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吸血鬼
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【この小説が収録されている参考書籍】
吸血鬼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.16pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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猟奇的な殺人、実行不可能に見える犯行――乱歩作品にはおなじみと言ってよい展開の連続で、アップダウンのある話運びに乗せられつつも、どこかで、ははあ、またこういった内容なのかと、あまりにおなじみすぎてうんざり感じてしまう人もいるかもしれません。 しかし、乱歩さんの他の作品もそうですが、一度、最後まで読み、その犯人の身になって物語全体を振りかえってみると、印象はかなり変わるはずです。 彼らは長い年月をかけ、濃厚な殺意や復讐心を胸に、ただその一事だけを思い描いて計画を練り、そして実行していったのです。さまざまなトリック、捜査員を煙にまく手法、幾名かの容疑者の存在も、その人たちのアリバイや利用価値に関してもその犯人が拵え、探偵の前に陳列して見せているのです。 今作も、あらためてその犯人の視点でお話すべてを眺めてみれば、その膨大な量の場面と、容赦のない犯行と、それらを支えつづけた犯人の意志の強さ、重さ、恐ろしさに震えあがりそうになります。 そういった発見をするたびに、乱歩作品がどうしてこんなにも長く広く愛されているのか、この理由の一端を垣間見る気がします。たしかに、これは、とても怖い話です。 | ||||
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「吸血鬼」「一人二役」「双生児」の3編が収められている。 「吸血鬼」は、明智小五郎の活躍する冒険活劇。ついに文代さんと結婚することでも知られる。自作を再利用して書かれた作品であり、評価は別れるところだろう。私は、美味く昇華・変形していると思う。グロテスク趣味も十分。 「一人二役」は、結末が面白い。まあ、こうなるよなあ。 「双生児」は、有名な作品。妄執が怖い。 けっこうお買い得な一冊と思う。 解説は高木彬光。 | ||||
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「吸血鬼」「一人二役」「双生児」の3編が収められている。 「吸血鬼」は、明智小五郎の活躍する冒険活劇。ついに文代さんと結婚することでも知られる。自作を再利用して書かれた作品であり、評価は別れるところだろう。私は、美味く昇華・変形していると思う。グロテスク趣味も十分。 「一人二役」は、結末が面白い。まあ、こうなるよなあ。 「双生児」は、有名な作品。妄執が怖い。 けっこうお買い得な一冊と思う。 解説は高木彬光。 | ||||
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