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黄金豹
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黄金豹の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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カバーなしの裸本でした。かっかり。 | ||||
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盗みの天才『黄金仮面』と名私立探偵『明智小五郎』 との何度も繰り返される対決は見ものです。 ただし、明智小五郎は、黄金仮面やその一派を追い詰めるのですが、意外と詰めが甘くよく取り逃します。 事前に警察に教えておくとか、ピストルで容赦なく犯人を撃てばいいのにと何回も思いました。 話の途中から黄金仮面の正体が判明しますが、その黄金仮面に恋した大富豪の娘の名前からや、贋作に残されたイニシャルから・・なるほどと後になってから気がつかされたことや、黄金仮面の屋敷の仕掛けには、さすがは江戸川乱歩さんだと思いました。 最後の方で白い男が登場し、捜査員達にからかうようなことをする意味がよくわかりませんでしたし、最後があっけない幕切れだったのはちょっと残念な気もしました。 | ||||
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小さな物語が終わっては、また次の話が始まり、引き込まれる作品だと思います。 | ||||
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黄金仮面=A・Lで、黄金仮面の恋人=大鳥不二子って、もしかして三世アニメの不二子恋人設定はこれから? 何と言ってもルパン対明智で面白かった。 グロい描写が無いのもルパンは流血を避けるためかと思ったら、「自註自解」では掲載紙の事情だったのは面白い。 怪盗ジゴマ、ファントマ(どっちもフランス産だ)も大正初めに大人気の活動物(小説の方?)だったし、乱歩も影響受けてるのかな。 あ、逆に後の作家に影響を与えている方だよね、乱歩は。 「幽霊塔」はどっちを買おうかな、宮崎挿絵(?)版と東京創元社版。 | ||||
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乱歩はなにやら古くて新しい。トリックは見え見えであることや子供っぽいことがあるものの、それも一興。 本作品にはあのルパンが出て来たり、ポウの赤死病が出て来たり、乱歩が欧米のミステリーを尊敬して取材していたことが面白いです。 文学作品の重みとしては、マネをしていますよ、と正直にいう乱歩作品より、原作の方が迫力がありますが、その正直さ、生真面目さも乱歩を読む楽しみ。 | ||||
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江戸川乱歩の作品を陰と陽に分類すると、陽の分野での最高傑作と言っていいのではないでしょうか。 明智小五郎と黄金仮面が追いつ追われつの熾烈な知恵比べをします。 黄金仮面も血を好まない怪盗ですが、本作品では正体を隠すためには口封じの殺人も行うし、ついには活動に邪魔な明智小五郎を本気で殺そうとします。 明智探偵と黄金仮面の戦い、もっと見たかった。 続編は描かれなかったのでしょうか。 創元推理文庫版では、発表時の挿絵が全点収録されています。 雰囲気のある素晴らしい挿絵です。 一部、変則的なレイアウトの挿絵があり、それに合わせて本文の組み方を変えているのも楽しい。 この挿絵を描かれた吉邨二郎氏の消息が分からないそうです。 「ご存じの方、編集部までご教示下されば、幸いでございます。」 という編集部後記があります。 | ||||
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ラジオ小説で聴き、書籍で読みたかったので本を探していました。 電子書籍でこの作品が読めるのはkindleだけでした。 だからkindleを購入したといっても過言ではありません。 さすがkindle。江戸川乱歩作品が充実です。 | ||||
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小学生の頃、明智小五郎&少年探偵団シリーズが大好きでした。Kindle Paperwhiteを購入したので、ものすごく久しぶりに江戸川乱歩を読んでみました。黄金仮面は、ただただ、楽しかったです!!ルパンまで出てくるんですよ!ブラボー~~ | ||||
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読者の心持ち次第で、駄作にも名作にもなる小説であると感じた。 あら探しを始めれば、気になる点はいくらでも出てくる。 それならばこの小説は読まないことをお勧めする。 明智・ルパンに騙されることを楽しもう。 すると、読みながら映画にも似たようなイメージが湧いてくるだろう。 その時、この小説の本当の輝きを体験できるはずだ。 | ||||
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著者の通俗作品のなかでは、「黒蜥蜴」とならんで比較的グルーサムと破綻の少ないものである。 ミステリとしては、推理や論理というよりは、アクション中心のいわゆるスリラーに分類される。 なにより、犯人が全身を金色の衣装や仮面で覆っているという、とてもヴィジュアルなところが良い。 まるで、カラー映画化を意識したような設定だ。 しかも、それが一応の必然性のあるもの、というのは、かなり乱歩も苦心したところだと思われる。 とにかく、ストーリーテラーの乱歩であるから、面白くないはずがない。 ただ、同じような怪盗といっても、こちらは一応アダルト作品なので、二十面相のようにストイックではない。 そのあたり、本作の読みどころといえるかも知れない。 12チャンネル「明智小五郎」では、この役を団次郎(当時)がやっていて、なかなか良い雰囲気だった。 そのイメージが残っていたため、翌年の「帰マン」の主人公役には大変違和感があった。 黄金仮面がウルトラマンに・・・ 団氏には悪いが、今考えても違和感たっぷりだ。 他のレヴュアーが書いているように、ラストで明かされる黄金仮面の正体はあの世界的な怪盗である。 ご愛敬と感じるか、著者の挑戦と受け止めるかで評価は分かれるかもしれない。 私は、著者のチャレンジ精神だったと思いたい。 そう思いながら読むと、本作はまた一味違った味わいになる。 | ||||
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本作は(本作「も」と言うべきか),大都会の真ん中に豹が出現するという,奇想天外な状況から始まります。 このモチーフは乱歩好みの「人獣」パターンで,『人間豹』を想起する方も多いことでしょう。 この「豹」の正体はもちろん二十面相なのですが,読者はそんなことにはうすうす気づいているにもかかわらず,それでもその後の展開に期待せざるをえないほど,物語に引き込まれることでしょう。 ストーリー展開は,二十面相と明智・小林少年の知恵比べになるというパターンはいつも通りです。まさにこれが,「少年探偵団シリーズ」の醍醐味の一つと言ってよいでしょう。 そのような中で少々目を惹くのは,明智がシャーロック・ホームズばりの人物観察を行う場面があることです。 (少年読者には気づきにくい箇所かもしれませんが,背景の知識があると,より深くかつ広範に物語を楽しむことができると思います。さらに付言すると,ホームズシリーズの『バスカヴィル家の犬』の影響を受けているのではないかとおぼしき箇所もあります。もっとも,これはマニア向けの話ですが。) 本作は,二十面相と明智・小林少年の息詰まるような駆け引きに加えて,幻想的・非現実的な舞台設定―猫屋敷・猫むすめ・猫夫人など―が加わることによって,一層妖しい魅力を醸し出しています。 それでも大団円に向かって,畳みかけるようなスピード感で謎解きが展開されているのは,さすが乱歩といったところでしょうか。 既知のトリックが使われていようと,非現実的な設定がなされていようと,少年読者を魅了して止まない筆力は,やはり敬服に値すると思うのです。 | ||||
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