸魚川の天津神社で見たビデオ。 奉納舞楽の練習風景に見物人として映っていた男の顔を、秀山が覚えていたことが、殺される原因になったというのだ、普通の人は、たまたまビデオに写っていた赤の他人の顔なんて、覚えてはいないだろう。 少なくとも私は、覚えていないと断言できる。 作品のキーポイントとなるところがちょっと安易で、現実離れしているのは残念だった。 ちなみに、このミステリーには、浅見光彦は出てこない。 ※本レビューは、拙ブログ「風竜胆の書評」に掲載したものの抜粋です。
夏泊殺人岬 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:夏泊殺人岬 (講談社文庫)より
406185433X
No.1:
(3pt)

やはり過去にあった事件が真の解決の糸口というパターン

小湊駅で1人の雅楽部女子部員が酔っ払いに絡まれ、あわや乱闘というところ。気を取り直して向かった合宿先 椿神社にもその男が現れ、神主の所在を尋ねる。雅楽部部長の佐々木が自身の実家であり、佐々木の名を名乗ると「無駄足か」と悔しそうにその場を立ち去った。
ところが男はそのまま帰らず、雅楽部の宿泊先である民宿に宿泊、その夜階段から転落しした。
男の首筋にひっかき傷があり、男の体内から青酸カリが検出されたことから、警察は自殺と他殺両方の面から捜査を開始。
男の携帯に写真が残っていたことから、雅楽部員美香は重要参考人として警察に事情聴取を受ける羽目に。
以前、美香の実家である三重県鈴鹿市の椿大神社、通称椿神社に帰った折、男に呼び止められ神主の名を尋ねられたことを告げる。
石堂の口から男が10年前の5月6日、東京で殺人事件を起こし服役、先月出所したばかりの加部伸次であることが判明。何らかの理由で全国の「椿神社」を訪ね歩いていた様だが、その理由とは・・・?

翌日、宿泊先の従業員・吉野が雅楽部の練習に現われ、的確な指導と達人のような龍笛(りゅうてき)の腕を披露し、一同を驚かせる。是非、指導をと請う佐々木、美香、しかし吉野は頑なに拒む。
その翌日、雅楽部顧問の和泉教授の元に差出人不明の封書が届く。中には一言「次は学生が死ぬ。早く夏泊を出ろ!」とだけ記されていた。消印から投函されたのは川崎と判明するが、和泉には心当たりがない。

そんな折、美香が行方不明になる事態が発生。手紙の一件を知った警察ともども騒然となる中、美香が吉野と帰宿。龍笛の指導の為、八甲田山に行っていたと知りほっと胸を撫で下ろす一同だった。
その翌日、頑なに拒んでいた吉野が突然指導を受諾。吉野のおかげでめきめき腕を上げる部員達を目にし、今後の指導も頼む和泉だったが、母親の病気の為、明日実家に帰ると告げられる。

吉野が夏泊を後にした朝、部員の秀山が椿山で死体となって発見される。前日の夜に美香を巡りいがみ合っていたことから、三角関係のもつれの果ての犯行と睨み、佐々木が警察に連行される。 佐々木は無罪を主張するが、佐々木が所持していたピルケースに微量の青酸カリが残っていたことが判明。加部殺しの線も浮上してしまう。

やがて、東京へと戻った和泉は独自に調査を開始。吉野(官主の息子)と加部を結ぶ意外なつながりを発見。吉野は加部の顔を知っていたが、加部は知らなかった。
全ての謎を解く鍵が10年前の現金強奪事件に隠されていたことを知る。果たして真相は!?
夏泊殺人岬 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:夏泊殺人岬 (講談社文庫)より
406185433X

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