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ルームメイト
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ルームメイトの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.34pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全30件 21~30 2/2ページ
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私も他の何人かのレビュアーさんと同様に、帯に騙されて買った者です(笑)真相には第一部の時点で気付いてしまいましたが、よくある力技のような叙述トリック作品に比べるとこの『ルームメイト』はスマートで分かりやすく完成度は高かったと思います。それと第三部からモノローグ4にかけての何かが起こりそうな空気感がすごく好きです。ホラー作品も書いている著者ならではの魅せ方だったように思います。 | ||||
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先入観無しに読んだので面白かったです。エンターティメントとして軽く読むのに良いと思います。筋については、主人公の学校の先輩の行動、その友人の行動等、不自然な部分が目立つのは確かです。いくらなんでも現実だったら、こんな行動はしてないだろう、怖くは無いのか、この人たちは・・? まあ、そういう不満はありますが、他の作品も読んでみたいと思える本でした。 | ||||
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帯の説明が期待を煽るので、変に期待しすぎたり、勘ぐりながら読むとちょっと興ざめするかもしれないですが、そんなことは気にせず、気軽に読む分には結構楽しめるよくできた小説だと思います。私は騙されました ^^) | ||||
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話は、主人公である女子大生のルームメイトの女性が突然失踪したところから始まる。そして、真相を調べていくうちに、実はそのルームメイトは、他の男の内縁の妻として二重生活を送っていたことが判明する。なぜそんな二重生活を送っていたのか?読み進めていくうちに話は思わぬ方向に展開していき、よい意味で予想を裏切られた。 ミステリーは、読者の予想をいかに裏切るかが、その小説の面白さにつながる。かといって現実離れし過ぎると逆にしらけてしまう。この作品は、若干現実離れの方向に傾いてはいたものの、そのバランスが取れていたように思う。 | ||||
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あらすじ 大学へ通うために上京してきた春海は、京都からきた麗子と出逢う。 どういうわけだか気の合う二人は 互いに干渉しない約束でルームシェアを始めることに。 しかし快適な生活はつかの間、麗子はやがて失踪してしまう。 彼女の跡を追ううち、彼女の二重、三重生活が明らかになっていく。 彼女は名前、化粧、嗜好までも替えていた。 茫然とする春海の前に既に死体となったルームメイトが・・・ 感想 それなりのネタばれを含みます。 この作品、オチの一部だけをみると、 そんな偶然あってたまるかの域に達する偶然が炸裂します。 もちろん伏線は張ってありますが。 それが気にくわない人もいるかもしれません。 ですが、この作品のテーマは 一つの空間に複数の人間が住まうルームシェアです。 あのマンションを一つの身体だとみなすと、あの二人は・・・ あからさまなまでに伏線が提示されているようにも思います。 | ||||
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と、いう書店の売り出し文句につられて思わず買っちゃいました。 どう騙してくれるんだよ(笑)と思いながら楽しく読めた。 少し厚めの文庫ですが、続きが気になって気になって「あっ☆」と言う間に読めます。 それほど、面白い! ただ真犯人は結構早い段階で判ってしまいますが。 ・・・と、思いつつ読み進めて行って、途中「えっ??そうだったの??・・・確かに騙された???」と 思う場面があり、「え〜〜〜〜っ。ホントに〜〜〜〜??」と思って続きが気になったのかもw でもやはり真相は最初の予想通り。 ああ、そう言う意味でなら、確かに騙されたかもしれん・・・。 上手です。そう思わせる文章は流石。 ネタバレするとこれから読む人の楽しみが半減しちゃいそうなんですが、解離性同一障害について認識のある 方が読むと面白さ倍増かもしれません。 あ〜なるほど、だからあの時ああだったのね、とか。 この文庫版だとモノローグ4の前に一旦物語が中断し?作者から「後味悪いのが好きな方はこの先を読んでね!」 とのお話がある。特段後味悪くないですw予想通り。此処があった方が話しが締まる。 是非ハッピーエンドのまま本を閉じずに最後まで読んで頂きたいと思います。 | ||||
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今邑彩さんはデビュー作からずっと読んでいます。本格推理小説の女流作家では、ベスト3に入るくらい好きです。今回文庫化された『ルームメイト』を読んで、こういうのも書いてたんだ、と思いました。帯にサイコ・サスペンスと書いてあったので、今までとは違うのかなと期待して読みました。殺人事件が起き、ルームメイトが失踪したという時点で、大体予想してしまったのですが、読み進むうちにこれはわたしの予想と違う方へ行くのかも、と思った。結局最後には犯人がわかるのだが、意外な犯人でびっくりした。そっちか、と思いました。 しかも、第3部が終わったらノベルズにあったモノローグ4を封印しますと書いてあるではないか。ラストがあるのだが後味が悪いという。気になる。読まずにはいられない。ああ、衝撃のラストが! | ||||
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今邑彩の作品は数多いが私が読んだ中では一番面白かった。 まず、何といってもでてくる人たちの描写が(脇役の人たちも含めて) 細かく魅力的にできていると思う。すらすらよめてしまうのに なんともいえない怖さもあってひきこまれてしまう。 面白い本は残っているページ数 がすくなくなればなるほどこれしか残ってないとがっかりさせられる。 そういう面白さがこの本にはあるんじゃないかと思う。 | ||||
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本書はフィクションだという事を自分に言い聞かせながら読まなければやりきれない。それくらいえげつない内容ではあるが、同時に多重人格における犯罪の裁判に対して、一定の問題提起もなされている。着想は大ベストセラーになった多重人格を描いたダニエル・キイス著「24人のビリー・ミリガン」から発していると本文中で何度も明記されている。ただ、多重人格は世界でもごく数十例しか確定診断されていない極めて希な人格障害であり、精神病理学的にも未解明な点も多い。この事に正面から取り組む著者の姿勢には敬意を表する。 この種の物語は予想も出来なかった方向に展開してゆくのが常で、本書も例外ではない。本書の場合は病的な人格障害がからんでいるので、より複雑だ。ただ、何度か「声が聞こえる(つまり幻聴?)」というエピソードがあるが、これは多重人格に伴う病的な現象なのか?または作品の構成上の事象なのか?は理解しにくい。しかし、独特な恐怖感が全体を包む。 本書はフィクションではあっても、不思議な現実感を伴う。 | ||||
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すでにお気に入りの作家さん。やはり期待を裏切らない展開でした。複雑そうな人間関係が、少しずつ一本に繋がっていく……。読了後にタイトルの本当の意味がわかる。そしてそれに納得し、また恐怖が残る……。 | ||||
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