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空気男
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【この小説が収録されている参考書籍】
空気男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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遊び心のある二人の男が、ふざけた事ばかりしたあげく、大人の解決をしたお話のようで、感心しました。 | ||||
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昔のテレビドラマで西村晃がジョーカー伊東錬太郎を演じていたのを思い出す。 メフィスト的な役のイメージがぴったりだった。 自分としては江戸川乱歩でもっとも好きな作品。 プラクティカル・ジョークという「いたずら冗談」の面白さ。 ジョーカー伊東によるジョークと犯罪の実例披瀝も興味深い。 浮世離れした前半のテンポは秀逸。 破局から意外な結末を迎える後半は冗長な部分もある。 江戸川乱歩の間口の広さを感じさせる。 | ||||
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やはり乱歩は面白いな、と久しぶりの乱歩を堪能した一冊です。多賀新の表紙イラストは今作でも素晴らしいです。 内容は5編。表題作の「ペテン師と空気男」、「堀越捜査一課長殿」は長く、「防空壕」は短めの中編、「妻に失恋した男」は小編で、「指」は超短編といった趣き。 「ペテン師―」は最初から先の読めない展開で、乱歩の新たな一面を覗き見させてもらった感じ。「堀越捜査一課長殿」は推理もので、さほど捻った話ではないけれど読み応えがあります。「防空壕」はいちばん印象に残った作品。二十面相シリーズを読んで育った自分としては、大人向けの乱歩はこういう話も書くんだなぁ、と妙に感心させられた一冊です。 全体に、淡くも真剣な恋を描いている話が多く、乱歩の描く恋の世界を堪能できます。 | ||||
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このところ、愉しみを求めて推理小説を読んでも、何を読んでも全く面白くない、という状態だったのだけれど、この短編集にはやられた。やはり乱歩は面白い。ミステリアスな雰囲気とプロットの面白さ、さらに推理小説へのこだわりもたっぷりとこもっている。表題作の「ペテン師と空気男」は、登場人物の個性と、ジョーク愛好家のこだわりによって、とりわけスリリングに仕上がっている。ごく短い作品だが、手首から先を失ったピアニストの物語である「指」も、背筋がゾクゾクする刺激的な物語だ。 古典侮るべからず、というやつか。 | ||||
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