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背が高くて東大出
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背が高くて東大出の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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十篇の短編集。 表題作「背は高くて東大出」では、東大出のこの夫は、とんでもない人だ。 もっとも現在は、東大という肩書きが、万能とまでは言えなくなっているので、時代遅れの感は強い。 しかし、この作品の真価は、最終部分にもあり、その意外性を、存分に楽しむ事が出来る。 意外性という面では、「死神はコーナーに待つ」が、特に面白い。 殺人を扱う、この短い物語の中で、流れが二転三転し、惹き付けられて止まない。 中でも、私のイチオシは、「父子像」だ。 悪の道を想定させておいて、こんなに温かい結末。 今巻の全作品中、最も印象に残ったし、こんな温かい作品は、私は好きだ。 それぞれの作品の傾向は色々であるが、読み捨てられるものではなく、時を超えて魅力を放ち続ける。 全17巻の本シリーズは、長編短編を問わず、著者独自の世界を提供してくれる。 著者の短編も、なかなかのものだ。 | ||||
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