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国銅
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国銅の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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銅鉱石を掘り出し、踏鞴を踏んでの銅作り、銅を船に乗せての運搬、大仏鋳造、開眼法要の裏方作業と、大仏を造るにあたっての過程が人足の体験として書かれていくのは、読み応えがあって良かったです。 大仏が出来上がってから、人足たちが故郷へ帰るまでの困難さもいろいろと描かれていました。 主人公の担当作業が次々と変わっていくのは、実際上はほとんどないと思いますが、小説の舞台回し上、まあ受け入れられました。また、主人公が多少薬草の知識を持っていたということも、有りうることとして納得できました。 しかし、古代の人足の主人公が、お坊さんに教えられたことでかなりの数の文字が読めるようになり、本人の努力で多くの文字が読めるようになり、漢詩まで理解したり作ったりできるようになるというのは、真実味がまったく感じられませんでした。漢詩に著者の思いを込めているのだろうと思いますが、真実味がないと訴求力も弱いです。 時代と人間の真実をしっかり描いてほしかったです。 | ||||
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東大寺の大仏建立に携わった人足を主人公にした壮大な作品。 主人公の国人が長門の銅山で働いているところから物語は始まる。銅山で命の危険に晒され乍らも、次第に成長していく主人公の姿には共感を覚える。 そして舞台は京都へ。主人公は東大寺の大仏建立の人足に選ばれて京都で働くことになる。大仏の建立の過程を丁寧に描かれており、今度京都に行ったら東大寺盧舎那仏像を是非見たいと思った。 そして、ついに故郷に帰ることになった国人だが、その過程も大変で、当時京都から長門に帰るのがどれほど大変だったかがよくわかる。 ところが、故郷に到着して遂に苦労が報われる瞬間と楽しみにしていたら、この終わり方は何jなの? 著者の力が尽きてしまったのか?五つ星に値する作品と思ってたが、余りにがっかりしたので三ツ星に変更。 | ||||
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あるがままに、ゆったり、まったり、時の流れに身をまかせ・・・。著者独自の世界を十二分に味わうことができます。ただ、自分の興味関心のあり方からは、奈良時代の産銅の状況、製錬技術、それに携わる人資源の分布などについて、より広い地理的な観点を取り入れてあるとさらによかったと思いました。始めから終わりまで国人密着で展開しますが、小説であればやむを得ないことかも知れません。 | ||||
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修学旅行で連れて行かれて、淡々と眺めただけの大仏でしたが 昔の人々の努力や命を削っての上に築かれた尊いものなんだと 恥ずかしながら気付かされました。 読みやすく情景が頭の中に浮かんで、その時代にドップリ浸かれました。 | ||||
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