悪魔が来りて笛を吹く
評判
悪魔が来りて笛を吹くの評価:
4.38/5点 レビュー 80件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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悪魔が来りて笛を吹くの評価:
4.38/5点 レビュー 80件。 B ランク
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題名通り、密室連続殺人の度に「笛が吹く」が、単なるフルートの笛で、雰囲気創りに使っているだけ。その密室も創りがpoorで本格ミステリとは程遠い。被害者家族が「あ、悪魔」と恐怖に慄くがオーバーで、近親相姦(これも雰囲気創り)を含む人間関係を整理すれば、身近なある兄妹の復讐劇という事は明瞭である。即ち、ミステリとしての核はお粗末だが、悪魔、密室、近親相姦といった雰囲気で欠点をカバーしているという体裁である。
「獄門島」・「犬神家の一族」でもそうだが、オドロオドロしい舞台創りだけ凝って、肝心の推理の部分はスカスカという作者の悪癖が露呈した駄作。私は本格ミステリ作家としての作者の手腕には疑問を持っており、ストーリー・テリングの才の方が光っていると思う。その意味において、思い切って本格ミステリ味を捨てた(作者はそう思っていないかも知れないが)「八つ墓村」が一番の出来だと思う。