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魔術師
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【この小説が収録されている参考書籍】
魔術師の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全44件 21~40 2/3ページ
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I can not express how expertly this book was written and how well the author was told. This is one of the most beautifully written books I have ever read--and it's a great 'who done it' at the same time. | ||||
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今回、子供向けなのに初めて関係者が死ぬシーンがあります。 まぁ、部下の行き過ぎた行動とは言いながら二十面相さん、今なら使用者責任が問われますよ。 それと、いつもお決まりのバンザイが、巻末だけでなく話の中盤にも・・・。 昭和だねぇ~ | ||||
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It’s a nice old story. The scenes are changed fast. | ||||
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本書に限らずですが、江戸川乱歩の小説、変態、グロ過ぎて、私は大っ嫌いです。 特にこの「魔術師」、超嫌いです。 次々と被害者たちが残酷な手段で、惨殺されていきます。 特に悲惨だったのは、本書のメインストリーである”復讐劇”に何の関係もない歌手の花園洋子です。 何の罪もない彼女は、犯人たちに拉致されて、そして見世物小屋(?)の「美人解体ショー」で衆人環視の中、全裸で椅子に縛り付けられた状態で、手足と首を次々と切り落とされて殺されてしまいます。 ちなみにこのシーン、ツッコミどころも満載です。 まずこの解体ショー、花園洋子の彼氏も見ています。この彼氏、彼女の体を見て「もしかしてあれは洋子なのでは?」と考えます。「だったらステージに駆け上がって止めろよ!!」とツッコみたくなります。 さらにこの洋子さん、声を立てられないよう口には布で猿ぐつわをされているという設定になっています。 そして「彼女の足が切断された時、猿ぐつわ越しにかすかに”うめき声”が上がった」と描写されてます。 「ちょっと待てよ!!変態乱歩!!普通、足を切り落とされたら、激痛で”ギャーッ!!”とか”グワーッ!!”とか思いっきり叫ぶだろう?」とここでもツッコミ所、満載です。 それに口を布で覆うくらいの猿ぐつわだったら、簡単に声なんか出せますよ(嘘だと思ったら、試してみてください)。 ピエロ姿の犯人が前口上で「これから椅子に座ったこの美女の手足を切り落としてご覧に見せます」などとほざいているところで、洋子さん、猿ぐつわ越しに「ぐむむむう~、やめてー、私人形じゃないのよー、助けてーっ!!」って普通叫ぶでしょ?って話です。 とにかくグロシーン多すぎ、その上ツッコミ所満載のグダグダなストーリー展開。 なんでこんな変態オジサン、江戸川乱歩の作品って世間では、こんなに評価されているのか、不思議です。 そしてこんな内容の本がなんで学校図書にあるのか、まったく理解に苦しみます。 | ||||
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江戸川乱歩特有の筋立てで、読む者が惹き込まれ一気に読んでしまう。 | ||||
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それなりに面白く読み進めたが、最終的には何かモヤモヤと解らない点が残った。 | ||||
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なかなかよござんした。ちょうどよい長さですね。風景も浮かんでくるし、トレビアンです。 | ||||
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どんでん返しの連続の大活劇を縦軸に、明智小五郎が二人の美女に想いを寄せられて、ついに将来の妻に出会う恋愛物語を横軸に、これまた恋愛から発した大復讐劇が展開します。結末を予想することは難しく、快く裏切られます。エロチックなシーンもあります。乱歩のことですから、細かなところでロジックが合わないこともありますが、ご愛敬。あらすじを調べたり、紹介文を詳しく読んだりせず、とにかく読んでください。なかなかの大作です。満足できます。なお、あるシーンは、ポーの「メールストロムの旋渦」に取材したな、と思われます。 | ||||
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なかなか機会がなくて一度乱歩を読みたいと思っていました。不精なので図書館で借りるのも返すのも面倒だしあまり高額なのも嫌だなっておもってました。お値打ちに購入できたので感謝しています。 | ||||
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涙香翻案物とルパン物を混ぜた物を目指したとあって、 読みながらこの巻の明智はルパンみたいだと思っていたので納得した。 しかし、この「自註自解」を最初に読むと本文の面白さがちょっと下がるかも。 これが明智夫人との馴初めで、開化アパートの明智の事務所で助手として働き始めるって、 赤城毅の小暮十三郎シリーズは同年代で、事務所の場所や礼乃さんの設定とかオマージュだったんだね。 | ||||
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乱歩の通俗物長編の中では比較的短い部類なのだと思います。 読み応えはないのですが、軽快でだれることなく話が進みます。 魔術師の意思が純粋で目的がはっきりしており、殺人が目的の殺人淫楽魔ではないところも清々しい印象です。 明智も若々しい青年探偵であり、決してスーパーマンではない部分も垣間見え人間的です。 通俗物の明智小五郎はともすればスーパーマン的な活躍が目に付いて人間味に乏しいのですが、本作の裏テーマは「名探偵の恋」ですから、勢い人間的にもなろうというものです。 前作の「蜘蛛男」の主役は蜘蛛男でしたが、今回の主役は明智小五郎です。 | ||||
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楽しい!面白い!近年の探偵小説やミステリにはないテンコ盛りの仰々しいまでの仕掛け。エンターテイメント性抜群ですね!やはり江戸川乱歩は素晴らしい。 | ||||
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今回は、明智小五郎探偵の見事な完璧な勝利でありました。少し前に読みました第九巻「宇宙怪人」のストーリー展開と結果的にかなり類似したものとなってゐるやうに感じました。それは、先づ世間を惑はせる象徴的な事件が起きて来ます。次に、世田谷に住む少年探偵団の一員の所で不思議な事件が起きて来て、明智探偵と小林少年が登場します。話が展開して大画面の舞台で犯人との戦ひとなり、最後には明智探偵が犯人の化けの皮を剥がすといふ流れです。更に今回は、二十面相の御粗末さが際立ち、逃げ出しを試みたものの失敗してしまふといふものです。それにしても、二十面相は世間を驚かすアトラクションと言っていいやうな造作と努力は素晴しいです。後からコメントすれば、子供騙しのやうでありますが、海底の魔術師の鶏冠(とさか)や鱗のある怪獣演出や潜航艇への投資、チャレンジする試みは凄いです。世間を賑はし、驚かせる大衆娯楽のチャンピオンと言ってもいいやうな二十面相です。最後に捕まってしまってゐる現在の境遇をどうして行くか、次の巻でどうなるか氣になる所です。 | ||||
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不可能犯罪というのでしょうか。密室での殺人など、実行不可能な状況下での事件、出来事が続き、読者の興味をひきつけていきます。しかし、その種明かしはかなりいい加減なので、いわいる本格物が好きな方は、激怒するかもしれません。 しかし、物語自体は二重底の解決による驚かせ方、さまざまな趣向を凝らした見せ場次々に見せるなど、エンターテイメント度はかなり高いと思います。 まあ、割り切って読めば十分に面白いと思います。 | ||||
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この挿絵入りシリーズの魅力は、やはりその挿絵である。乱歩の通俗長編の初期の作品なので、ストーリーもかなり斬新な工夫がある。いろいろと設定には心理的や道義的に不自然なところがある、というのはさんざん指摘されているが、そんなことを吹き飛ばすくらい乱歩のタッチは魅力的で、ストーリーテラー乱歩の面目躍如たるところだ。 資産家一家への復讐というよくあるストーリーにあるネタを仕込んであり、これがラストの意外性を作っている。今では容易に想像がつく設定だろうが、当時では考えにくかったことだろう。そして、犯人と明智の対決というシチュエーションは、のちに「黒蜥蜴」などでもしばしば使用されている。 他のレビュアーが書いているように、明智夫人文代は本作で初登場し、重要な役を務めている。のちの通俗長編とは違って途中でだれることなく、良い緊張感が最後まで続く。素直にストーリーを追って読める良い作品である。 | ||||
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トリックが素晴らしい。 現実は小説より奇なりと、らんぽは言うが、やっぱり小説の方が奇でしょう。 あんなトリック、現実じゃ通用しないと思いつつ、しっかりとした解説がある為、妙に納得してしまう。 盗賊の娘と明智小五郎の恋愛要素が多少含まれているが、そこには期待しない方がいいでしょう。 | ||||
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初出誌の挿絵を全収録する創元推理文庫『乱歩傑作選』。こんな贅沢な事ができるのはドイルと乱歩ぐらいか。テキストの濃密さなら光文社版乱歩全集だが、挿絵の魅力も捨てがたい。本シリーズが着実に版を重ねているのも、この企画が支持を得ている証拠。 本作『魔術師』を手掛けたのは名手・岩田専太郎。 流石の出来映えによる美しい線画は明智小五郎のイメージを決定付けた。その後の『怪人二十面相』の小林秀恒、『少年探偵団』の梁川剛一の描く明智は完全に専太郎のそれを引継ぐものだ。『吸血鬼』『妖虫』、『人間豹』の冒頭も彼の筆による。 本編にも触れておこうか。『蜘蛛男』の大好評を受け、昭和5〜6年『講談倶楽部』に連載。 生首を乗せて隅田川を漂う獄門舟、時計塔文字盤上の断頭台、舞台で晒し者にされた裸の美女に迫る道化師のダンビラ、そして異様な地下室に映し出される生埋め地獄映画・・・。まさに波乱万丈、乱歩通俗長編の中でも一際息詰まる名場面の連続である。 福田得二郎への連続予告と、冒頭・終盤の密室殺人の秘密にもう少し納得いくオチがあればと思うが、それを補って余りある乱歩の「コレデモカ コレデモカ」な筆の粘りが一気呵成に読ませてくれる。 『乱歩傑作選』は20巻以来音沙汰が無いけれど、まだ通俗長編には『白髪鬼』『地獄の道化師』『偉大なる夢』等が残っている。もし次巻があるなら絶対『目羅博士』をプラスして『猟奇の果』をお願いしたい。両作とも専太郎画で初出誌も同じ事だし。 | ||||
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明智小五郎と夫人の文代さんが初めて出会うことでも知られる作品。 怪奇な冒険もので、残虐味もたっぷり。しかし、それだけではなく、最後のどんでん返しも効いており、本格ミステリとしての矜持も保っている。 色々と納得行かない点も残るが、まあ、そこはそれ。 それにしても、復讐に燃える男の執念とは、実に恐ろしいものである。私だったら、とてもこんな執念は持てないなあ。 | ||||
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タイトルで想像がつく通り、魔術師と名乗る殺人鬼と明智小五郎との対決を描いた物語です。魔術師の普段の職業が本当に魔術師なので、この犯人の呼び名は多少安直なような気もします。しかし、この小説は乱歩ファンにとって、後に明智と結婚することになる文代が初登場する作品として重要です。なんと文代は、魔術師の娘なのです。 そしてまた、本作は「魔術師と対決する話なのだから、魔術師をやっつければそれで終りだろう」という当然の読者の予想を見事に裏切る作品となっています。そして、この結末は見事に冒頭部分と符合しているのです。乱歩の連載作品では、途中でどんどん話がそれるパターンが多いのですが、本作のように最初と最後がきちんと呼応している作品は珍しいのではないでしょうか。 | ||||
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江戸川乱歩はその本格探偵小説への情熱とは裏腹に 推理要素よりもはらはらどきどきする展開を主に置いた 通俗小説で評判を得ました。 その乱歩の通俗小説の面白さを堪能できるのが この本です。 奇奇怪怪なる悪役と その姦計を阻止すべく八面六臂の活躍を見せる明智小五郎 この攻防が見所です | ||||
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