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ジェネラル・ルージュの凱旋
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【この小説が収録されている参考書籍】
ジェネラル・ルージュの凱旋の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全196件 141~160 8/10ページ
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なので、敵役がステレオタイプでも(いくら大学病院でも公式の会議であんな言葉遣いやら、あからさまなおもねりはないでしょう)、ヒーローがあり得ないくらい超人的でも(予知能力まであるんじゃあねえ)、「たかが300床程度の病院にいったいいくつの診療科といくつの病棟があるんだ」とか、「そもそも大学病院の本院には最低600床が義務づけられてるんじゃないか」とかのつっこみどころがたくさんあっても、目くじら立てないで、ただただ楽しむべし。 | ||||
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身長180センチのたくましい男が 真っ赤な口紅をひいて鬼神のごとく立ち働く…って、 山場の光景として想像すると 印象的を通り越してグロテスクつぅか、滑稽では。 ルージュ=血まみれ、赤字、画面が赤く見える特殊能力(?)、小道具の赤い表紙のノート …と、四つもかかってるんだから、さらにもう一つ補強する必要あったのかなー。 ショッピングモールに、どうにかしてひっかけたかったのか? 如月の口紅を借りる(それを花房が見て色々感じる)シーンが必要だったから? う〜ん、どう想像しても異様に感じてしまいます。 士気を上げるため、真っ赤なキスマークを白衣につけてもらう、とかじゃダメだったのかな…それじゃセクハラか。 | ||||
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なので、敵役がステレオタイプでも(いくら大学病院でも公式の会議であんな言葉遣いやら、あからさまなおもねりはないでしょう)、ヒーローがあり得ないくらい超人的でも(予知能力まであるんじゃあねえ)、「たかが300床程度の病院にいったいいくつの診療科といくつの病棟があるんだ」とか、「そもそも大学病院の本院には最低600床が義務づけられてるんじゃないか」とかのつっこみどころがたくさんあっても、目くじら立てないで、ただただ楽しむべし。 | ||||
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身長180センチのたくましい男が 真っ赤な口紅をひいて鬼神のごとく立ち働く…って、 山場の光景として想像すると 印象的を通り越してグロテスクつぅか、滑稽では。 ルージュ=血まみれ、赤字、画面が赤く見える特殊能力(?)、小道具の赤い表紙のノート …と、四つもかかってるんだから、さらにもう一つ補強する必要あったのかなー。 ショッピングモールに、どうにかしてひっかけたかったのか? 如月の口紅を借りる(それを花房が見て色々感じる)シーンが必要だったから? う〜ん、どう想像しても異様に感じてしまいます。 士気を上げるため、真っ赤なキスマークを白衣につけてもらう、とかじゃダメだったのかな…それじゃセクハラか。 | ||||
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「チーム・バチスタの栄光」で初めてこの作家の作品を読んだのだが、個人的には、本作品の方が切れ味がいいように思う。速水と沼田のやりとりは実に興味深い。この作家が書く作品をミステリーというカテゴリーに入れられるかどうかは、読者次第ということになるが、ストーリー展開や人物描写は優れていると思う。またこの作品は、日本の救命救急医療のあり方にも疑問を投げかけている。速水も語っているように、医療の現場、特に救命救急「ER」に資本主義を持ち込むべきであろうか?医療も確かにビジネスかもしれない。しかし、重要なインフラでもある。出産、急病、事故は待ったなしでやってくる。儲かる患者のみ受け入れる。そういう病院があっていいのだろうか。お金がないと適切な医療を受けられないのだろうか。 話は少しそれるが、現在放送中のドラマ「医龍2」でも同じことを伝えているような気がする。医療機関だから、金を湯水のように使っていいというわけではないが、医療機関が採算のみを重要視するようになった時、日本の医療は崩壊するであろう。 | ||||
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「チーム・バチスタの栄光」で初めてこの作家の作品を読んだのだが、個人的には、本作品の方が切れ味がいいように思う。速水と沼田のやりとりは実に興味深い。この作家が書く作品をミステリーというカテゴリーに入れられるかどうかは、読者次第ということになるが、ストーリー展開や人物描写は優れていると思う。またこの作品は、日本の救命救急医療のあり方にも疑問を投げかけている。速水も語っているように、医療の現場、特に救命救急「ER」に資本主義を持ち込むべきであろうか?医療も確かにビジネスかもしれない。しかし、重要なインフラでもある。出産、急病、事故は待ったなしでやってくる。儲かる患者のみ受け入れる。そういう病院があっていいのだろうか。お金がないと適切な医療を受けられないのだろうか。 話は少しそれるが、現在放送中のドラマ「医龍2」でも同じことを伝えているような気がする。医療機関だから、金を湯水のように使っていいというわけではないが、医療機関が採算のみを重要視するようになった時、日本の医療は崩壊するであろう。 | ||||
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近作の騒動の渦中の人物はICUの長である速水。 速水は「螺鈿迷宮」の巌夫じいさんに似ている。 医療や患者や社会的要請のためならば、ルールなんぞクソ食らえという態度だ。 そういった人物の書き方が絶妙に上手くて格好いいものだから、 読者は現代医療の問題点についつい意識が言ってしまう。 やり方がズルいよ、いい意味で。 1番の驚きは、空気主人公である田口がちゃんと主人公らしいことをしていること。 一体どうしたんだ? 1級のエンタテインメントでありながら、問題提起まで格好よくキメていくのだから大したもの。 「ナイチンゲール」や「螺鈿迷宮」みたいな陰鬱な話でもないので、読後感もスッキリ。 医療の世界の英雄譚。 傑作です。 | ||||
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近作の騒動の渦中の人物はICUの長である速水。 速水は「螺鈿迷宮」の巌夫じいさんに似ている。 医療や患者や社会的要請のためならば、ルールなんぞクソ食らえという態度だ。 そういった人物の書き方が絶妙に上手くて格好いいものだから、 読者は現代医療の問題点についつい意識が言ってしまう。 やり方がズルいよ、いい意味で。 1番の驚きは、空気主人公である田口がちゃんと主人公らしいことをしていること。 一体どうしたんだ? 1級のエンタテインメントでありながら、問題提起まで格好よくキメていくのだから大したもの。 「ナイチンゲール」や「螺鈿迷宮」みたいな陰鬱な話でもないので、読後感もスッキリ。 医療の世界の英雄譚。 傑作です。 | ||||
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私はチーム・バチスタより、面白かったですよ! チーム・バチスタを読んだ時、ちょうど医龍というドラマが放送されていて、生の映像のダイナミックさに、チーム・バチスタの印象が霞んでしまったんですよね…。 偶然今作も、医龍2の放送中に読みましたが(笑)、エシックス委員会&リスクマネジメント委員会の審議がクライマックスで、全く内容が被らず、本当に楽しめました! 何より素人が、救命救急医に対して抱いているイメージの美点だけを具現化したような、ジェネラル・ルージュがかっこいい! グッチーもあれ、かっこよくなってる(笑)? 今回はジェネラルのアグレッシヴ・フェーズの前に、白鳥のアクティヴ・フェーズも控え目です(笑)。 医療に従事したことがないので、ベッド・コントロールについての記述が興味深かったです。 まだ動かせる。俺の目には空きベッドが3つ見える! ジェネラルにモデルはいるのかしら? それと姫宮いいですねえ。 螺鈿とこの作品だけにするにはもったいない。 今後も登場させて下さい! | ||||
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私はチーム・バチスタより、面白かったですよ!チーム・バチスタを読んだ時、ちょうど医龍というドラマが放送されていて、生の映像のダイナミックさに、チーム・バチスタの印象が霞んでしまったんですよね…。偶然今作も、医龍2の放送中に読みましたが(笑)、エシックス委員会&リスクマネジメント委員会の審議がクライマックスで、全く内容が被らず、本当に楽しめました!何より素人が、救命救急医に対して抱いているイメージの美点だけを具現化したような、ジェネラル・ルージュがかっこいい!グッチーもあれ、かっこよくなってる(笑)?今回はジェネラルのアグレッシヴ・フェーズの前に、白鳥のアクティヴ・フェーズも控え目です(笑)。医療に従事したことがないので、ベッド・コントロールについての記述が興味深かったです。まだ動かせる。俺の目には空きベッドが3つ見える!ジェネラルにモデルはいるのかしら?それと姫宮いいですねえ。螺鈿とこの作品だけにするにはもったいない。今後も登場させて下さい! | ||||
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シリーズ4作目だが、「チーム・バチスタの栄光」に続く佳作だと思う。「ナイチンゲール」の裏バージョン的に作られているが、「チーム・バチスタ」の次に、(続編は)この方が良かった気がする。 高度に発達した「医学」と共に、医療を取り囲む社会環境の変化はあまりに煩雑で多面的となっている。 中でも最も憂慮すべきは問題は、プライオリティの高い救命救急医療まで「医療崩壊」が進んでいることである。 今回の作品は、「救命救急」という究極の医療にスポットを浴びせて、あらゆる医療問題を対極においた。人命救助の御旗の下、有無を言わせぬパターナリズムの象徴として「速水」を描いている。「速水」をジェネラル(将軍)に仕立て、医療の現実を無視して建前ばかりのエシックス委員会の「沼田」をやり込める場面は痛快である。 「俺を裁くことが出来るのは、俺の目の前に横たわる、患者という現実だけだ」(P277) ケレンミたっぷりの臭い台詞も「かっこいい」と思わず頷いてしまう。 クライマックスは緊張感あふれ、なかなか読み応えのある小説だが、このシリーズも4作読むと、私的にはこれで完結した。もう満腹、食傷気味である。 | ||||
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シリーズ4作目だが、「チーム・バチスタの栄光」に続く佳作だと思う。「ナイチンゲール」の裏バージョン的に作られているが、「チーム・バチスタ」の次に、(続編は)この方が良かった気がする。 高度に発達した「医学」と共に、医療を取り囲む社会環境の変化はあまりに煩雑で多面的となっている。 中でも最も憂慮すべきは問題は、プライオリティの高い救命救急医療まで「医療崩壊」が進んでいることである。 今回の作品は、「救命救急」という究極の医療にスポットを浴びせて、あらゆる医療問題を対極においた。人命救助の御旗の下、有無を言わせぬパターナリズムの象徴として「速水」を描いている。「速水」をジェネラル(将軍)に仕立て、医療の現実を無視して建前ばかりのエシックス委員会の「沼田」をやり込める場面は痛快である。 「俺を裁くことが出来るのは、俺の目の前に横たわる、患者という現実だけだ」(P277) ケレンミたっぷりの臭い台詞も「かっこいい」と思わず頷いてしまう。 クライマックスは緊張感あふれ、なかなか読み応えのある小説だが、このシリーズも4作読むと、私的にはこれで完結した。もう満腹、食傷気味である。 | ||||
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東城大学付属病院救急医療センターで部長室から一切を取り仕切る部長:速見晃一はジェネラルルージュと呼ばれている。救急センターへ伝説の歌姫迦陵頻伽が運び込まれてきた頃,不定愁訴外来の田口公平のもとへ速見と業者癒着に関する告発文が届けられていた。 ジェネラル速見の切れ味に,火喰い鳥白鳥も影が薄く感じられた一冊であった・・・単品の物語としても面白いのだが,前二冊『チームバチスタの栄光』と『ナイチンゲールの沈黙』を読んでいなければ面白さが三割減であると思う。物語は2冊目のナイチンゲールと同時進行の内容である。子供を持ち,小児科と産婦人科の現状と行き先を少なからず考える機会のある親としては,このお金と医療そして勤務形態の問題は決して物語の中だけの問題ではないと感じた。 | ||||
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東城大学付属病院救急医療センターで部長室から一切を取り仕切る部長:速見晃一はジェネラルルージュと呼ばれている。救急センターへ伝説の歌姫迦陵頻伽が運び込まれてきた頃,不定愁訴外来の田口公平のもとへ速見と業者癒着に関する告発文が届けられていた。 ジェネラル速見の切れ味に,火喰い鳥白鳥も影が薄く感じられた一冊であった・・・単品の物語としても面白いのだが,前二冊『チームバチスタの栄光』と『ナイチンゲールの沈黙』を読んでいなければ面白さが三割減であると思う。物語は2冊目のナイチンゲールと同時進行の内容である。子供を持ち,小児科と産婦人科の現状と行き先を少なからず考える機会のある親としては,このお金と医療そして勤務形態の問題は決して物語の中だけの問題ではないと感じた。 | ||||
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「ナイチンゲール」と「螺鈿迷宮」が電波キャラばかり出てきて読んでて胸焼けするような感じ だったが、本作はそういう部分はほとんどなく、速水の爽快なキャラもあって楽しんで読めた。 ただし本作は「ナイチンゲール」と裏表の関係にあり、そっちで起きた事件が中途半端に描写されて いるので、先に「ナイチンゲール」を読んでおかないと、混乱するかもしれない。 また、今回は田口が結構活躍というか大物っぽくなって頼もしい代わりに、白鳥の活躍が少ないのが 残念。 最後に大きな見せ場があり、ラストは予想通りの展開。結局沼田以外、皆いい人でした。 | ||||
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おなじみ東城大学医学部付属病院を舞台としたドラマ。 救命救急センター速水部長に関する内部告発文書を、田口講師が調査することに。 必要性が高いにも関わらず、診療報酬が低く赤字を余儀なくされている救急医療。 その具体的現実を背景に、ストーリーがテンポ良く展開され飽きさせません。 登場人物の個性豊か、また人間性豊かなことが、作者の人気の要因でしょう。 | ||||
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速水陣営と沼田陣営のやりとりが面白い。しかし、実はどこにでもある大企業病そのものだ。そこに登場してくる官僚の破天荒たる白鳥なのだが。 だから、読み終えて残るものはなんなんだろうと立ち止まってしまう。たまねぎの皮をむいて残ったものは?速水の生き様を考えるに、敗北した相手(沼田陣営)のなんとちっちゃなことか。 最後の速水と花房、祥子とのやりとり、これらは蛇足というか、安物のエピローグというか、作品の価値を貶めているのではないだろうか。 | ||||
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「ナイチンゲール」と「螺鈿迷宮」が電波キャラばかり出てきて読んでて胸焼けするような感じ だったが、本作はそういう部分はほとんどなく、速水の爽快なキャラもあって楽しんで読めた。 ただし本作は「ナイチンゲール」と裏表の関係にあり、そっちで起きた事件が中途半端に描写されて いるので、先に「ナイチンゲール」を読んでおかないと、混乱するかもしれない。 また、今回は田口が結構活躍というか大物っぽくなって頼もしい代わりに、白鳥の活躍が少ないのが 残念。 最後に大きな見せ場があり、ラストは予想通りの展開。結局沼田以外、皆いい人でした。 | ||||
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おなじみ東城大学医学部付属病院を舞台としたドラマ。 救命救急センター速水部長に関する内部告発文書を、田口講師が調査することに。 必要性が高いにも関わらず、診療報酬が低く赤字を余儀なくされている救急医療。 その具体的現実を背景に、ストーリーがテンポ良く展開され飽きさせません。 登場人物の個性豊か、また人間性豊かなことが、作者の人気の要因でしょう。 | ||||
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速水陣営と沼田陣営のやりとりが面白い。しかし、実はどこにでもある大企業病そのものだ。そこに登場してくる官僚の破天荒たる白鳥なのだが。 だから、読み終えて残るものはなんなんだろうと立ち止まってしまう。たまねぎの皮をむいて残ったものは?速水の生き様を考えるに、敗北した相手(沼田陣営)のなんとちっちゃなことか。 最後の速水と花房、祥子とのやりとり、これらは蛇足というか、安物のエピローグというか、作品の価値を貶めているのではないだろうか。 | ||||
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