■スポンサードリンク


繭の密室



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

繭の密室の評価: 3.44/5点 レビュー 9件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.44pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(5pt)

90年代だなあ~こういう作品はあってやはり見たい☆

私は映像で知り好きになったので、今作しか知らないんです。ただ、この時代にバッサリ斬り込んだ鮮烈な心理・社会派サスペンス、傑作でしたね(~_~;) だから読者の声でこの続編が書かれて、私は良かったと思います!今は男女関係ないけれど、ハッキリしてて女性作家だったのが凄い。
例えばどれだけトリックやストーリーが込み入っていても、描き方がイマイチで全体がよくわからない作品も多いんです・・その点、今作はベタで未完成ながらも、あえてそこに投げかけ、サスペンスとして言いたいことはわかった。時代の強いメッセージ性と、確かな構成力で、結局あとあと数多くのなかで記憶に残る作品の原作です!印象深いものを求めているので、アンテナの複合性がある人柄の著者に惹かれました。
昔は、初期のコナンや金田一など受験戦争を描いたものが多く、田舎の現状も知る自分はストライクにはまったのもあります。でも「自分より弱いもの」に向かうのは許されず、直接気持ちを相手にぶつけることはできなかったのかなと。(翌年の金八先生でも、私は同情できなかったし)先生の気持ちはわかります・・種々の施設でも虐待がなくならない今改めて、21世紀初頭に多かった心理系のサスペンスが復活してほしい!それにはこのような「良い小説」がいつの時代も存在すると思いました。。
繭の密室 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:繭の密室 (カッパ・ノベルス)より
4334071708
No.8:
(2pt)

ストーリーや話運び、謎に迫る感じは凄くよい。

密室のタイトルに引かれ購入。聞き込みを通じ、事件に関わる登場人物たちの
怪しい背後関係が徐々に見えてくるといった先が気になる話し運びや文章は
凄く好印象。2時間サスペンス刑事ドラマみたいな作品で、ついつい見入ってしまう。

ただ、純粋にミステリ(謎解き)を楽しむ作品ではない。被害者の行動の意味とか、
2回電話があったとか、細部の考える場面はあるものの、
捜査の過程で犯人や全貌が判明していくので、
他の可能性を排除して残った真実とか、問題編に推理(答え)を導く材料ははすべてある
といった厳密な本格推理を求められる構造になってない。2度言うが、これは刑事”ドラマ”作品だ。
繭の密室 - 警視庁捜査一課・貴島柊志 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:繭の密室 - 警視庁捜査一課・貴島柊志 (中公文庫)より
4122054915
No.7:
(3pt)

今邑 彩

良くも悪くもなかったです。。。普通でした。。。またお願いします。。。
繭の密室 - 警視庁捜査一課・貴島柊志 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:繭の密室 - 警視庁捜査一課・貴島柊志 (中公文庫)より
4122054915
No.6:
(5pt)

一見単純に見える流れにはウラがある。面白くて一気に読んでしまいます。

タイトルやカバーの雰囲気とは違ってオカルトさはなく、純粋な推理モノになっています。チェーンのかかった密室から落下した若い男は何故スニーカーを履いていたのか?その男が一緒にいた三人の仲間が触れられたくない過去とは?

話がとてもスムーズに進み、今邑さんの語り口らしく余計な文がないので、読むのがやめられません。

今邑さんにしてはプロットが単純だという人がいますが、なかなかどうして単純に見える事象も横糸を張っていますよ。そして最後のエンディングはいつもながら気持ち悪くて最高です。

シリーズ物みたいに見えますが、今邑さん初心者でも十分楽しめます。
繭の密室 - 警視庁捜査一課・貴島柊志 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:繭の密室 - 警視庁捜査一課・貴島柊志 (中公文庫)より
4122054915
No.5:
(4pt)

シリーズ最終作

今邑氏の昭和チックな推理路線の貴島シリーズの4作目にして最終作。
本作は全3作にあったオカルト的趣向は一切なく、誘拐事件と少年事件をモチーフにした社会派的な作品。
それ故、密室殺人もあるが、トリックはこじんまりとしており、あまり新味はないが、その分ストーリーの魅力で最後まで読ませる。
氏の作品としては標準的な出来の作品かという感じだが、これでシリーズが終わってしまっているのは残念でもある。
繭の密室 - 警視庁捜査一課・貴島柊志 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:繭の密室 - 警視庁捜査一課・貴島柊志 (中公文庫)より
4122054915
No.4:
(3pt)

TVドラマでみました、意外な犯人でした

マンションから予備校生の飛び降り自殺があった、しかしなぜ靴をはいていたのか?遺書もない、ドアには鍵がかけられていた、密室殺人事件として捜査が始まった。聞き込みでは借金取りの怒鳴る声がしたとのこと。警視庁の刑事と中野南署の刑事が対立しながらも捜査に動くが、同時に、警視庁の刑事の後輩(新潟県の有名進学校の英語教師)の妹が誘拐される事件も発生した。警視庁の刑事は、後輩の事件に胸を痛めながら捜査に動く。ところがまた後日その友人の予備校生が殺される。その予備校の部屋からは誘拐された妹の写真が見つかった。連続殺人事件が、この誘拐事件に結びついてしまう。全ての事件の謎は、新潟での被害者たち3人が起こした中学時代のいじめ自殺事件に結びつく。実はこの事件を目撃していたのが英語教師の妹だったのだが・・・・・
繭の密室 - 警視庁捜査一課・貴島柊志 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:繭の密室 - 警視庁捜査一課・貴島柊志 (中公文庫)より
4122054915
No.3:
(4pt)

受け継がれる悪意

今邑彩先生の貴島刑事シリーズ4作目。

2種類の事件が同時進行で進むのですが、話の流れが非常にスムーズで読みやすいです。
シリーズ既読の方には懐かしい、「あの人物」も再登場します。
密室殺人のトリックは推理して何とか解けたので、星4つにしました。

ミステリーの醍醐味である最後のどんでん返しでは、連続殺人事件と誘拐事件がどうやって結びつくのかが一番の見所です。
過去と現在が絶妙に絡み合って、最後までミスリードされてしまいました。

今邑彩らしい、ラストの何とも言えない後味の悪さ・嫌になるような終わり方は、この『繭の密室』でも存分に発揮されていて、最後まで読むと「これじゃあ何も解決していないんじゃないか?」「また事件は繰り返されるんじゃないか?」と絶望的な気分になれます。

今邑彩の作風が好きな方には是非とも薦めたい作品です。
繭の密室 - 警視庁捜査一課・貴島柊志 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:繭の密室 - 警視庁捜査一課・貴島柊志 (中公文庫)より
4122054915
No.2:
(2pt)

シリーズ完結

警視庁捜査一課・貴島シリーズの第四弾にして最終巻です。
今回の貴島刑事は切れ味が全くなく、シリーズ最後にして一番良くなかったです。
だから、これで終わってしまったんでしょうか。
ミステリーという感じもあまりしませんでした。
タイトルにもなっている密室も、たいして面白みがなかったですし。
前の3作品は良かったんですけどね。

繭の密室 - 警視庁捜査一課・貴島柊志 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:繭の密室 - 警視庁捜査一課・貴島柊志 (中公文庫)より
4122054915
No.1:
(3pt)

平均レベルの長編推理小説

プロローグは誘拐事件で、次に、自殺とも他殺とも事故ともつかない転落死事件が発生する。この二つの事件を結びつけるものは何なのか? トリックやストーリー展開はよく練られているが、特にこれと言った特色を挙げることは出来ない。☆3つという評価が相応しいと思える長編推理小説である。
繭の密室 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:繭の密室 (カッパ・ノベルス)より
4334071708

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!