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光源
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光源の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 21~24 2/2ページ
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魅力溢れる登場人物やドラマチックな展開があるわけでないが、読み出すと途中でやめられなくなる作品である。ある映画の製作過程が、カメラマン、プロデューサー、監督、出演者などの視点から描かれている。誰もが自分の仕事に誇りと情熱を持ち、より良い作品を作り上げようとしているのだが、逆にそれが様々な軋轢を生む。これは映画製作にとどまらず、人間社会全般に言える普遍的な問題なので、この作品に没頭してしまったのかもしれない。実際の製作現場がどんなものか、私には知る由もないが、ここに書かれたことを参考にして、いろいろな映画の舞台裏を想像してみるのも楽しい。 | ||||
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派手さはないが、桐野夏生の得意とする、文章からにじみ出る心理描写が、際だつ。女性プロデューサー、若手監督、主演男優、助演女優それぞれの思惑が、入り乱れて、映画の撮影が進む。果たして、主導権を握るカメラ越しの光源は、誰であるのか。桐野ワールドへの第一歩をどうぞ。 | ||||
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女プロデューサー、新人監督、達人のカメラマン、人気男優、元アイドル女優。それぞれのいろんな想いが絡み合う。暗い調子で話は進む。それぞれが光を求めて、みんなに光は当たるのか?桐野夏生の達者さが感じられる佳品です。 | ||||
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ストーリーはミステリとはいえないが、さまざまな思惑が絡み合う人間模様は実にミステリ的だ。映画の撮影現場の様子も非常にリアルである。序盤、有村、玉置、薮内の心象が代わる代わる描写されるが、中盤以降、高見の視点でストーリーを収束させていくくだりは、作者の並々ならぬ力量を感じさせた。 | ||||
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