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女王蜂



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女王蜂の評価: 4.04/5点 レビュー 27件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.04pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全27件 21~27 2/2ページ
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No.7:
(5pt)

残念ながら金田一の活躍はありません

まず、最初に言っておきたいことがあります。
もしあなたが金田一耕助のさえわたる推理を期待するのなら、
この作品には決して用はないはずです。
別の作品を読んだほうが賢明です。

なぜ、このような前置きをするかと言いますと
完全に金田一は後手に回ってしまい、
結末も読者が望むものにはなっていません。
実質上の「敗北」を喫しているからです。

だけれども、この作品を
人間を主体においた作品、として位置づけるのならば
これ以上の秀作はないでしょう。
人間のすれ違い、運命のいたずらが
皮肉にもまがまがしい殺人事件、
過去の一事件を起こしてしまったのですから。

ただし、そんな金田一も
その犯行に関わったものも救いなのは
結末の現場の様子でしょう。
確かに望まない結末でしたが
関わったものにとっては
最後にかなった幸せだったことでしょう。

運命のいたずらがにくくなる作品、
ミステリー度数はさほどではないので、
あまりミステリーと言う範疇で見ないほうがベターです。
女王蜂 (角川文庫―金田一耕助ファイル)Amazon書評・レビュー:女王蜂 (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
4041304113
No.6:
(4pt)

可憐なヒロインとミステリアスな求婚者

作品の内容については既に他の方々が詳しくわかりやすいレビューを書かれていらっしゃいますのでそちらをごらんになってください。
私はキャラクターという一面に的を絞って感想を述べさせていただきます。

金田一耕介探偵の魅力はもう語るまでもないのかなと思います。非常にイメージしやすいです。
ということで、今回のその他のメインキャラクターについて書きたいと思います。

まず、ヒロインですが、可憐でいながら妖しい魅力を持った絶世の美女です。この人が18歳になったのを機にそれまで
住んでいた島を離れ、3人の求婚者と会うことから物語りは始まるのですが、気丈な性格のお嬢さんでなかなか好感が持てます。
対して3人の求婚者の方はどこか頼りなく魅力も足りないように思えるのですが、そこに第4のミステリアスな求婚者、連太郎さん、が
加わって話がぐっと面白くなります。
私はトリックやミステリー部分よりもヒロインの恋の行方が気になって急かされるように先を読んでしまいました。
連太郎さんというのも影があって読者にもどういった人なのか最初はわかりません。ただ、ギリシア彫刻のように
端整な顔立ちと均衡の取れた体を持った美丈夫だということが金田一探偵の目を通して語られるにとどまります。
ヒロインの危機にさっと現れては謎を残して立ち去っていくその姿は、そのまま少女向けの本のヒーローのようです。

本の性質上、詳しい感想は書けませんが、私はラストが気に入りました、とだけ述べておきます。
哀しい部分もあるけれど、とてもロマンティックな本でした。

女王蜂 (角川文庫―金田一耕助ファイル)Amazon書評・レビュー:女王蜂 (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
4041304113
No.5:
(4pt)

横溝正史(金田一耕助もの)初読者にお勧め

資産家の養女で月琴島に住む美女、大道寺智子が島を出て東京に来るのを阻止せんと舞い込む脅迫状、果たしてそれに呼応するかのように起こる連続殺人、そしてその背景には、19年前に島で起きた密室殺人があったという本書、横溝(金田一もの)の初読者にお勧めである。
横溝独特のおどろおどろしさ(例えば『犬神家の一族』や『悪魔の手毬唄』のような)は控えめで、また『獄門島』や『本陣殺人事件』のようなガチガチの本格ものでもないので読みやすく、ヒロイン・智子を中心に謎とサスペンスに富んで面白い。
逆に言うと横溝らしさが薄いので、先に挙げた『犬神家〜』や『獄門島』などのファンは、ちょっと物足りなく感じるかも知れない。
金田一ものベスト5(先に挙げた4作+『八つ墓村』)の次ぐらいに位置する作品である。
女王蜂 (角川文庫―金田一耕助ファイル)Amazon書評・レビュー:女王蜂 (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
4041304113
No.4:
(4pt)

島の秘密

 横溝正史の代表作のひとつ。
 登場人物も派手だし、ヒロインへの求婚者が次々と殺されていくという展開にも花がある。いくつもの謎が絡み合ったプロットも良く出来ており、優れた作品であることは間違いない。
 ただ、トリックはいまいち。いくか使われているのだが、どれもパッとしない。がっくりと脱力してしまうようなものも。
 瀬戸内海ではないが、島が主要な舞台となっており、恐ろしさが良く出ている。
 横溝の生涯のテーマであった「歪んだ性」の問題も。
女王蜂 (角川文庫―金田一耕助ファイル)Amazon書評・レビュー:女王蜂 (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
4041304113
No.3:
(3pt)

トリック・構成が見事!

 いくつかの事件が複合的に組み合わされて作品が構成されている。背景事情も、それぞれの件で違っている。話の中頃で早くもそのうちの1つの謎解きがされてしまって、おいおいもう種明かしかよ、と思って読みすすめると、隠されていたもっと大きな謎が次々に出てくる。
 トリックも、やや古典的ではあるものの、十分練られていて堪能できる。
女王蜂 (角川文庫―金田一耕助ファイル)Amazon書評・レビュー:女王蜂 (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
4041304113
No.2:
(3pt)

著者の作品に「推理小説」だけではなく「小説」としても魅力を感じている者としては…

横溝正史の作品は、「推理(探偵)小説」としてだけではなく、「小説」としても独自の世界〜それは耽美的であったり、伝奇的であったり、グロテスクであったり、ユーモアだったり、登場人物の魅力だったりと様々だが〜を持つ優れたものである。だから、今の時代も読み継がれているし、繰り返し映像化もされているのだろう。私は「推理小説」と同じくらい「小説」としての横溝作品のファンである。
推理小説としてのこの作品は、詰め込み過ぎの嫌いはあるものの、大小のトリックを駆使した優れたものだと思う。著者の作品に対する批判として、現代においてそれらのトリックが陳腐だとか必然性がないという意見があるが、それを言っては野暮だろう。その時代性と「小説」の中で描かれている舞台とをあわせてトリックの意味を考えるべきだ。著者の推理小説は単なる謎解きではない。
推理小説なので書くことはできないが、混乱した時代が可能にしたともいえる作品中最大のトリックは、その伏線の張り方、謎が解けていく過程とも緻密であり、さすが横溝正史と唸らされるものがある。
しかし「小説」として考えると、この作品は物足りない。ドロドロの世界は著者の十八番だが、それが引き立つのも登場人物に魅力があってこそのはずだ。真犯人はストーリ上そういう描き方しかできないのは止むを得ないにしても、ヒロインの大道寺智子をはじめ、多くの登場人物に魅力が感じられないのがその理由だと思う。
だから、小説的な魅力をあまり感じることができないこの作品を、何度も繰り返して読むことがないのかもしれない。
女王蜂 (角川文庫―金田一耕助ファイル)Amazon書評・レビュー:女王蜂 (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
4041304113
No.1:
(3pt)

古典の名作

 横溝をはじめて読んだが、なかなかに面白かった。この時代の本をこれほど面白く感じることが出来るのだろうから、やはり才能はあるのだろう。  ただ、あくまで昔の話だから、トリックは陳腐
女王蜂 (角川文庫―金田一耕助ファイル)Amazon書評・レビュー:女王蜂 (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
4041304113

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