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(短編集)

遠まわりする雛



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【この小説が収録されている参考書籍】
遠まわりする雛
遠まわりする雛 (角川文庫)

遠まわりする雛の評価: 4.19/5点 レビュー 58件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.19pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全58件 1~20 1/3ページ
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No.58:
(5pt)

「栞と嘘の季節に」繋がっていくのかな?

『遠まわりする雛』
高校生が学校で起こる事件?を推理して1つ1つ解決していく、
「栞と嘘の季節」に繋がっていってるのかなと思いました。
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No.57:
(4pt)

補填エピソード。短編集。

補填エピソードが多めの短編集ではあります。テンポが良いです。
古典部メンバーのそれぞれの人間模様が見れて満足です。
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No.56:
(3pt)

彼らの高校生活がどう締め括られるのか。私、気になります!

2020年109冊目/12月2冊目/『遠まわりする雛』(角川文庫)/米澤 穂信/P.410/2010年/★3.2 #読了 #読了2020

『氷菓』シリーズ4冊目。本作は、短編集となっている。内容はライトなミステリーで、個人的には「ズッコケ三人組」を読んでいるような感覚でした。確かに後書きにあるように、登場人物の心境が微妙に変化しているのが面白い。ホータローの省エネ主義「やらなくてもいいことはやらない。やるべきことは手短に」も少しずつ変化している。また、主人公の恋愛要素が全然ない小説だな、と思っていたが、初めて(?)そういった描写が最後にサラッとあった。次でとうとう最終巻。彼らの高校生活がどう締め括られるのか。私、気になります!
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No.55:
(2pt)

成長は感じれます。

中々パンチのある本名だと思います。
この本のミステリーの内容としては、
米澤穂信、最初に比べると
まぁまぁ上手くなったなぁと
実感させられる内容ですが
私を満足させるまでには
至らなかった印象ですね。

1巻に比べて、
短編のミステリーの
内容がレベルは上がってるのかなとは
思います。
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No.54:
(5pt)

面白い!

アニメでも随分感心した覚えがあるんですが、4章「心あたりのある者は」は短編ながら筋道立てた論理の展開が素晴らしく、これぞ日常ミステリーと思わせてくれるほど良かったです。
あんな短い言葉の中からあそこまで広げられるとは…

数学の教諭の話は若干無理がありそうな気もしますが、全体としてのクオリティはとても高いです。
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No.53:
(5pt)

ああ、青春!!

七作の短編によって古典部の人間模様が動いていく様が楽しめます。
個人的には「手作りチョコレート事件」が胸にズッシリ来ました。折木奉太郎と福部里志の友情や、彼ら世代特有の葛藤が浮き出てくるからです。
他の方のレビューで、“折木が重大な罪を犯した”と指摘されていて、なるほどそういう見方があるのかと思いました。しかし、折木は罪を犯してまで里志の葛藤に寄り添いたかったのだ、と私は捉えました。
たしかに、ディテールにおいて物語として破綻しているという読み方も出来ますが、古典部の彼ら彼女らの心情の機微というのを、極端にデフォルメして青春小説に仕立て上げるという点で、作者の試みは成功していると思います。
まだスマートフォンのない時代のお話。こういう嘘みたいな青春が読み継がれていったっていいんじゃない?
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No.52:
(5pt)

ファンタジー色を抑えた古典部シリーズ

本シリーズは学園推理小説でありながら、比較的全作品に共通してファンタジー色が薄いです。
なんだか実際にありそう、そんな感覚で読めます。

本作はそんなファンタジー色を抑えた古典部シリーズにおいて「推理」より「物語」を重んじた作品であったと読んだあとに感じました。
おすすめです。
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No.51:
(4pt)

いよいよ面白くなってくる第四弾

タイトルの遠まわりする雛は、全七編のうちの一つでありながら
折木君と千反田さんを取り巻く何かが変わっていくマイルストーンでもあるように思う。

であれば二人を取り巻く福部君も伊原さん必然なのかもしれない。

あぁ若いっていいなぁ。思い出せないけど・・・。
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No.50:
(4pt)

主人公のホータローくんが千反田さんを意識する描写が徐々に増えている

ターニングポイントとは言い切れませんが、登場人物の心のゆらぎが見え隠れしはじめる巻です。

このシリーズはそれほど恋愛の機微を感じさせない印象でしたが、やはりそこは高校生。
ボーイミーツガール要素を完全にスポイルすることは健全な青少年たちの物語として、一抹の違和感が出てきてしまいます。
しかも千反田さんは才色兼備の御令嬢。

一部の登場人物たちは大人でも言わないような凝った台詞まわしや異常な洞察力を発揮し、
一般の高校生とは思えないほど。
既刊を含めた感想として、読み物としては面白いものの、キャラクタに感情移入するポイントが少なかったです。
今作からは、キャラクタの内面の変化を示唆しはじめ、小説の中での「時の経過」の説得力と、
「シナリオを彩る新たなエッセンス」を順当に賄ってきたな、と感じました。
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No.49:
(3pt)

シリーズのファンなら楽しめる落ち穂拾い的な薄味ミステリ短編集

落ち穂拾い的な薄味ミステリ短編集。古典部の男女4人の恋愛を含めた微妙な間柄を主軸に描かれている青春もので、このシリーズのファンなら楽しめると思う。話が短くなった分ミステリ成分はさらに薄まっており、やや特異なキャラの心理描写に馴染めないと厳しい。初めの一編で合わないと思ったら、止めた方が良いと思う。本書の高校生たちはあまりスポットを浴びることのない文化系部活に属し、リアリティも感じられるのは確かなのだが、一般的な青春もので想像される世界とはかなり違う。万人受けする内容ではないと思うのだ。
 繰り返すが、このシリーズのファンなら十分楽しめる。知らない人がいきなり第4巻を手にするのは珍しいと思うが、念のため。アニメ版でこの最終話に感動したのだが、映像の力が大きかったのだと再認識。
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No.48:
(4pt)

5巻も読みます

なかなか面白いです。連作の為の中弛み感じずサクサクと読めましたが後2巻もすぐ読んでしまいそうです。
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No.47:
(5pt)

千反田と折木らの人間性を描く

TVアニメ『氷菓』の中で、主に千反田と折木の2人の関係とその人間性を描いた1話完結のストーリーを時系列順にまとめた原作短編集です。
表題作と同じ”遠まわりする雛”では、由緒ある家柄に生まれた千反田えるの美しさに見惚れてしまう折木奉太郎が描かれていますが、アニメでは狂い咲きの桜の下で2人が将来について語り合う美しい映像で締め括るのに対し、原作では千反田の実家の縁側で夕暮れ時から星空を仰ぎ見つつしんみりと会話をして幕を閉じます。
生き雛の美しさはアニメでは映像を動かすことで表現されていましたが、小説では活字ながら十二単衣という衣装の美しさ、それを見た人の心のときめきなど表現されていてアニメの描写を補うのに十分な文章でした。

以下やや個人的な感想ですが、千反田の人格・責任感の強さと何にでも好奇心を持つ性格は、いわば彼女の公と私を表しているように思います。その証拠に、生き雛祭りの本番中は「わたし、気になります」という知的衝動を抑え、大役を果たすことに専念していた千反田が、解放されてようやく折木と2人きりになったときその聞きたくてしょうがなかったことを改めて持ち出します。
千反田にとって折木は、がんじがらめの自分の人生の中で唯一リラックスできて、本来の自分らしさを出せる癒しの場なのではなかったでしょうか?

他にも、この2人や古典部の仲間がどんな人物像なのかを知る上で重要なエピソードがたくさん盛り込まれています。
古典部シリーズの中でも僕が特に好きな作品を集めているのがこの1冊です。
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No.46:
(4pt)

えるの人生観~ウリエル、ガブリエル、チタンダエル(笑)

『大罪を犯す』で、千反田さんが人世の教訓を教えてくれた。
「わたし、怒らないことがいいこととは思いません」~
「たとえば、傲慢なところがまったくない人は、自信のない人のこと」
「誰からも強欲と言われない人は、きっと家族を養うのも難しい」
「人が誰にも嫉妬しなければ、新しい技術が生まれるとは思えません」

あと全体的に、アニメ氷菓よりも、折木の心の声が文字にされることで心の動きが表現されていて良かったです。
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No.45:
(5pt)

さすが穂信先生!

古典部シリーズ大好きです。二人の距離の概算のアニメ化待ってます!
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No.44:
(5pt)

幸せな高校生たち

古典部シリーズ順番に読んでいるので事情も理解できました。
ここに出てくる高校生たち、みんなそれぞれ優秀ですごいなーと思っているのですが、
特に今回は千反田。今まではまっすぐで美少女でお嬢様、というだけで、
ダマされやすそうだ、と思っていましたが、
前回は高校生にしてすごくお料理が上手!ということがわかりました。でも今回、
お嬢様という環境があるからでしょうが、着物をすでに小紋を着て、村のお役目の関係から十二単も!
そして、親の名代で神社にあいさつ!田舎の村同士の大人の事情も分かっていて、それを収めることもできる!
田舎の公立の進学校においてトップ5に入る成績!やはり、すごいなー
しかも、自分は人生地元のために尽くそう、と自覚している・・・おとなー
それにしても、彼らが私から見て幸せでいられるのは、田舎で人生を送っているからじゃないかなー、という気はします
東京ならここまでの自然も行事もなく、したがって、心をいやす風情もなく、・・・神経や頭をフルに使うことばかりになってしまうかも。
このちょうど良い知性と自然・風物のバランスは、日本人でないとこの本を読んで実感し、楽しむことはできないと思うので、
このシリーズを読むとき、日本人でよかったなーと思います。
ミステリーとして、私はこの本を読んでいないので、そういう観点ではほとんど何もわからない、気づかないのですが、
贋札の話の時は、このやり方はラルジャンというフランス映画と同じだ、と思い、
あの映画はトルストイが原作だから、ずいぶん昔からあった犯罪のからくりである、とは思いました。
今の時代でもあのやり方で詐欺を働くということは行われているのかしらん?
とにかく、もしこれだけ知的な自分と仲間の高校生活だったら、ずいぶん楽しかったろうなー、とうらやましいです。
現実にはありえない、理想かな。
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No.43:
(1pt)

おもしろくなーい。

うそくさーい、 青春小説。 レビューでだまされた! 推理ってそんな机に座ったまま、できまへん。
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No.42:
(1pt)

気持ち悪いものを読んだ

これはヒドイ。 登場人物が全部、気持ち悪い。 チョコレートの話は特に気持ち悪かった。
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No.41:
(4pt)

「古典部シリーズ」中一番の “青春小説”

青春の日常をミステリの形式を借りて描く「古典部シリーズ」第四作。

第四作といっても、本書に収録された七つの短編の時系列はバラバラ。
「やるべきことなら手短に」「大罪を犯す」は、第一作『氷菓』の作中時間における出来事。「正体見たり」は、第一作と第二作『愚者のエンドロール』のあいだの出来事。「心あたりのある者は」「あきましてあめでとう」「手作りチョコレート事件」「遠まわりする雛」は、第三作『クドリャフカの順番』と第五作『ふたりの距離の概算』のあいだ…となっています。

あらためて時系列を考えて読んでみると、千反田を触媒として奉太郎が変化していく過程がよくと伝わってきました。全体的にミステリとしては弱いのですが、青春小説としての魅力は十分です。
たとえば学園祭を描いた第三作以降の作品は、千反田に対する奉太郎のある感情が芽生えていく様子が如実に伝わってきます。とくに、千反田を嘘で傷つけた里志に対する怒りを見せた「手作りチョコレート事件」と、千反田への恋心を自覚する「遠まわりする雛」は、青春小説の王道をいく内容となっていたと思います。
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No.40:
(4pt)

小鳩くん小佐内さんの小市民シリーズより現実的です

読み始めた後にレビューを読んで、本作が古典部シリーズの4作目だということを知りました。気がついていれば、まず1作目を読んだのですが・・・、ちょっと残念です。
ヒロイン千反田さんは、小市民シリーズの小佐内さんに比べればかなり現実的な分やや物足りない気もしますが、現実的ゆえに、彼女と彼女に惹かれる折木くんの物語を読みながら、記憶の底の方になってしまったその頃の事ごとを思い出したりして、楽しむことができました。
当然、身近な謎も現実的なので、ミステリとしての迫力等はありません。小市民シリーズは、表紙がそれを物語っていますので勘違いも少ないと思いますが、本作では注意が必要と思います。
本書は短編集の構成で、最後に表題の”遠まわりする雛”が入っています。十二ひとえを纏った千反田さんの美しさ、雅さが伝わってきて、それをごく間近で眩しく見た折木くんはどうするのか、続きが読みたくなります。
次、5作目の”ふたりの距離の概算”に行きます。
遠まわりする雛 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:遠まわりする雛 (角川文庫)より
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No.39:
(5pt)

短編集

久しぶりにこのシリーズを読みたくなって手にとりました。
これまでの本とは異なり短編集ということで、少し浅い感じを予想していたのですがまったく違いました。
主人公たちもそうですし、のこりの二人の関係も進んでいってさらに続きが読みたくなります。
シリーズものはさきが気になってしまうので、完結してから読むべきだったのかもしれません。
とても面白かったです。
遠まわりする雛 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:遠まわりする雛 (角川文庫)より
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