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ぼくと、ぼくらの夏
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ぼくと、ぼくらの夏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.98pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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ハードボイルドだとは思わず購入 未消化な部分があるのはそんなには気にならないくらいに骨子はしっかりしていていました が、主人公のすかした感じがどうにも・・ハードボイルドの主人公に背伸びをさせた高校生って感が拭えないかな | ||||
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S50年代が背景にあるので、大変懐かしい匂いが散りばめられている感じで、 心なごみます。確かに、今、現代の設定では、高校生のビール、たばこ、刑事 の個人情報漏洩など考えられないところだらけですが、当時の感覚ではあるある なんでしょうね! 全体としては、やはり犯人、背後グループの想像がついてしまって、その とおりだった点は残念!仕方ないのかなあ~、こういう構成だと自然、 こうなりますよね! | ||||
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よくあるミステリーの設定かな。でも先が読めるほど単純ではないので、面白く読みました。 ただ、高校2年なのに、タバコは吸うわビールは飲むわで、ん?大学生の話だっけ?と思ったり。 (タバコやビールの描写は無くてもストーリーに支障なし) 男女の始まりも強引。その後もずっと強引な設定w←ココが一番のが突っ込みどころw 伏線がいくつか出てくるが、伏線ではない。ただ単に情報を有利にGETできるようにするためだったり、ストーリーを複雑に見せたいだけw←ココもなかなかの突っ込みどころw 突っ込みどころ満載で、まぁ、いろんな意味で面白い本でした。 読んで後悔は無い本だと思います。 | ||||
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クラスメイトが自殺したと知らされる事から物語は始まります。 警察官の息子とヤクザの組長の娘が自殺の背景に迫っていく中で。。。。。 主人公二人を始め、事件の背景など、ありがちな展開でしたが、 これはこれで面白かったと思います。 | ||||
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著者の作品を読むのは初めてになります。 現実世界の夏は太陽の所為であまり好きではありませんが、フィクション内で描かれる夏が好きなので手に取りました。 物語は終始主人公である高校生の一人称視点で進行する。 少し淡々としたその口調は自己主張に溢れている訳でも、説教くさいわけでもなく 良い塩梅。 おかげで、滞りなくページを捲れた。 巻末の書評で問題視されていた一連の事件の真相も、目新しさは烏有だけど自分は疑問に思うことなく受容できた。 ただ、これは自分があまりミステリ作品を読書しないからかもしれない。 大団円ではなく些少のやるせなさが残る読後感は、主人公達のその後を夢想する動力源となった。 うだるような夏の暑さに恋焦がれている方、それか、取っ付き易いミステリ作品をご所望の方へおススメします。 | ||||
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物語の舞台となっている、調布や府中を少し知っているので身近に感じられたのが良かった。 携帯もパソコンも無い『昭和』も良いですね。 ただ主人公はもうちょっと高校生っぽい方が良かったと思う。 事件の真相は・・・、ありえない。残念。 | ||||
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親が絶賛してたので読んでみました。 「ぼくと、ぼくらの夏」という魅力的なタイトルに青春とミステリーを合わせた物語だと聞いて、私は田舎的な場所で少年たちが犯罪と遭遇しながら成長するのかと想像してましたが、主人公は17歳で(不良ではないのに)バイクやたばこを自然に使ってるのが驚きました。 私も高2で主人公と一緒なんですが自分でも青春がなんなのか知らず、せっかく読んだので評価をつけたいんですが正直んーと思ってしまいました。 読み終わった後どこがどうだったとか細かく突っつくのは嫌いなんですが、この本は同級生の女の子が自殺するところから始まります。これだけでも想像力が膨らみます。 飛び降り自殺なんですが、靴を脱いでいるのをみて時代遅れで今の高校生らしくないと指摘するわけですが、私には普通じゃないかなと感じました。 自殺に流行があるのかしりませんが、私自身が堅物で時代に乗り遅れてるかなーとか、実際おれも青春に飢えて求めているわけで。 ヒロインはポニーテールですがここ何年間は一人も見てないことに気がついた。おかげでヒロインの女の子が想像できなったのは残念でした(これは読む人の問題だと思います)。 ミステリー面はオブラートに包みますが驚愕の展開ってわけでもなくミステリーしてます。 この点について私は、ただの犯罪捜査ではなく年頃の少年少女の敏感で複雑な精神面に焦点をあてて、なんで人が死ぬことになったのかとか、いっそ犯人という存在はいらなくて(誰が犯人だったとしても)、ただ人が死ぬということについて主人公たちがどう見つめるのかが「青春とミステリー」だと思うわけです。この点で私の予想と反していたというのが正直な感想です。 映画でいうと禁じられた遊びの感じです。 見返してみて私は批判してるつもりはないんですが、星3の理由を説明するために理由を詳しく考察した結果です。 面白かったのは、女の子の「あれ」についてちゃんと避けて通らずに書いてあったことです。新鮮な感じを覚えました。 | ||||
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恋愛・ミステリ・2つが折りなす作品だが、 途中まで恋愛色が強く、後半最後(事件の全貌が明らかになった後) で恋愛にはノータッチで終了とは中途半端だ。 後日談があってもいい構成だろう。 話自体は読みやすい・父親と主人公―主人公と麻子の会話の掛け合いも テンポがよくて面白く、噴出すこともあった。 ベタな題材で、ベタな動機、面白くないというわけではないが、 格段に面白いというわけではない。 事件とは関係ない地の文や会話が面白かっただけに残念だ。★3・5 | ||||
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文春単行本(1988年)→文春文庫(1991年)→本書。 1991年の文春文庫版を、全面改稿したのが本書である。 もともと第6回サントリーミステリー大賞の読者賞を受けたもの。このときは大賞を逃しているわけだが、おそらくストーリーがあまりにもありふれていたからだろう。この真相では、ちょっとまともに評価する気にならない。 むしろ、本書の価値は文体と女性の描き方にある。 文体は、かなり1991年版に比べて直したのだろうと思う。樋口氏の昔の文体は、あまりにもハードボイルドっぽすぎた。それが本書では、くさいというほどではない、でもロマンチックなものとなっている。読みやすいし、引き込まれる。 男性から見て魅力的な女性を描く、けれども女性の恐ろしいところも示してみせるというのも、著者の一貫したテーマだ。この点に関しては、比類のない腕前だ。だまされていると分かっていながらも、ヒロインに恋をしてしまう。 処女作でありながら、いかにもという一冊であった。 | ||||
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ミステリとしては,先が読めたり無理もあるのですが, 勢いと不安に揺れる高校生たちがせつなく描かれていて, 事件とさらにその先の事実へと近づくことにためらう姿に, 年齢がどうこうということなく共感とほろ苦さをおぼえます. また,デビュー作ながらすでに今と変わらぬスタイルには, 自分のように最近の復刊で知った人にはなかなか興味ぶかく, 著者の『原点』をのぞけるような楽しみもあるかもしれません. (逆にはじめてなら『入門用』にちょうどいい1冊ではないかと) ほかにも,夏の青空と思われる表紙のイラストが素敵です. さりげなく描かれている作中でのアイテムがなんとも言えず, 読みおえたあとに見てみると,また違う印象があると思います. | ||||
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