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(短編集)

遠まわりする雛



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【この小説が収録されている参考書籍】
遠まわりする雛
遠まわりする雛 (角川文庫)

遠まわりする雛の評価: 4.19/5点 レビュー 58件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.19pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(3pt)

彼らの高校生活がどう締め括られるのか。私、気になります!

2020年109冊目/12月2冊目/『遠まわりする雛』(角川文庫)/米澤 穂信/P.410/2010年/★3.2 #読了 #読了2020

『氷菓』シリーズ4冊目。本作は、短編集となっている。内容はライトなミステリーで、個人的には「ズッコケ三人組」を読んでいるような感覚でした。確かに後書きにあるように、登場人物の心境が微妙に変化しているのが面白い。ホータローの省エネ主義「やらなくてもいいことはやらない。やるべきことは手短に」も少しずつ変化している。また、主人公の恋愛要素が全然ない小説だな、と思っていたが、初めて(?)そういった描写が最後にサラッとあった。次でとうとう最終巻。彼らの高校生活がどう締め括られるのか。私、気になります!
遠まわりする雛 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:遠まわりする雛 (角川文庫)より
4044271046
No.6:
(3pt)

シリーズのファンなら楽しめる落ち穂拾い的な薄味ミステリ短編集

落ち穂拾い的な薄味ミステリ短編集。古典部の男女4人の恋愛を含めた微妙な間柄を主軸に描かれている青春もので、このシリーズのファンなら楽しめると思う。話が短くなった分ミステリ成分はさらに薄まっており、やや特異なキャラの心理描写に馴染めないと厳しい。初めの一編で合わないと思ったら、止めた方が良いと思う。本書の高校生たちはあまりスポットを浴びることのない文化系部活に属し、リアリティも感じられるのは確かなのだが、一般的な青春もので想像される世界とはかなり違う。万人受けする内容ではないと思うのだ。
 繰り返すが、このシリーズのファンなら十分楽しめる。知らない人がいきなり第4巻を手にするのは珍しいと思うが、念のため。アニメ版でこの最終話に感動したのだが、映像の力が大きかったのだと再認識。
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4044271046
No.5:
(3pt)

遠いことを認識すること

それぞれの出来事が起きた時期も、また、書かれた時期もバラバラで、登場人物たちの間の距離感も微妙な感じがあり、これまでの作品ごとの空白を埋めるという意味でも、面白いと思う。既刊3作に比べると、一番、厳しい、あるいは残酷かもしれない。
遠まわりする雛 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:遠まわりする雛 (角川文庫)より
4044271046
No.4:
(3pt)

遠まわりされた

せっかく文化祭も終わって古典部員たちの距離も近くなっていたのに、なぜまた振り出しに戻る!と思いながら読み始めましたが、短編ごとにちゃんと季節が進んで最終的に春休みにまでなったのでまあよかったです。タイトルのとおり遠まわりした感じ。
1巻の、古典部入部から文集を作ろうと思い立つまでの空白の一カ月の間にこんなやり取りがあったんだ、へー、といった感じで今まで起こった出来事の前後の様子が描かれています。短編なので大きな問題が起こるわけでもなく、ちょっと物足りなかったので星三つ。
やっぱり今のところ3巻が一番好きです。
遠まわりする雛 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:遠まわりする雛 (角川文庫)より
4044271046
No.3:
(3pt)

古典部シリーズ初の短編集 恋が少しずつ動き出します

古典部の4人の恋が少しずつ動きだしたのはニヤリとしてしまったが、ストーリー的にはどれもあまりに他愛もないことばかりで、短い分だけ深みも無しという内容がこれまでと比べて残念だった。最後に登場する表題作『遠まわりする雛』がかなりよかったので、結果☆3だけど、この話がなければ☆2だろう。

次回作は長編で4人の恋を描きつつ、ホータローの姉の登場機会も増やした作品を期待しています。
遠まわりする雛 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:遠まわりする雛 (角川文庫)より
4044271046
No.2:
(3pt)

日常の謎と恋の意識

2007年に出た単行本の文庫化。 「古典部」シリーズの第4弾。7編を収める短編集。 いずれも小ぶりな日常の謎である。小ぶりなのも日常なのもかまわないのだけれど、ミステリとしての驚きがないのは不満であり致命的。どうということもない謎ばかりで、なんだかなあ。 主役二人の恋はゆっくりと進歩しつつあるようだ。 タイトルの不思議さには惹かれたが、読んでみるとまったくガッカリ。
遠まわりする雛 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:遠まわりする雛 (角川文庫)より
4044271046
No.1:
(3pt)

今後も期待大♪

この作品は、入部から翌年春までの、古典部の部員たちが遭遇するちょっとした
ミステリアスなできごとを描いている。謎解は相変わらず面白いが、古典部部員
たちの描写もとても興味深かった。印象に残ったのは、「あきましておめでとう」と
「手作りチョコレート事件」だ。「あきましておめでとう」では、奉太郎と千反田が
納屋に閉じ込められてしまう。彼らはどういう方法でそこから出ようとするのか?
その方法には思わず笑ってしまった。奉太郎と里志の厚い友情も垣間見えて、面白
かった。「手作りチョコレート事件」では、消えたチョコの行方をめぐっての、里志と
伊原の微妙な関係が見えてくる。この二人、どうなるのだろう?奉太郎と千反田の
関係も気になる・・・。そして、今後の古典部は?次回作に大いに期待したい。
遠まわりする雛 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:遠まわりする雛 (角川文庫)より
4044271046

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