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三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人
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三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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電子書籍版を買ってしまいましたが、固定レイアウトなので、大きめの端末でないと読みにくいです。電子書籍版を買う方は大きめの端末で読みましょう(笑) | ||||
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倉阪バカミス作品2作目を読みました。 1作目(八王子七色面妖館密室不可能殺人)は見事にしてやられましたが、今回はリベンジしました。 91ページで「おや!これは」とピンときた瞬間、それまで感じていた複数の違和感(伏線)が快感に変わっていきました。 気持ちいいですね、メイントリックを見破ると。 バカミスだからと毛嫌いしないで、まずはこの作品のメイントリックを見破ってみては? 見破った時の快感は爽快ですよ。 | ||||
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普通のミステリだと思って読んでしまったら、『怒り出してしまう』『壁に本を投げつけてしまう』というのも分からないではありません。 しかし、この作者のミステリを『バカミスだと知らないで』手を出す方ってそんなにいるんでしょうか(笑)? 何しろ、帯に『バカミス』って書いているんですから、当然そういうものだと思って読むと思うんですけどね(笑)。 アホな展開、異常なまでの伏線、脱力必至のトリック、これはもう『倉阪鬼一郎』というジャンル小説ではないか、と。 いい意味で執念・・・というか怨念に近い執着がなければ書き得ない小説だと思いますので、一度は体験してみると良いと思います。 良い意味か悪い意味かは読む方次第になりますが、今までとは違った読書体験ができるのは間違いないでしょう。 | ||||
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元々ミステリーは好きでしたが、いわゆるバカミスは読んだことありませんでした。 そして、この小説を読んだわけですが・・・ 謎解きは何段階にもなっていて、少しずつ明かされていくのですが 途中までは特に何とも思いませんでした。 実はこれがあれでしたとか、あの伏線はこうでしたとか、自分は「ああそうなんだ」と思う程度。 し、しかし、終盤の仕掛けには驚いた。この驚きは背筋が凍るほどの恐怖とか、 世界がひっくり返る衝撃とかそういうことではなく、 苦笑しながら「これ思いついてもやるか?(笑)」という、いい意味で呆れさせる素晴らしいものでした。 よくこの作家のバカミス本は人を選ぶと言われますが、その通りだと思います。 しかし、多かれ少なかれこの本を読み終え脱力感を味わったら、生涯忘れられない本になると 思います。これってすごいことですよね?(笑) ただ個人的にですが、この作家のバカミスを最初に読むとしたらこの本がベストです。 理由はこの本がこの作者のバカミスベストであり、他の本の仕掛けの趣向が同じだからです。 それなら一番完成度の高いこの本をまず読み、もっとこの脱力感を味わいたいのであれば 他の本に手を出すという読み方がいいと思います。 自分としてはこれらの仕掛けは面白いけど、そう何度もやられてもなあ…って感じです。 | ||||
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倉阪氏のバカミス作品群の中でも飛びぬけてバカミス度の高い本作。世界バカミスアワードを受賞している(よく分からない賞ですが・・・・)。 二つの館を舞台にした不可能トリックものですが、その館の秘密が明かされた後のバカバカしさには怒りを通り越して驚嘆すらしてしまうレベルの仕掛けが成されている。 確かに伏線が張り巡らされているのでその通りなのだ。 さらにこれだけに留まらず、全ページに渡って伏線が書かれているという推理小説史上前人未踏の仕掛けがされています。ここまでやられると凄いのかどうでもいいのかよく分からなくなってきますが・・・・・。 作者の狂気とも言える作りこみ方には凄いの一言。 後これは文庫にするとどうなってしまうのでしょう・・・・。 | ||||
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著者の最新作『五色沼』の方を先に読んだので、順序が逆の「既視感」があった。ただし、完成度はこの『三崎』が上かもしれない。いくつもの仕掛けがあり、その仕掛けとは関係しない多数の伏線もありで、退屈しないデキ。バカミスはバカミスだが、著者自らが楽しんで細工を凝らしている気味もあって、軽快な読本となった。 | ||||
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この作品を読むことができるのは、日本人の一つの幸せだと思います。 極めて特異な作品であり、誰にでも勧められるものではありませんが、これは、ある意味で、歴史に残る名作だと思います。 ある男が黒鳥館に招かれて小説を読んでいるという設定で、全八章の私家版「三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人」に、二章ごとに「幕間」の章が挿入され、最後に全体の謎解きがある構成になっており、「四神金赤館銀青館不可能殺人」を手本に「紙の碑に泪を」の変奏を試みたような塩梅です。 その数において、ギネス級の伏線が張り巡らされ、しかも、推理を組み立てるまでもなく、そのまま「答え」が示されているにもかかわらず、ほとんどの読者には、解決編までその意味が判らないでしょう。 伏線となる事柄を読者に印象づけながら、その意味に気づかせないことは、本格ミステリの骨法の一つです。しかし、着想のあまりの馬鹿馬鹿しさゆえに、読者に伏線の意味が判らないという作品は、多くないと思います。 信じられないほどの労力を費やして、こんなとんでもない作品をちゃんと完成させた作者には、心底、感服しました。 | ||||
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「四神金赤館銀青館不可能殺人」、「紙の碑に泪を」につづき同氏の作品はこれで三作目になりますが、 本作「三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人」はそれらを上回り更には此岸へ行ってしまったような出来でした。 先ほど述べた2作でもそうでしたが、これらの作品では作者は伏線に病的なまでの拘りを見せていて、 読んでいるこちらが「引いて」しまうくらいのことをしでかしてきます。 普段夜中に徹夜で静かに読むことが多いのですが、作中の「とある趣向(文章構成の狂人的拘り)」にとうとうニヤリとするどころか笑えてきてしまいました。 今まで読んだ「バカミス」と括られるジャンルの本の中でもここまでのものは珍しいでしょう。 ただそのせいで敷居は非常に高くなってしまっているような気がして、あまり他の人にも読んでみて!と素直に薦められないのが正直なところです。 普通の本格ミステリを読み過ぎて目が疲れてきた方、そろそろキワモノにも手を出してみようかしらと思っている方などは、 是非「四神〜」「紙の碑〜」「三崎〜」を手に取っていただけたら、と思います! 予想以上に、と言っては怒られますが、予想を遙か凌駕して狂気の片鱗まで感じさせて貰えた怪作でした。 | ||||
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この作品や著者に対して全く下準備無く大真面目に読み始めました。巧みな文章表現を多用して、読者のみに『不可能犯罪』を彷彿させつつも、登場人物全員には丸わかりなトリック(笑)ナレーションみたいな形でやたら入る状況説明登場人物に説明させるだろ普通、なんでナレーションなんだよ!とかツッコミ所満載の展開詳しくは書けないけど大筋のトリックの方は本を壁に投げつけたくなるレベルのものかもしれない(笑)ただ、この作品のというか、この本に仕掛けられた著者渾身の最大なるトリックは見抜く事ができなかった。これは『やられた』と認めざるを得ないが、この著者は努力の方向が間違っているような気がするのは私だけだろうか?すべての謎解きが終わった後、もう1回読みかえしてみる事をオススメする真相を知った上で読んでみると登場人物の台詞ややりとりが噴飯ものである(笑)なんのかんのでそれなり楽しんだ自分がいた。だけど、すべての人にススメられる作品かというと…‥絶対に違います。なんとなく気になった人だけ読んでみて欲しい(?) | ||||
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この作品や著者に対して全く下準備無く大真面目に読み始めました。 巧みな文章表現を多用して、読者のみに『不可能犯罪』を彷彿させつつも、登場人物全員には丸わかりなトリック(笑) ナレーションみたいな形でやたら入る状況説明 登場人物に説明させるだろ普通、なんでナレーションなんだよ!とかツッコミ所満載の展開 詳しくは書けないけど大筋のトリックの方は本を壁に投げつけたくなるレベルのものかもしれない(笑) ただ、この作品のというか、この本に仕掛けられた著者渾身の最大なるトリックは見抜く事ができなかった。 これは『やられた』と認めざるを得ないが、この著者は努力の方向が間違っているような気がするのは私だけだろうか? すべての謎解きが終わった後、もう1回読みかえしてみる事をオススメする 真相を知った上で読んでみると登場人物の台詞ややりとりが噴飯ものである(笑) なんのかんのでそれなり楽しんだ自分がいた。だけど、すべての人にススメられる作品かというと…‥絶対に違います。 なんとなく気になった人だけ読んでみて欲しい(?) | ||||
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