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国銅
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国銅の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全48件 1~20 1/3ページ
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建造物語り。主人公国人の周りの仲間、上司の魅力が生き生きと描かれている。一気に読んでしまう。当時の日本の歴史も学べた。大いに高句麗の冶金技術に支えらいる。 | ||||
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奈良の大仏の鋳造を巡る物語で、銅採掘から精錬、そして長門の国(現在の山口県美祢市長登)から当時の都(現在の奈良県)までの旅、大仏の鋳造、そして奈良時代の当時の鉱山、精錬から鋳造までの技術を詳しく記述されていることに、機械鉱山工学の教授として鋳造凝固の研究をしている僕には、堪らない面白さがありました。当時文字の読み書きができることや和歌や漢詩を作ることができることの意味も含めて、じわじわと感動が滲み出てくる本書。多くの人々に読んでもらいたい一冊です。 前半の上巻は、奈良時代の銅鉱山の様子や銅の精錬、そして貨幣としての鋳造と経済としての貨幣の流通のことがすごくよくわかります。そして、山口県の秋芳洞近くから日本海側の船旅の経路で奈良までい至る当時の流通の様子も趣深いものがあります。 | ||||
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奈良の大仏の鋳造を巡る物語で、銅採掘から精錬、そして長門の国(現在の山口県美祢市長登)から当時の都(現在の奈良県)までの旅、大仏の鋳造、そして奈良時代の当時の鉱山、精錬から鋳造までの技術を詳しく記述されていることに、機械鉱山工学の教授として鋳造凝固の研究をしている僕には、堪らない面白さがありました。当時文字の読み書きができることや和歌や漢詩を作ることができることの意味も含めて、じわじわと感動が滲み出てくる本書。多くの人々に読んでもらいたい一冊です。 後半の下巻はいよいよ銅の鋳造による奈良の大仏の製造に物語は進みます。その鋳造過程は(鋳込み時の湯流れのことや、鋳造後の欠陥の補修などを含めて)基本的には現代の砂型鋳造法やロストワックス鋳造法に通じるものがあり、僕の鋳造工学の授業でもエピソードとして紹介できるものがありました。 | ||||
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表品が届きました。 ありがとうございました。 | ||||
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国人は大仏鋳込の使役のかたわら、多くの人たちとの出会いを得る。同僚たち、衛士、上司、狩人、その妹。それぞれが彼を一段高く引き上げてくれる。大仏建立だけでなく、薬草採りや砂場での文字書きといった長門で覚えた方法も続ける。行基大僧正の葬儀、その寺にある施療院に使える僧。ひとつひとつの出来事がこころに残る。 全体としては国人のビルドゥングスロマンといえるが、風景の描写も素晴らしい。 | ||||
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長門周防の地から物語が始まる。主人公は国人(くにと)という青年。 長門からは銅が産出されるのだが、国人はその銅を産出する鉱山に住み、前半は銅の鉱石〈璞石(はく)〉を切りだすところから、その璞石に熱を加え、銅を抽出する過程を順に経験する。 国人は聡明で、知的好奇心が旺盛で、鉱山の近所で大きな岩に仏を刻む景信という僧侶に文字を習い、薬草の知識を得る。 次第に親方に認められ、大仏建立のための使役のために奈良に送られる。上巻のクライマックスは大仏を鋳造する場面。画像が思い浮かぶ。 | ||||
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昔は、おそらく大変な生活が、想像できます。近頃、いりこかじって、つまみにしています。よりおいしく感じます。 | ||||
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大仏建立に至る壮大な物語が、作業従事する一人の若者の視点を通して語られる。 目の前に平城京の街。大仏建立に至る情景の変化。そこに、市井を生きる普通の人々が紡ぎ出す物語。 死が身近だった時代に「生きる」という根源的な視点から、「人の真の幸せとは?」を問う素晴らしい作品です。 | ||||
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昔読んで内容がとても気に入ってます。その本は何度も知人に紹介しぼろぼろになったので、職場も替り知人に貸すために買いました。とにかく内容が素晴らしいです。 | ||||
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奈良の大仏の造立をめぐる物語ですが、当時の時代背景について、作者は、学術書を含めた資料を相当広く、深く読み込んでいると思います。仕事上の関係でそれが分かるのですが、和歌についての作歌事情も正確で驚きます。主人公がなぜ歌を作れるのか、文字が読み書きできるのか、そのあたりの設定が無理なく描かれているのは、よほど当時の時代背景を知っていないと書けないのです。仏文出身で、医学部を経て作家になられたということですが、国史・国文の知識もすばらしいと思います。 ・・・だから、物語がリアルで、読みごたえがあるものとなっているということです。 | ||||
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私の読書レパートリーでは数少ない奈良時代を物語る面白い大仏製作のストーリーでした。 | ||||
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銅鉱石を掘り出し、踏鞴を踏んでの銅作り、銅を船に乗せての運搬、大仏鋳造、開眼法要の裏方作業と、大仏を造るにあたっての過程が人足の体験として書かれていくのは、読み応えがあって良かったです。 大仏が出来上がってから、人足たちが故郷へ帰るまでの困難さもいろいろと描かれていました。 主人公の担当作業が次々と変わっていくのは、実際上はほとんどないと思いますが、小説の舞台回し上、まあ受け入れられました。また、主人公が多少薬草の知識を持っていたということも、有りうることとして納得できました。 しかし、古代の人足の主人公が、お坊さんに教えられたことでかなりの数の文字が読めるようになり、本人の努力で多くの文字が読めるようになり、漢詩まで理解したり作ったりできるようになるというのは、真実味がまったく感じられませんでした。漢詩に著者の思いを込めているのだろうと思いますが、真実味がないと訴求力も弱いです。 時代と人間の真実をしっかり描いてほしかったです。 | ||||
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東大寺の大仏建立に携わった人足を主人公にした壮大な作品。 主人公の国人が長門の銅山で働いているところから物語は始まる。銅山で命の危険に晒され乍らも、次第に成長していく主人公の姿には共感を覚える。 そして舞台は京都へ。主人公は東大寺の大仏建立の人足に選ばれて京都で働くことになる。大仏の建立の過程を丁寧に描かれており、今度京都に行ったら東大寺盧舎那仏像を是非見たいと思った。 そして、ついに故郷に帰ることになった国人だが、その過程も大変で、当時京都から長門に帰るのがどれほど大変だったかがよくわかる。 ところが、故郷に到着して遂に苦労が報われる瞬間と楽しみにしていたら、この終わり方は何jなの? 著者の力が尽きてしまったのか?五つ星に値する作品と思ってたが、余りにがっかりしたので三ツ星に変更。 | ||||
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隣県のため(大阪府)の東大寺には時々伺うが、その大仏が如何にして造り上げられたか? そのための銅がどうのように造られたかが、一人の人足視点から描かれている。長門の国・奈良登り(現・山口県美祢市長登)には『大仏のふるさと』として国指定史跡があり、資料館があるそうだ。いずれ訪れてみたい。 | ||||
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当時の都(平城宮)の様子なども丹念に描かれている。今、平城宮跡を訪れただけではイメージしにくかった人々の営みが見えてくるようだった。また当時の長距離の移動(旅)が、如何に過酷で、危険を伴うものだったが如実に描かれている。本書(上下巻)を読み、興味を持って周辺資料・最近の発掘結果を少し調べたが、著者が描く世界が史実に裏打ちされたものであり、それを見事な小説に仕上げている事にも敬意を表したい。 | ||||
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テンポが合いませんでした。 奈良へ行くまでが長すぎると感じました。 すいません、諦めました。 | ||||
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1300年も前の大仏の制作(鋳物)過程や庶民の生活、大仏の鋳造に従事した名も無き人々の苦しみ、喜びなどがよく分かった。 | ||||
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水銀中毒については作者が医師なのであるから、もう少し詳しく書いてもよかったのかもしれない。それ以外については、満足できる濃い内容です。 | ||||
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水銀中毒についてはもう少し詳しく書いてもよかったのかもしれない。それ以外については、満足できる濃い内容です。 | ||||
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何の感情も湧かない。読むのは時間の無駄。ただただ長いだけの文章を書き続けた著者と、出版した担当者には憤りを超えて心の底からの軽蔑を憶えるばかり。 | ||||
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