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ジェネラル・ルージュの凱旋
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【この小説が収録されている参考書籍】
ジェネラル・ルージュの凱旋の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全196件 101~120 6/10ページ
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チームバチスタの田口・白鳥コンビの第3作目。 私的には前作がやや失速していたので読むかどうか迷いましたが、映画化するのはこっちらしいので こちらも読んでみました。 今回は外科医・速水が主人公ですが、意外なほどに魅力的に描かれています! その一方で田口・白鳥コンビはあまり目立たず。 前作と関係しているので、こちらをより楽しむには前作から読んだ方がいいですが・・・ 私的にはこちらはおススメですが、前作はあまりおススメできません。 今回は現在の医療現場の深刻さとリンクして物語のリアリティーが増しています。 本領発揮といったところでしょうか。 海堂作品の良さが再び見えてきた感じです。 ただ、落とし所はだいたい見当が付いてしまう点と後半の展開が無理があるのがちょっとマイナスポイントで 私的にはやはり「チームバチスタの栄光」がベストです。 | ||||
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このシリーズの中で個人的にはこの作品が一番好きです。 速水のキャラクターもあってか、スパッスパッと話が進んでいく様が気持ちよくて一気に読み終えてしまいました。 登場人物も、みんな個性的で魅力的。 買ってでも読んで良かったなぁと思います。 ただ2作目のナイチンゲールとリンクしているので先にこちらを読んでおくことをお薦めします。 | ||||
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海堂氏の書かれた「死因不明社会」を読んだ時、Aiのことを初めて認識し、実際に活用させていただくこともできました。前著は啓蒙書として優れた作品です。「チームバチスタの栄光」も読み物としては楽しく読ませてもらいましたが、今回の作品は心に響くものが全くありませんでした。警官は警察小説を読んだときにきっと現場はこんなものじゃないという違和感を抱くと思いますが、救急医療の現場に多少なりとも携わるものとしては「軽いな、これは脚色されすぎていて現場とはかけ離れている」と思います。文章は巧みですが読後に心に訴えるものがほとんど無い、申し訳ないのですが非常に空疎な感じがしてなりません。海堂氏は病理の医師で外科や循環器科、消化器科といった血まみれの世界とはかなり距離のあるところから見られているせいでしょう。遠く浜辺から離れたところで荒れ狂っている海を眺めている感じです。速水部長のようなスーパーマンがいれば現場の我々は本当に助かります(笑) | ||||
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このシリーズの中で個人的にはこの作品が一番好きです。 速水のキャラクターもあってか、スパッスパッと話が進んでいく様が気持ちよくて一気に読み終えてしまいました。 登場人物も、みんな個性的で魅力的。 買ってでも読んで良かったなぁと思います。 ただ2作目のナイチンゲールとリンクしているので先にこちらを読んでおくことをお薦めします。 | ||||
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『ナイチンゲールの沈黙』と同時期に起こった、もう1つの話。 そんなコンセプトはわりと好きで、特に『ナイチンゲール〜』を読んだ私は興味深く読んでいました。 話自体は、匿名の告発文書の存在など、謎の部分もありますが、ミステリーと呼ぶほどではなく、どちらかといえば「医療エンターティメント」と呼べるかと思います。 今回のテーマは「緊急救命治療」。『ナイチンゲール〜』で初っ端に登場し、それほど掘り下げずに終わってしまった印象がありましたが、なるほど、ここでかなり掘り下げて問題をとりあげています。 しかしこの物語、まるで映像をそのまま文章化したような印象があります。 「リアルな描写は読むだけで頭にはっきりと映像が浮かぶ」というのは『チームバチスタ〜』の医療シーンで思ったことですが、ここではそういう意味ではありません。 小説を映像化するにあたっては、時間の問題もあり、かなりそぎ落とした上、観客を映像に引き込むためにドラマチックな「脚色」を施すため、「小説より深みがない」「小説とは別物で面白い」などという意見もでるものですが、この本の場合、小説の時点で映像化の際に施される「脚色」が感じられ、映像化の際と同様にドラマチックさを演出しようとする意図が所々に感じられ、逆にしらけました(特に速水部長の言動にそれを感じました)。小説に引き込まれる要素となるのは、小説ならではの描写力、話運びの上手さであり、映像化する際の「脚色」ではありません。 ただ、ラスト近くでの、緊急治療の部分は、かなりの臨場感。 ここだけは「脚色」うんぬんは別として、リアルな描写力を感じ、唯一、引き込まれました。 | ||||
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前作「ナイチンゲールの沈黙」があまりにもヒドかったので、もう読むのはやめようと決意していた田口&白鳥コンビの医療ミステリー・シリーズ。2作目ほど評価が低くなかったので<泣きの1冊>でつい書店に平積されていた本書を買ってしまった自分がバカだった。伏線をはればいいってもんでもないが、ほとんど伏線らしい伏線が読んでいてみあたらないミステリーというのも珍しい。特に、上/下巻に分かれている本著の上巻は、大筋をあらかじめ把握していればわざわざ読む必要を感じないほど内容が希薄で、単なる行数稼ぎとしか思えない冗長な文章がつづられているだけ。 東城大学救命救急医療センター長・速水の収賄事件をめぐって、エシックス(倫理)委員会及び田口主催のリスクマネジメント委員会で繰り広げられる討論が本作品の読みどころとなっている。田口や速水をねたましく思うエシックス委員長・沼田の“倫理”を楯にした陰湿な言葉攻めに対し、切れ味鋭いアクティブ・フェーズで応戦する“ジェネラル・ルージュ”速水の切り返しはそれなりに楽しめたが、肝心の田口や白鳥の存在感が薄まったと感じる読者も多かったことだろう。 登場人物に“おさまりの悪い変なあだ名”をつけたがるこの作家の癖も、1作目の<ロジカル・モンスター>や<火喰い鳥>までは許せたが、3作目ともなるとそろそろ読者の神経に障ってくる。本筋においては関係のない、医師でもある作家のライフワーク=AI(オートプシー・イメージング)と呼ばれる死亡時画像病理診断に関するエピソードも長々と挿入されており、ミステリーというよりはむしろ医療ビジネス啓蒙書に近い内容だ。 1作目の出来があまりにも素晴らしかったので、その後に書いた小説の影がすっかり薄くなってしまった海堂尊。“文壇のナイト・シャマラン”に今後の奮起を期待したい。(もう読む気はしないけどね) | ||||
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田口・白鳥コンビの第三作目ということだが、残念ながら、白鳥の痛快さが(イライラ感)がまるで目立たない。▲チームバチスタの時に見せた白鳥のマイナスオーラが、今回はほんのチョイ役として彩りを与えている程度となっており、白鳥ファンとしては残念至極である。▲もちろん、一気に読ませるスピード感は健在で、作者の力量は大きく買うが、次回こそ、白鳥に準主役としての大立ち回りを与えて欲しいと切望する次第である。 | ||||
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率直な感想は、「ジェネラルルージュの凱旋」「螺鈿迷宮」「ナイチンゲール の沈黙」の3作が「チームバチスタの栄光」に束になってかかっても敵わない感 じでしょうか? いたって普通に読める医療ミステリーです。 今回は緊急救命医療がテーマとなっている。「螺鈿〜」と「ナイチンゲール〜」 のキャラクター達が登場するので、それぞれ読んでみると、桜宮ワールドが立体 的に広がるかも? 話の位置づけとしては「ナイチンゲール〜」の裏面なのですが、巻末付録とし て桜宮の年表が用意されており、三つの物語の繋がりが確認できる。 もう少し、田口と白鳥のコンビが活躍して欲しいと願う。 | ||||
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救急救命センターの”血まみれ将軍”速水部長にスポットを当て、救急医療の抱える問題点を追求してゆくという内容。 この男、まさに「将軍」ばりに男気が溢れ、我がままで強引で、ハラハラするが、 医師として、またトップに立つ者としての類まれなるその資質にグイグイ引き込まれてゆく。 変人白鳥もさすがに影を潜めてしまうほどの存在感。 そうやって速水部長の熱のこもった仕事ぶりを生き生きと描きながらも、 物語の中核は一癖も二癖もありそうな個性的な医師たちによるディスカッション。 「バチスタ」では白鳥のロジカルな推理にかなりの神経を使ったが、 言葉で相手をやり込めてゆく白熱の論争を見ていると、一体海堂氏は理系なのか文系なのか分からなくなってくる。 犯人探しをメインとした「バチスタ」と違い、今回はよりエンターテイメント性の色が強い。 「誰が?」というよりも、「なぜ?」「どうして?」のほうに思考力を使ったが、物語としての完成度も非常に高いと思う。 ちなみに第二弾「ナイチンゲールの沈黙」は読んでいないが、特に問題はなかったように感じる。 | ||||
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読む、べき! 海堂尊の才能が爆発してる。 今回は社会派サスペンス。といってもいいんじゃないかと思います。 病院内部の確執や政治関係といった複雑かつ面倒くさい背景を元に 一通の内部告発文書が物語をつむぎだす。 内容はここに書きたくないのでとにかく買って読んでみて。 知り合いだったら貸してあげたい。 今までの作品(バチスタ除く)にあった、 無理やり殺人事件でミステリーを作ってる感がさっぱり消えて 映画を見ているかのような超ど級の緊張感とエンターテイメント性を備えてます。 ちなみに映画といっても邦画的ではありません。 完全にアカデミーハリウッド級! 舌戦です。 俺はアルパチーノの「セントオブウーマン」と 「インサイダー」 を彷彿とさせられました。 まぁ作風とか全然違いますけど… 映画化されるらしいけどこけるな… 原作以上にできるはずがない。 断言できる。 すばらしい作品です。 マジで貸してあげたい。 | ||||
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前作の『ナイチンゲールの沈黙』を読んでいるかどうかで、面白さが大きく変わる作品だと思う。 これだけ読んだら、3つ星か4つ星。 『ナイチンゲールの沈黙』を読んでからなら、5つ星。 | ||||
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他作品では脇役だったが速水が主人公の物語.多少の犯人捜し的な要素はあるものの,著者の作品と比べてミステリー色が弱いものとなっているのが特徴だ.一番の盛り上がりの場所は会議の場面だろう.一見地味になりがちだ,がそんなことはない.論理の展開,論破の手法には見ていて爽快感がある.著者は余程ディベートを書くのが好きなのだろう.ジェネラル・ルージュの活躍ご堪能あれ! | ||||
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前作「ナイチンゲール〜」がイマイチだったが、 今作の前に読んでおくと、ストーリーの裏側がわかって楽しさが増します。 バチスタのときと同様、登場人物がかっこよく活躍。 今回はとくにジェネラルルージュこと速水の活躍が印象的。 前作、前々作で名前だけ登場していた「姫宮」もついに登場。 この作品だけ読んでも十分に読み応えがありますが、前の2作品を読んでから読むとさらに面白いこと間違いなし。 | ||||
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本書の解説によれば、もともと、前作の『ナイチンゲールの沈黙』と本書とは一冊の長編として構想されていたのが、書いているうちに長くなりすぎたため、編集者のアドバイスを入れて二作品に分割されたとのことです。後に出版された本書では、そのような事情に伴うしわ寄せがきているようで、本書を読んだだけでは、よくわからなかったり違和感がある部分が散見されます。 従って、本書の内容をよりよく理解するためには、前作『ナイチンゲール〜』を読んでおいた方がよいということになりますが、個人的には、前作はいまいちだったので、そのためだけに前作を読むことはお奨めしません。著者の作品は、『チーム・バチスタ』、『ナイチンゲール』及び本作を読みましたが、その三作では、『チーム・バチスタ』が図抜けて面白く、本作はまあまあ、『ナイチンゲール』はいまいちという感想です。 本作自体も、前半はいまいち乗れず、後半になってようやく物語に引き込まれたといった感じでした。どうせなら、『ナイチンゲール』に注いだ労力を本作に注いでれば、もっと面白い作品にできたのではないかと惜しい気がしています。 | ||||
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冒頭の部分を読んでゆくと「ナイチンゲールの沈黙」と同じ描写に、「おや!前に読んだっけ!」と一瞬心配になりました。ところが、読み進んでゆくと「ナイチンゲール・・・」が小児科での話だったのに対し、こちらは救命救急センターが舞台だと言うことが解ってきます。そして、どうやらこの2作品は同時並行に展開する2つの事件だと解ります。 従って、2作品それぞれに必要としない描写があります。それは、もう一方の物語の事件に関係している部分と言う訳です。 本作のテーマは、救命救急医療のあり方です。 ここ東城大学医学部付属病院の救急医療は、速水部長の手にあります。そして、この速水部長に収賄疑惑の内部告発があります。この事件の解決に引っ張り出されたのは、今回も田口公平でした。 この速水部長の描写が素晴らしく、緊急医療の現場の雰囲気を垣間見ることが出来ます。この速水部長の言動は、感動的ですらあります。 もちろんこれ以外にも、医師倫理の問題や、Ai、医療用のヘリの問題なども登場します。 作者のエンターテイメント性の素晴らしさが、読者を引きつけてやみません。 | ||||
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まずは、『バチスタ』→『ナイチンゲール』→本書と刊行順に読まれることをおすすめします。特に『ナイチンゲール』は本書と時間軸・人物を共有する作品。ぜひ先に『ナイチンゲール』をお読みくださいませ。 著者の一貫した姿勢、現在の医療に対する問題提起というテーマをエンタメ小説に仕立て上げる、その腕前が一層際立つ本作。 読みどころは多々ありますが・・・ ・舞台となる救命救急センターの緊迫した空気とスピーディーな展開 ・救急センター部長「ジェネラル速水」の華やかさ ・入り組んだ人間関係がもたらす緊張感や葛藤 ・バチスタスキャンダル決着の思わぬ副産物〜田口の大出世〜に伴い、彼に降りかかる数々の災難・逆風(ひとり歩きするヒーロー田口像が本人に全く見えていないおかしさ) ・対田口リベンジチーム(エシックス)と田口チームの闘い (対決のクライマックスは・・・会議(笑) 解説の大森望さん曰く「ただ会議をしているだけなのにページをめくる手が止まらない」) ・氷姫(姫宮)の素っ頓狂な存在感。藤原看護師の暗躍(女子もがんばってます!) ・・・その他、ぜひお読みになってお確かめください。 速水のヒーロー像がステレオタイプかな、と思わないでもないですが、『バチスタ』の桐生同様、圧倒的実力と高邁な理想・使命感を有するわかりやすいヒーローがいてこそ、田口や白鳥のおかしさが活きてるんだろうなあ。泥沼的おっさん連中のくだらなさも。 めりはりのきいたキャラクター、物語を楽しみつつ、医療の理想・使命と現実について思いをはせずにはいられなくなる一冊です。 | ||||
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著者の海堂氏が世に伝えたい医療現場の悲鳴を本作に載せています。病院の法人化により収益重視の経営に大きく舵取りを必要とせざるを得なかった日本の現代の医療の現実を著者は本作に表したのではないでしょうか?最近では良く耳にするようになった産婦人科医や小児科医の減少。そして終末医療患者のたらい回し。医療の未来を考えさせられる本作ですが、『田口、白鳥シリーズ』ですので楽しく最後まで読めます!テンポ良く、展開良く、気分爽快に最後まで読めること間違いなしです。個人的にはチームバチスタの栄光を読んでいた方が話しに入りやすいと思います。 | ||||
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バチスタシリーズの3作目です。 シリーズ登場人物の絡み合いも読みどころだと思いますので、ぜひシリーズでお読みください!文庫で並んでいる様子もきっと美しい色合いだと(モノトーン好きにはイマイチかも?)思います。 「田口・白鳥」シリーズでは「ナイチンゲール」と裏表・・というかほぼ同時進行のこの話。 両方読み終えると、もう一度「この時、こっちではこうだったんだ〜」と読み返したくなるかも。氷姫の活躍?も楽しめます。 | ||||
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チームバチスタを読んでおもしろく、 海堂作品を読み漁ってみたものの、 なかなか会心作に出会えなかったのですが、 この「ジェネラル」は実におもしろい! 実にユニークな登場人物の数々が織り成す、 病院を舞台にした人間ドラマ! ある意味ではチームバチスタ以上かも。 おすすめです。 | ||||
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チームバチスタを読んでおもしろく、 海堂作品を読み漁ってみたものの、 なかなか会心作に出会えなかったのですが、 この「ジェネラル」は実におもしろい! 実にユニークな登場人物の数々が織り成す、 病院を舞台にした人間ドラマ! ある意味ではチームバチスタ以上かも。 おすすめです。 | ||||
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