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ぼくと、ぼくらの夏



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ぼくと、ぼくらの夏の評価: 3.98/5点 レビュー 45件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.98pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(2pt)

人前でタバコやビールを飲み、ツケで寿司を食う高校生に感情移入が出来なかった

刑事の息子とヤクザの娘が主人公となり、同級生の死の真相を探るミステリー。

謎を解きつつも、一方で高校生の夏休みと恋愛を描く青春ミステリーですが、うーん…、個人的には微妙な内容でした。

主人公のふたりが刑事の息子とヤクザの娘とは言え、一応は高校生なのに、バイクを乗り回すわ、寿司屋に入りツケで寿司を食うわ(笑)、平気で親や人前でビールやタバコを飲むわと、何とも高校生らしくない、悪い意味で背伸びしているような、「不良=酒、タバコ、バイク」みたいな単純な「不良像」の拡大描写に感情移入が出来なかった。一応は青春ミステリーなんだから、もう少し等身大の高校生らしいキャラ設定にして欲しかった。風俗描写や台詞回しも1988年の作品のせいか中途半端に古く、特にチンピラのいかにもなスタイルに喋り方が読んでいて恥ずかしい。

そもそもこのふたりが惹かれて行く理由が分からず、いつの間にかお互い好きになっている過程に、これと言ったドラマが何も無い。同級生の死の謎も基本的にふたりには関係なく(友達ですらない)、単なる好奇心から始めた事なので、このふたりがどうしても謎を解かなければならない切迫感や深刻さが足りない。しかもヤクザの娘は後半で途中退場してしまい、以降最後まで登場シーンが無いまま。

※ 以下、内容の真相に触れています ※

謎の真相を探っていく過程も、ヤクザや刑事の身内だから得られるご都合主義的な情報が多く、またその謎に関しても、あの人物が自分の車で轢いたという真相がお粗末すぎ。一応、ある偽装工作をするのだが、それがまた幼稚極まりないやり方で、「は?そんな真相?」とガッカリ。あんな事をやったって、自分の車の部品や塗装が落ちたり血痕が残ったりするんだから、普通に後ろから殴るとかした方がリスクが無いだろう(しかも偽装工作の部品に自分の指紋を残すという、あり得ないミスまでする始末w)。また、あの人物がフライングでお通夜に顔を出したから気付かれた、という謎解きも何だかなあ…。とにかく重要な情報入手(被害者のふたりが遊び歩いていたのを知り合いでもないのにちゃんと顔や名前まで覚えていたチンピラの証言とかw)や真相に気付く過程にご都合主義的な要素が多過ぎる。

評価の高さに期待しましたが、個人的には青春要素もミステリーもイマイチでした。
ぼくと、ぼくらの夏Amazon書評・レビュー:ぼくと、ぼくらの夏より
4163103600
No.3:
(2pt)

主人公ふたりの高校生らしくないリアリティの無い「不良」描写に感情移入が出来なかった

刑事の息子とヤクザの娘が主人公となり、同級生の死の真相を探るミステリー。

謎を解きつつも、一方で高校生の夏休みと恋愛を描く青春ミステリーですが、うーん…、個人的には微妙な内容でした。

まず主人公のふたりが高校生なのに、一般的な高校生とは違うキャラ付けをしたいのか、バイクを乗り回すわ、寿司屋に入りツケで寿司を食うわ(笑)、平気で親や人前でビールやタバコを飲むわと、何とも高校生らしくないリアリティの無い「不良」描写に感情移入が出来なかった。風俗描写や台詞回しも1988年の作品のせいか中途半端に古い。

そもそもこのふたりが惹かれて行く理由が分からず、いつの間にかお互い好きになっていく過程にドラマが何も無い。同級生の死の謎も基本的にふたりには関係なく(友達ですらない)、単なる好奇心から始めた事なので、このふたりがどうしても謎を解かなければならない緊迫感や深刻さが無い。しかもヤクザの娘は途中退場してしまい、以降最後まで登場シーンが無いまま。

※ 以下、少し内容の真相に触れています ※

謎の真相を探っていく過程も、ヤクザや刑事の身内だから得られるご都合主義的な情報が多く、またその謎に関しても、あの人物が自分の車で轢いたという真相に無理があり過ぎ。一応、ある偽装工作をするのだが、それがまた幼稚極まりないやり方で、あんな事をやったって、自分の車の部品や塗装が落ちたり、血痕が残ったりするんだから、普通に後ろから殴るとかした方がリスクが無いはず。

評価の高さに期待しましたが、個人的には青春要素もミステリーもイマイチでした。
ぼくと、ぼくらの夏 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:ぼくと、ぼくらの夏 (文春文庫)より
4167531011
No.2:
(2pt)

青春ミステリーなんだから、もう少し高校生らしいキャラにして欲しかった

刑事の息子とヤクザの娘が主人公となり、同級生の死の真相を探るミステリー。

謎を解きつつも、一方で高校生の夏休みと恋愛を描く青春ミステリーですが、うーん…、個人的には微妙な内容でした。

主人公のふたりが刑事の息子とヤクザの娘とは言え、一応は高校生なのに、バイクを乗り回すわ、平気で親や人前でビールやタバコを飲むわ、寿司屋に入りツケで寿司を食うわと、悪い意味で高校生らしくない、「不良=酒、タバコ、バイク」みたいな単純な「不良像」を拡大したようなキャラ描写に感情移入が出来なかった。一応は青春ミステリーなんだから、もう少し等身大の高校生らしいキャラにして欲しかった。

そしてこの二人の恋愛ドラマがメインにあるのだが、そもそもこのふたりが惹かれて行く理由が分からず、いつの間にかお互い好きになっている過程に、これと言ったドラマが何も無いので、読んでいて「あれ?いつの間に好きになったの?」という感じ。同級生の死の謎も基本的にふたりには関係なく(友達ですらない)、単なる好奇心から始めた事なので、このふたりがどうしても謎を解かなければならない切迫感や深刻さにも欠けている。しかもヤクザの娘は後半で途中退場してしまい、以降最後まで登場シーンが無いまま。

※ 以下、内容の真相に触れています ※

謎の真相を探っていく過程も、ヤクザや刑事の身内だから得られるご都合主義的な情報が多く、またその謎に関しても、あの人物が自分の車で轢いたという真相がお粗末すぎ。一応、ある偽装工作をするのだが、それがまた幼稚極まりないやり方で、「は?そんな真相?」とガッカリ。あんな事をやったって、自分の車の部品や塗装が落ちたり血痕が残ったりするんだから、普通に後ろから殴るとかした方がリスクが無いだろう(しかも偽装工作の部品に自分の指紋を残すという、あり得ないミスまでする始末)。また、あの人物がフライングでお通夜に顔を出したから気付かれたという謎解きも何だかなあ…。とにかく重要な情報入手(被害者のふたりが遊び歩いていたのを、知り合いでもないのにしっかり「顔」や「名前」まで覚えてくれていたチンピラの証言とか)や真相に気付く過程にご都合主義的な要素が多過ぎる。

評価の高さに期待しましたが、個人的には青春要素もミステリーもイマイチでした。

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ぼくと、ぼくらの夏 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:ぼくと、ぼくらの夏 (文春文庫)より
4167531011
No.1:
(1pt)

人物像がありえない

私立の名門高校に通う生徒が親(警察官)や教師の面前で煙草をスパスパ吸い、バイクを乗り回し、友人にビールでも飲み行くかと話すなんて…。他の登場人物も、いくらひいき目に見ても疑問だらけで、ストーリー展開云々より、現実離れした人物設定に途中から読むこと自体が苦痛になってきました。
ミステリといってもその時代を想像できる基本的設定がなければ、駄作の烙印を押されても仕方ないかと。約四半世紀前だからこそ受賞できたのでしょう。
全面的に改稿するか、絶版にしたほうがいいと思いますよ。
ぼくと、ぼくらの夏Amazon書評・レビュー:ぼくと、ぼくらの夏より
4163103600

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