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牙をむく都会
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牙をむく都会の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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映画祭の企画とスペイン内乱終結60周年記念行事のコーディネーターを同時に引き受けた探偵に元シベリア抑留者から告発を手伝って欲しいとの依頼があって・・・と、かなり錯綜しているようですが、実際にはストーリーだけを追うのであれば、この1/3程度の作品でしょう。 映画祭の作品選考に絡んで開陳される蘊蓄の記述の長いこと長いこと。スペイン内乱の概要もこの作品には必要と思えません。これらが作品全体のリズムを壊しています。後者はまだしも、前者はまったくストーリーと関係なくて冗長性を高めているだけなのですが(1940〜70年代位の西部劇のコアなファンには楽しめるでしょうが)、これはもしかしたらこの作品が初出の際、出版社の都合で、執筆途中に連載期間が延びたことに関係しているのかも知れません。 無駄な部分を切りつめて、テンポよく書いていけば、小気味よい中編小説になっただろうにと、残念な作品です。 | ||||
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