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包帯クラブ



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【この小説が収録されている参考書籍】
包帯クラブ The Bandage Club (ちくまプリマー新書)

包帯クラブの評価: 4.02/5点 レビュー 63件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.02pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全63件 41~60 3/4ページ
No.23:
(3pt)

自分ならどこに巻くか…?

癒せない心の傷を負った場所には血が流れて続けていると,
そのイヤな場所に包帯を捲きつけてていく若者たち.
もちろん,現実には血など流れているわけはないのですが,
巻いてもらうほうは話を聞いてもらうことで救われ,
巻くほうは人の痛みや辛さを知っていくのだと思います.
正直,包帯を捲くくらいで…と,ひねくれた目で見てもしまいますが,
それでも人は心のなんらかの傷を抱えて生きているわけで,
それを癒すためのなにかがほしいと考えてしまいました.
自分に取って包帯を巻きたい場所は?
そんなことを思いながら読むとよいかもしれません.
ちょっと辛いと思いますが….
包帯クラブ The Bandage Club (ちくまプリマー新書)Amazon書評・レビュー:包帯クラブ The Bandage Club (ちくまプリマー新書)より
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No.22:
(5pt)

【暖かい本】

相方から「あまり面白くないかも・・・」と渡された。
正直、評価は1から始まった。
でも「星5つ」で終わる、暖かい本です。
高校生の息子に「絶対読めよ」と渡しました!
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No.21:
(4pt)

さすが天童作品!

好きな作家は何人もいる。その中で尊敬もしているのは天童荒太だけかもしれない。
包帯クラブ今までの作品とは違う角度から心の傷を書いている。
生きていれば楽しいこともあるけど、それ以上に傷つくことも沢山ある。
傷の痛みは主観的なもので本人にしか分からないから、
他人から見たら大した事がないように見えても、傷ついた本人は痛い。
いつもなら傷にならないことでも、その時置かれた環境や精神状態によって傷の深さも違う。
傷を分かってくれる人が周りにいたら一人で苦しんでいるよりも、癒されるし救われる。
(最近、友人関係で傷ついたことがあったから、この本が心に響いた。
何かが解決したわけじゃないけど包帯を巻いてもらえた気がした。)
人は人に傷付けられ、人を傷つけるけど、人に救われるんだなぁ。
たまに包帯クラブを読み返して、心の傷を癒しフィルターをつまりを取り除くようにしたい。
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No.20:
(3pt)

同情じゃない、話をきいてほしいだけ

安さが魅力の新書での発売なら価格的に購入しやすく、
漢字を使うべき箇所がひらがな表記されている。
これらから、この作品は本書の登場人物たちと同じ少年少女たちに
向けられた本であるということがわかります。
みんながこの作品を読み、自分の傷と向き合う。
それですこしでも気持ちが介抱されれば、すべてオッケー。
これまで人間や家族の問題を深く追求してきた天童荒太さんから
傷ついている現代の若い人へのプレゼントのような本。
傷の大きさに違いはあれど、誰もが心に痛みを抱えている。
それは他人が見たら笑っちゃうような出来事かもしれないけど、
誰かがそっと味方をして“大丈夫だよ”って言ってくれれば
それだけで心は少しだけ軽くなる。
実際に傷ついた場所に包帯を巻けば癒されるのかという問題じゃない。
“心配して、話をきちんと聞いてくれる人”の存在の大きさに気づくことが重要。
面白かったけど、活字を読むことに慣れている者から見れば
漢字が少ないのは非常に読みにくく疲れました。
仕方がないこととはいえ、惜しかったと思います。
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No.19:
(5pt)

包帯を巻くという発想がおもしろい。

包帯クラブとは、精神的な傷を負った場所に包帯を巻いて心を癒そうとする、高校生の集団です。
心に傷を負った場所に包帯を巻いて、心を軽くするという行為はやや空想的ですが、文章が巧いので物語にすんなりと入り込めます。
また、心の傷を扱った小説は多々、主人公の言動が鼻に付いたりして共感がしにくく、感情移入が難しいのですが、本書は登場人物のバランスが良くて最後まで引き込まれて読めました。いま生きづらさを感じている方にオススメです。久しぶりに読んでいて胸がズキズキしました。
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No.18:
(4pt)

やさしさって・・・

自分の部下から「部長はヤサシクない」って言われるんだけど、どうしてかよく分からないでいます。
3〜5年くらいのタームで、最もバリューが身に着くようにしているつもりですが、どうしても伝わらない。
でも、この本で分かりました。
傷ついていることを認めてあげれば良いんですね。
「包帯クラブ」は、フィクションだけど、ホントの話みたいです。
そして、登場人物が「日本人」を意識しながらも「日本」に固執しないところも、良いですね。
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No.17:
(4pt)

「傷」というものをよく見詰めた作品です。

最初に断っておくと従来の天童ファンが全員歓迎できるものかといえば必ずしもそうではないと思います。まずミステリー要素はないし、神経を震わせるような恐怖もない。つまり、今回は「家族狩り」や「永遠の仔」にみられたような角度から“人間の本質”を抉り出そうとした作品とは全く違うのです。
ただ、何が天童小説たらしめるかといえば、やはりどれだけ“人間の本質”を描いているのかということでしょう。今回は確かに“抉る”というような暴力的な描き方はしていないが、天童作品たるそうした要素は少しも損なわれていません。むしろ、従来に比べ、ずっと現代的な“人間”、或いは“若者”を掘り進めた結果、こうした作品ができあがったのではないかと思います。
その因果もあってか、本書に若干“軽い”印象を受けるのも確かです。しかしそれはテーマに由来するものの方が大きいと思います。物語の冒頭にもありますが、これは「たたかわない」物語だからです。そしてこの点がまた“従来の印象”を覆す部分ともなっています。これまでの天童作品とは真逆の描き方で、天童氏は人間の弱さや誰しもが持っていて然るべき人間の傷を新しい小説の形で訴えたのです。
これは先に述べたように“現代たる”物語だと思います。しかし時代に関係なく、確かに普遍的な人間、そして弱さを描いている小説です。これを読めば、少なからず慰められた気になる人も多いのではないでしょうか。かくいう私もその一人です。私はこの天童氏の新しい小説を、傷付いた経験のある多くの人に読んでもらえたらと思いました。
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No.16:
(5pt)

天童ファンにもそうでない人にもオススメ

人は誰でも、生きていれば傷つく。 他人から見れば、どんな他愛のないことにでも。
そんなことで傷ついたんだ、ということを周りには悟られたくなくて、自分も認めたくなくて、傷から目をそらす。
と、その傷は化膿し、ぐちゅぐちゅと膿んでゆく。
やがて、突拍子もない死に走らせたりするくらいに。
他愛のない傷を傷として認めよう、そしてその傷に包帯を巻いてあげよう。
傷を傷として認めることから、その傷は少しずつ癒され、再生されていくから。
と、これはそんなお話。
これ、本当に天童作品か?というくらい優しく、自分の中にあった無数の小さな傷にしみていく。
でも、一つ一つの物語はきちんと「痛み」や「つらさ」を伝えている。
安直な癒しや慰めではないあたりが、天童作品の天童作品たるゆえんだろうなあ。
今までの天童作品を、「重すぎて辛い」と思っていた方にオススメします。
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No.15:
(5pt)

人間の中にある違和感

天童荒太の作品は、やはり面白いと思う。
この「包帯クラブ」は、本の形式も新書で、その分文章も短いのだけれども、その短い文章の中にも濃い人間の要素で、決して一般のメディアでは触れられない部分を大胆に綴っている。
自分が、いつの間にかこんな人間になってしまったのも、この本を読めば、なんとなく分かってくる。きっと、どんな人にもこの本は共感されると思う。
キレイごとじゃなくて、本当の日本人を感じ取れる作品。
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No.14:
(5pt)

絶望と諦念の底から浮かび上がるもの

天童荒太は新潮文庫から書き下ろし改訂版の「家族狩り」を出して以降、よりスタンスを明確にしてきたと思う。ミステリ作家ではないのだ。救いのない理不尽な世の中に生きる我々の苦しみを滾々と小説という媒体で詳らかにし、答えではないけれど、ヒントのような処方箋を読者に訴える。そのため道徳の時間のお話を拝聴しているような、宗教的な気配も漂う。「なんだか説教くさいなあ」とひかれてしまうリスクを内包したギリギリの境界線上で物語が構成されている。安易に鵜呑みにしてもいけないだろうと思う。こういう考え方、感じ方もいろんなものの中のひとつにはあるだろう、という距離感が必要だ。だが最終ページで目頭が熱くなり、心打たれていることに気がついた。
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No.13:
(5pt)

素晴らしい力量

好きな作家は少なからずいる。
尊敬している作家もいる。
しかし、信頼できる作家の数はそう多くはない。
天童荒太は、私の中でそんな「信頼できる」作家の中の一人だ。
この人はどうしてこんなにも人の心の痛みがわかるのか。
おそらく、彼自身が物語の中の登場人物になって書いて行くからなのだろう。そして、心の奥深くの痛み、苦しみ、喜びを我が物として感じるという作業を必要とするがゆえに、寡作なのだろう。
ある精密機器の製造で有名な地方の高校生の話。
彼らは心の傷がある場所に包帯を巻いていく。
その情景がとても鮮やかだ。美しい。
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No.12:
(5pt)

私たちができることがすこしだけ見えてくるような

等身大の少年少女たちの柔らかな心が、大人といわれる年齢になった私の中に蘇ってくるようでした。この国では報道されない、世界の痛みを自分が少しでも背負えたらと自分なりに画策して実行するディノ。そして、大きな力に抵抗できずに傷を負った自分や友人に包帯で傷を覆う少年、少女たち。自分と他人の違いはいったいなんだろう、上から見下ろすのか、下で上を仰いでいるのか。町を見下ろす、そして世界を見下ろす、高いビルの上からただの自分を想像するとき、もっと人は優しくなれるのかもしれない、とふと感じる一冊でした。無力なように見える一人一人がほんの隣人にできること、そして、その延長線になにかがあるのかもしれないと、小さな可能性を見出せたような気がします。
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No.11:
(4pt)

本としては、、、

この本のサイズはあまり好きではないです。
新書ブームを意識しすぎ。
ただ内容はすごく意味があると思いました。
傷ってけっこう毎日のように負う気がします。
最近はなんだか特に人間同士がどうもね。
つまらない本が多いけど、天童さんは見るとこを見てるなと思う。
人間が人間のことに無関心になったらどうにもならない。
あとは読んでください。
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No.10:
(5pt)

期待以上!

天童さんの本は読んでみたくて、でもテーマが重い気がしてこれまで読まずにきたのですが、某テレビで「天童さん入門には良い」と言っていたので思い切って買ってみました。
一気に読みました。重いテーマを重くさせすぎず、でもなんかあるよねこうゆうこと・・・って感じの説得力あり!
何もできないかもしれないけど、出来ないってことを知ることから始めようよなんて思いました。
印象深い事件のことなんか触れたりしていますが、ああゆうことってテレビを通してだと現実味がなく他人事みたいな気がしてしまいますが、文章になることによって登場人物の感情が入ると真剣に考えさせられます。
とにかく、たくさんの人に読んでほしいです。
文章も難しくないので親子で読んだりしてもいいと思います。
これから天童さんのほかの作品も読んでみたいと思います。
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No.9:
(5pt)

心の傷は見えないから

この本はテレビで紹介されているのを見て興味を持ったのですが、
買ってよかったと思える作品です!
どんな小さな傷でもやっぱり傷は痛みを感じます。
それは心の傷も同じで、他の人はもっとすごい傷を負っているとわかっていても、やっぱり痛い。
そんな傷の一つ一つに包帯を巻いていくという優しさは、現代社会の傷ついた心に癒しをくれているような気がしました。
本当に何気ないシーンでも、なんだか涙が流れてしまいました。
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No.8:
(5pt)

待望の新作は完璧な仕上がり

 傑作である。少しジュニア向けを意識したかのように、学校ネタが多く、柔らかな言葉使いがされている。だが決して、特定の年齢層に向けて意図的に書かれたジュニア小説ではない。広く読者を想定し、さまざまな年齢層に手ごたえを感じさせるであろう仕上がりである。
 高校生たちがワラ、とかギモ、タンシオ、リスキーなどと呼び合うのはなぜか。自分の力ではままならない世界に対し、そうやって自立を宣言しているのだ。実名をつけた両親が離婚してしまったら、実名は傷になる。
 自爆テロや小学生の殺傷事件など、かなりきわどい材料も扱いながら、興味本位ではなく、小説の話題づくりにもしないよう配慮した書きっぷりは、作家・天童の深い見識を感じさせる。愛という安易な言葉を使わないこだわりも見事。
 シリーズ化も可能な、魅力的な仲間達の登場だ。
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No.7:
(4pt)

誰もが自分だけの傷を持って毎日を生きている。人とは違う痛みを感じている。そんな傷を癒すことができるのか。
本当に何気ない思いがとても大切なのだと思う。
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No.6:
(5pt)

包帯をまくという事

 この作品はおそらく著者の代表作とはならないだろう.重厚なテーマで重く心に突き刺さる「永遠の仔」,家族という存在を様々な視点から鋭く描いた「家族狩り」の両作品には内容,分量とも遠く及ばない.それでも私はこの作品は大好きだ.
 今の日本で,本当に大切な,皆が切実に考えなければならない問題は何なのか.文盲なC調系のマスコミに多くは望まない.それにしても,今現在報じるべきことは,IT社長の動向や,タレントだか政治家だかわからないような人々の言動や行動ではないだろう.また,取って付けた様に社会に潜む闇を第三者的な立場から論じた所で,一体それが何になると言うのか.
 天童荒太はそんな私の持っている不満に対して一つの回答を示してくれた.完全な回答ではなく,明確でもないが,とても優しく,大切な回答だった.
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No.5:
(4pt)

非常に鋭い

移動時間の間に大体1時間くらいでさくさくっと読めてしまった。
さくっと読めた割には結構おもしろかった。
あーこれは非常に鋭いところを付いてくる小説だなあと感じた。
気になったのは、僕らの下の世代を描いているところだ。
実は、僕らの一つ下の世代のことは殆どわからない。
僕らが育ってきた世代がバブルはじけて不況だったの時代だとすると、
今高校生くらいの人たちはまた違う文脈で生きているんだと感じた。
自我が確立するまえから、携帯で個人を一気に与えられて、
そして、ネットも含めて地理的に離散した人とのつながりが一気に可能になる。
そして不況を引きずって弱ってる地域からは、原因が単純でない痛みばかりが気になってしまう。
その痛みの象徴であるオブジェにに包帯して治してあげましょう。ってのが包帯クラブらしい。
じゃあ本当に包帯するくらいで心の傷が治るのか?っていう疑問がもちろん起こる。
この小説が優れてるのは、やっぱりそんな包帯くらいで心の傷なんて治らないし、
元々その地域に根付いているコミュニティを変えていくのは
単純なアイディアだけでは非常に難しいということをきちんと記すことだ。
高校生の主人公がそのときの判断で考えて「包帯クラブ」作り運営するがなかなか上手くいかない。
しかし、「包帯クラブ」の活動が元になって、
それぞれのメンバーが誰かの傷を発見する、伝える、治す
ということのプロにそれぞれなっていく。その姿を話の裏でMLの形をとって記述してある。
非常にその描き方が明るくて読んでいて気持ちがよくなった。
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No.4:
(5pt)

みんな何かの形で傷を受けている

読み終わった後の満足感は何だろう。高校生からの時間の流れの中で、成長する登場人物たちの私信がとても印象的に使われている。今のネット環境なら実現できる話だけれども、これは小説の世界にとどめたい。でも、他人に癒されるって悪くないよね。
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