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(短編集)
影踏み
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影踏みの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全84件 1~20 1/5ページ
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賢い人が泥棒になってしまった。 なぜ? 彼は悪人ではない。 じゃあ、なぜ? 彼には双子の弟が居た。 だけど、母と焼死。 だけど、生きているような… どうなるの? 彼を愛し、頼る人たちがいる。 なぜ? 難しい課題に取り組む。 勇気が必要 出来るの? そんなこんなを楽しみました。 | ||||
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人が寝静まった深夜に住宅に忍び込む「ノビカベ」と呼ばれる窃盗犯が,深夜とある住宅に入った。夫婦寝室で休んでいたが,女の方は背中を向けていたが寝てはいなかった。それに気づいたノビカベは,急いで住宅を後にするが,外に出たとたんに警察に現行犯で逮捕される。刑務所から出てきたノビカベは,そのときの室内の様子から女が火をつけて夫を殺害しようとしていたことに気づく。ノビカベは,女の行方を捜す。捜しながら様々な事件に出くわし,警察,やくざまでともやり合いながら問題を解決していく。最後まで一気読みしました。 | ||||
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のびかべこと窃盗犯真壁修一と、その一卵性双生児で火事で亡くなり修一のもう一つの心の声として登場するワトスン役の啓二が、さまざまな事件を解決していく、犯罪者による事件捜査譚。 それぞれの事件は、流石に横山秀夫らしく、それなりに面白いし人生の侘しさが伝わってくる。 しかし、「心の声」が鬱陶しく、しかも最初からあからさまなのにはっきり非実在だと明言されるのが最後の最後というのがダサい。やりすぎて失敗したという感じだ。 | ||||
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横山秀夫は、一卵性の双子を鏡合わせの化け物か何かと勘違いしているのではないでしょうか? 現実には、双子でも子供の頃から趣味や欲しいもの好きになるものは少しずつズレます。 見た目は同じで感性は近くても、心は別々なのが双子です。 一卵性でも普通に別々の人間ですので、老害の凝り固まった偏見で双子の生態を決めつけて描かれるのは差別に近いと思います。 | ||||
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著者の作品は主要な登場人物の負う立場や背景、また、行動を裏付ける心理や心情などが巧みに描かれていて、警察官にしろ犯罪者にしろ、その場面場面でそれぞれの人物に感情移入しながら読んでいることが多い。そのせいもあってか、読後感も含め暗く重たい気分になることも少なくないのだが、こと警察・犯罪推理モノに関しては、それこそが自分の求めている横山作品の世界観であり、また次も読みたくなる所以である。 | ||||
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第三の時効といい、臨場といい、本作品もとてもおもしろく読ませてもらった。 冗長でなく、無駄のない展開が好印象。 ルパンの消息では残念な思いをしたが、また他の評価が高い作品を読みたくなった。 | ||||
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・この種の小説にも、主題があるとすれば、それは主人公真壁修一の『自己回復』であろう。しかしながら読み進めて行くも主人公は、身辺に起こる事柄を、追い回すだけで、『筋』の通った追及になっていない。 確かにミステリー仕立てに、創りは巧みであるが、では主人公は、何のために、何を追っているのか、となると主題には関係なく、あっちこっち寄り道しているだけで、その理由もはっきりしない。結局ストーリー自体、脈絡に乏しいまゝ、主題である『自己回復』のために主人公は、自ら労を厭わず『筋』を辿るでなく、死んだ双子の弟に、拘り続けて来た『呪縛を解いてもらって』、漸くの有り様である。 これでは、お粗末に過ぎ、有態に云えば、如何にも『中途半端』、に終わっている。 | ||||
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著者独特の硬派タッチによる凄味の有る長編で、引き込まれる様に読み切りました。 | ||||
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死んだ弟の声が耳の中で蘇り会話ができるのをリアリティーが無いとするのかもしれないが、小説である以上ある程度の虚構の舞台設定をする必要があり、本作もそこは仕方が無いと思われる。逆にこのような設定自体に非常にオリジナリティがあるともいえる。 それ以外には十分に推理的要素もあり、また深い人間ドラマあり、恋人との、家族との愛憎劇ありと、盛沢山であり、エンターテインメントとしては十分なのではないかと思われる。 ただ、これを読むと警察や裁判所など、体制における正義の側も悪い奴らだらけで、社会不振に陥りそうではある。 | ||||
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面白い。 | ||||
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淡々としていて盛り上がりに欠け全然つまらなかった。 無駄な買い物をした。 | ||||
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ストーリーが良いですね。すぐに読んでしまいました。 | ||||
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「消息」、「刻印」、「抱擁」、「業火」、「使徒」、「遺言」及び「行方」の全7つの短編から構成される通称"ノビカベ"との異名を取る泥棒を主人公とした連作短編集。ノビカベには啓二という一卵性双生児の弟がいて、啓二は母親の一家心中放火のために焼死した過去がある。そして、ノビカベの耳には啓二の声が絶えず響き、その会話が作中にそのまま記されるという工夫があるが、これは会話によって物語の進行を助けるというよりは、<啓二=ノビカベの影>という意味合いが濃いと思う。これらの設定といい文体といいハードボイルド小説の様な趣きで、これまでの作者の作品とは肌合いが異なる。 各編には各々の謎があるが、意外な犯人の「業火」、クリスマス・イブと女の子とサンタクロースをテーマとしたメルヘンティックな「使徒」を除くと、悪徳警察官、ヤクザ、同業者を含む裏社会の人間模様を押し出していて、ミステリ的興趣は薄い。全編を通した狙いは"ノビカベ"と(生前の)啓二とが共に愛した久子という女性に対する"ノビカベ"の踏ん切りだと思う。"ノビカベ"は<影>である啓二に遠慮して、正業に戻って久子と家庭を持って安定した生活を持つ事が出来ない。そして、最終編「行方」で啓二はある告白をして、"ノビカベ"の耳から消えるのだが...。 幾らハードボイルド小説風とは言っても、一介の泥棒がヤクザと渡り合ったりするのは流石に無理があろう。また、この設定なので"ノビカベ"の技をもっと披露しても良かったと思う。最終編の後で、"ノビカベ"が<影踏み>出来たか否かは定かではないが、これが余韻というものだろう。片方が焼死した一卵性双生児と「***」との愛憎を題材とした異色の連作短編集だと思った。 | ||||
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入院中に読みました。大変面白かったと思います。 次は、「64」上下を楽しみにしてます。 | ||||
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ノビ師のお話。ノビって何?だけど本書でよく分かる。さすがは横山秀夫。短編集かと思わせておいて一つ一つに連続したストーリーを紡いでいる。ラストはなんだか切ないけれど、ああした終わり方もありかな、と。 | ||||
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母が探していたらしく、Amazonで買うと高いから、遠慮気味でしたが、私が、買ってプレゼントしました。 | ||||
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ネタバレ有りです。 横山秀夫さんの作品は、「半落ち」から入り、「第三の時効」「陰の季節64」「深追い」「動機」と読み、本作を読みました。横山作品はどれもすごく面白かったのですが、本作「影踏み」は、私には合いませんでした。 不満な点→ 主人公真壁が泥棒になり、また泥棒でい続ける理由に共感できない。真壁のこの境遇だったら、「自分はきちんとした家族をつくろう」と考える方が自然なのでは?と思いました。 いつでも、誰に対しても(初対面の第三者などに対しても)、偉そうな口調なのも不快だし不自然。 にも関わらず、久子にはずっと愛されている。久子はこの男の一体どこに惚れてるの?ムショ帰りで、泥棒を止めないうえに態度も煮え切らない、そのうえ高圧的な男。 薄給で真面目に保育士として働いている久子がいつまでも真壁にしがみついているのが、なんだかな~という感じ。 展開も強引でご都合的だったように思います。 横山作品で犯罪者が主人公のものでは、「動機」収載の「逆転の夏」がありますが、こちらの方がずっと面白いです。 | ||||
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横山 秀夫と言えば、警察物の短編集が多く、とても読み応えがある。 集中して読まないと、話が繋がらないことがある。 何となく手に取り、警察物かと思ったが、泥棒の話だった。 泥棒と言っても、"成るべく"してなった訳ではなく、 訳アリの、賢い/賢過ぎる泥棒だ。 警察物の短編集では、本のタイトルが、 短編の中の1つのタイトルと一致していたが、 『影踏み』というタイトルはなかった。 『影踏み』は、全体に掛けられている。 7編あり、初出は小説NON と書かれているが、 どれがいつの号に記載されたか、書いてない。 が、物語の中に日付が書かれ、 また、話が繋がっているので、 恐らく小説NON の登場順だと思う。 泥棒の話だが、泣ける話もあり、 とてもよく練られており、どんどん引き込まれる。 | ||||
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この作品が、映画化されると聞き読みました。、今まで読んだ事のない作品だったので、途中までしか読んでません。入り込めなかった。 | ||||
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刑事小説ではなくとも、やはり横山氏の力強く無駄のない表現で読者を飽きさせない。 | ||||
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