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月と手袋
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月と手袋の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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表現の世界では、これがぎりぎりで、しかも凄みがあります。 乱歩は1894年生まれですので、当時の前世紀人です。 文体は古風なのですが、淡々とした描写の中に新しい光景を作りだす迫力があって、昭和の時代にあってすでに内容とことばの新旧の矛盾がそれ自体で独特の魅力をかもしだしていました。 幻想や幻影だとよく言われます。 しかし対象が定まれば、それをよりよく的確に表そうとするのがリアリズムであって、その意味では幻想でも幻影でもありません。 ひとえに表現力、筆力と評してよかろうかと思います。 | ||||
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1962年に出た春陽堂文庫の『江戸川乱歩名作集6』の改題。 「月と手袋」「地獄風景」「モノグラム」「日記帳」の4篇が収められている。 もっともインパクトがあるのは「地獄風景」だろう。おどろおどろしい世界だ。しかし、あまりにグロテスクで読んでいて気分が悪くなってしまう。 表題作の「月と手袋」はいただけない。明智が登場するものの、これでは…。 アイデア勝負の「モノグラム」は良かった。 「日記帳」もひねりが効いている。 | ||||
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二人の男女が見事に別の殺人事件を演じきる「月と手袋」は、不気味な赤い月が目に焼きついてしばらく離れなくなりました。「地獄風景」はある意味パノラマ島よりもエログロです。こんな世界があっていいのか。完全なるキチガイワールド。人間が人間じゃなくなってる・・・。ここまでくると逆に笑えてきたりします。乱歩は華麗なる妄想狂。頭の中凄すぎます。現実にあまり面白いことがない私は、異常に惹きこまれてしまいます。毒々しい花畑に迷い込んだような気分になります。 | ||||
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