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QED ~ventus~ 鎌倉の闇
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QED ~ventus~ 鎌倉の闇 の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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この作品は、いつもの作品よりもライトなものとなっております。 それもそうでしょう。肝心のミステリー部分が 正直に言ってしまえばペラいのですから。 それよりも鎌倉に関しての歴史がメインとなります。 意外な事実が結構知ることができてためになることは間違いないです。 それと源氏の有名なあの方の思わぬ見え方も してきますからね。 一応最後の方に事件の真相は出てきます。 おそらくある人をかぶせている感じなのかな 恐ろしさすら覚えました。 通常のシリーズとは毛色が違うので、そこのところ注意。 | ||||
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QEDシリーズ、本作の舞台は鎌倉です。 鎌倉には土地勘があるのでいろいろ楽しめました。 一方で知らない話も多く、勉強になりました。 鎌倉の名水は鎌倉の水がまずかったから評価された、というのは 目から鱗が落ちた気がしましたね。 砂金はあまりなさそうですが (だからこそ、奥州の金に目をつけたのでしょうし)、 稲村ヶ崎の砂鉄は有名ですね。 洗って金は得られなくても、 少なくとも鉄(くろがね)得られそうです。 それが”かね”沢だったり”かね”川だったりしたのかもしれません。 頼朝が立場が弱かったのは分かっていたつもりですが、 そこまでいくと哀れを催してきました。 自分勝手な弟を粛正したのは身を守るためだったのですね。 その歴史の新解釈は非常に興味深く楽しめましたが、 事件の謎解きの方は…、 狂気の人が病的な思考で無茶な事件を起こすよりは ずっとマシな展開ではありましたが、 背景を頼朝と北條一族になぞらえたといわれても あまり歴史解説との結びつきにピンと来るものがなく、 その点は残念でした。 ただ、鎌倉の歴史に新たな視点が得られることだけは受け合いです。 | ||||
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薬剤師の桑原崇ことタタルが歴史の講釈をしながら、同時に事件の謎も解決する「QED」シリーズ。今回は鎌倉を舞台に、タタルと棚旗奈々、沙織の姉妹、それに小松崎の四人が、鎌倉時代の歴史の闇に踏み込んでいきます。鎌倉時代の謎と、現実の失踪事件の謎を割合で換算すれば、8対2ぐらいかなあ。メイン・ディッシュはタタルが展開する鎌倉時代の蘊蓄で、デザートに失踪事件が差し出されるといった感じ。鎌倉のカラー地図も織り込まれていて、これはもう、歴史紀行ミステリーと言っていいんじゃないかと、そんな印象を持ちました。鎌倉という場所に興味がある人は、「へえっ。そこにはそんな由来があったんだ」とか「ふーん。源頼朝って……そうだったんだあ」と、その地を、そして鎌倉時代を散策するように楽しむことができるのではないでしょうか。タタルが開陳する鎌倉時代の蘊蓄はかなりマニアックで、正直、うざったく感じた部分もありました。そのマニアックな毒を薄めていたのが、沙織のキャラでした。彼女のあっけらかんとした言動は、なかなか愉快で楽しませてもらいました。タイトルの中の「ventus」というのは、ラテン語で「風」を意味する言葉なんだそうです。歴史の持つイメージとメッセージとを掛けて、この言葉を持ってきたみたい。「QED.」(以上、証明終わり)とラテン語で繋がっているっていうのもあったかも。 | ||||
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相変わらず事件自体のウェイトは低く、主人公もますます事件に興味を持っていません。事件と歴史考証の関係もますます取ってつけたようなものになっています。今やこの「無関係さ」こそが読者の期待でしょうか。私は鎌倉時代に特に興味を持っているわけではありませんが、時代考証自体は大変面白いです。今回は鎌倉の地図もついていて、これから鎌倉へ行こうという方は、この本を持っていけば観光がさらに楽しめるのではないか、といった感じです。 | ||||
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