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チョコレートコスモス
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チョコレートコスモスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全82件 21~40 2/5ページ
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演劇の小説ですが演劇を全く知らなくても楽しめます。 登場人物に感情移入しやすく描写も丁寧なのですぐに物語に入り込めます。 そして恩田陸は天才を書くのが上手い。 天才描写に凄く説得力があります。 嫌味がなくただレベルの違いを思い知らされる感じです。 要の演劇シーンも凄くいい。 特に最後のオーディションはとても熱く読んでてハラハラします。 ただ一つの欠点は飛鳥が好き嫌い別れるキャラなのでそこで躓く人がいるかも知れないところですね。 | ||||
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「蜜蜂と遠雷」を先に読み、この本にたどり着き増した。 作者本人も書いてますが、世界感は「ガラスの仮面」。 しかし本当に、恩田陸は天才キャラを描かせたらすごい! 蜜蜂と遠雷が好きな方なら、きっとこの本も気に入ると思います!おすすめです | ||||
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数年前に買って一気読みしてから、たぶん、10回以上読み返してます。でも、何度読んでも引き込まれますし、オーディションのシーンでは気持ちがはいりすぎて鳥肌が立つ感覚があります。私がランキングをつくるなら、間違いなく恩田陸さんの最高傑作です。恩田陸さんは話の内容にあわせて、文章のテンポやタッチを変化させられる熟練の技術と才能の持ち主だと、個人的には思っているのですが、この作品は、まさにそういう作者の特徴が最大限に生きた傑作だと思います。正直、万人向けの作品ではないかもしれません。でも、ハマって「こんな世界があったんだ」という感覚を味わってしまうともう抜けられない。そんな中毒性をもった作品だと思います。それにしても、続編の「ダンデライオン」と「チェリーブロッサム」が読みたい!連載中だった「本の時間 = Monthly book time」が休刊したのは仕方ないとしても、毎日新聞社は責任もって、この続編の落とし前だけはつけてほしいです。 | ||||
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出だしは、ヤバイ面白くない。でも買ったから読まなきゃ損。という感じでしたが、進むにつれ読破したくなりました。読み終えて、また恩田さんに負けてしまいました。 | ||||
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ページ数はいつもより長めでしたが、面白くてどんどん進められました。芝居、役者、演技の奥深さを知れました。普段映画や、テレビドラマを見るときに役者の芝居というのはあまり気にせず、物語の内容の方を見がちで、演技に関しては、鍛えられているからできるのは当たり前なんて風に思っていました。でも、実際演じるのは、この世にいない人なわけでセリフをよんだらだけでその人を作らなければいけない。しかも実際には怒っていたり悲しんでいるわけでもないのに周りからは本当にそう思われなきゃいけない。そんなことを当たり前にやっている役者は偉大なんだと思いました。 | ||||
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長さを感じさせず、物語の中に入り込める。 いつものがらの恩田作品だと思う。 ガラスの仮面、だ。 絵がなくても、場面が浮かびやすいのは、 表現がうまいからなのだろう。 ものすごく感動するわけではないが、 読んでいる時間は、その世界に入り込めるという点では、 旅の友、にはなりやすいかな。 本人によるあとがきに続編の記載があったのに 実際は書籍化されていないのが、フラストレーションを感じる | ||||
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とてもわくわくして、楽しかったです。別世界ですが、いろいろ考える機会を与えられました。続編の「ランデライオン」はどうなっているんでしょうか。 | ||||
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久しぶりに、読み始めて徹夜して完読、演劇の盛んな東京、本格的な演劇作家を目指し、新作に悩む作家の視線から主人公が登場、上京したばかりの女学生、彼女には意外な特技があっつた。現代の演劇と芸能界をリードする若き女優、ライバルや新人アイドルの率直な演技に自分の立ち位置を疑問に思う、新国立劇場こけら落としの、演劇新作を依頼された老練な演出家が一風変わったオーデションを、これら、3つの伏線が交差して1つになった時。物語の、真の面白さが展開する。 読み終わり、構成力、人物の描きわけ、場面の描写に、これは近くブレイクする予感を。これほど作中人物に、同化したのは久しぶり。貴方にも黄色のヒナギクが感じられるかも。 | ||||
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読んだのは何年前か。ふと思いだしてレビュー。数々のシーンが思い出されては消えていきます。 一際頭に強く残る一言があります。 「明かりをつけないで!」 あの瞬間、僕は間違いなくあの舞台を目撃した1人となって、あの場にいました。 どうやら3部作であるらしいことはあとがきでわかったものの、その後を調べると、連載していた雑誌が廃刊になったか休刊になったかで続編の目がなくなってしまったことが心残りです。未完の大作とはこの小説のこでしょう。 いつの日か再び続編が日の目を見ることを心の底から願っています。 | ||||
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オーディションで各女優がどの様に演じるかワクワクしながら読み進み、「成る程~」と思った後に主人公飛鳥の演技(演技とは違う)、人物像がとてもユニークで楽しめました。 | ||||
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読み始めた途端、ずん、と作品世界に引きずり込まれました。 吸引されて、ぐるぐる回って、本を閉じれば、ぽん、と布団の中に放り出されていた感じです。 | ||||
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先に「蜜蜂と遠雷」を読んで、そのレヴューの中で「チョコレート・コスモス」が好きな人にはいいかも? につられて、読んでみたのですが、もう圧巻ですね~ 恩田さんの作品は、ものによっては苦手なものも多かったので、これまで余り読んでいませんでしたが、 この物語は凄いの一言。 他の方も述べていますが、「欲望という名の電車」の響子と飛鳥の芝居のシーンは、 本を読んでいるのに舞台を観ているかのような錯覚に陥ってしまいます。 舞台が脳裏に浮かんでくる筆力はお見事としか言いようがない。 神谷や谷崎や芹澤が飛鳥を観た時の驚きって、ジャンルは違えど 自分が上原ひろみを始めて観た時の衝撃とおんなじようなものかな?とも思って。 それだけ、天才に出会った時の衝撃を超えた喜びは大きいのです。 この作品の影響で、本棚から何十年前かの「欲望という名の電車」の本を引っ張り出して読んで、 更にDVDまで買っちゃいました。 今年の作品ではありませんが、個人的にはいまんところ、今年読んだ小説の中でNO1ですね! | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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題材は何でもない演劇の話なのに、とてもわくわくさせられる書き方をしているので、飽きずに読むことができました。 | ||||
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なにもかもがこれから始まるのだ、という期待感を持たせて終わります。 でも、ここに至るまでの過程だけでも十分に読ませます。 ガラスの仮面ファンなら更に楽しめるかと。 | ||||
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作者本人があとがきで言っているように、本作は「ガラスの仮面」へのオマージュである。全く対照的な背景を持つ2人の女性が、演劇の世界で火花を散らすところなど、そのままだと言ってよい。また、作者自身が指摘するように、「ガラスの仮面」の面白さの大半は芝居、あるいはオーディション場面にあるが、この作品の面白さもまさにそこにある。 とはいえ、違いも決して少なくない。まず、大きな違いはこの作品には悪人が1人も登場しないことである。本作はあと2作続編があるそうなので、いずれ出てくるかもしれないが、主人公を虐める人間には事欠かない「ガラスの仮面」とはずいぶんテイストが異なる。努力と根性で主人公が数々の障害を乗り越えるスポ根的な「ガラスの仮面」に対して、主人公の人間性は本作では大きなウェイトを占めない。もっとも、その主人公の個性の弱さもまた、本作のキーになのではあるが…。 さらに、この作品は「演じるということは如何なることか」という、内面的・哲学的な要素を「ガラスの仮面」に比べると、より深く追求している。だから、それぞれのオーディションの場面でも、読者はこのテーゼを常に念頭に置いて読むので、各人が演じる場面がより興味深いのである。特に、クライマックスの「欲望という名の電車」では、読んでいてぞくぞくするぐらい興奮し、一度読み始めたらなかなか本から離れられない。 これだけ魅力にあふれた続編が楽しみな作品だが、☆を5つにしなかった理由は、主人公・佐々木飛鳥の人間的背景を説明する一章が、明らかに話の流れを壊しているからである。話を進めながら、徐々に彼女の人間性やその背景を描き出すことは、恩田陸ほどの手練れであれば容易になしえたはずなのに、この点が残念でならない。特に、オーディションの場面で、芝居の流れを壊すということに対して極めて敏感だった著者が、自分自身の小説でその流れを壊してしまったのでなおさらである。とはいえ、非常に魅力のある作品なので、演劇好きにはぜひぜひおすすめの作品である。もちろん、続編が出れば、即買いすることは言うまでもない。 | ||||
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「ガラスの仮面」の最新刊を待ちくたびれている時にこの本と出会いました。 とにかく初期のガラスの仮面を思い出すドキドキワクワクのオーディションです。 ガラスの仮面に傾倒しているから面白いのか、誰が読んでも面白いのか、そこは私には判断出来ません。 | ||||
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才能豊かな女優さんたちのお話。 その「才能がどんな風に豊かか」を書ききるのにお芝居を何本も見せてもらった。そんな本。 この1冊の本の中には魅力的な舞台がたくさん出てきます。 とても贅沢で面白かったです。 | ||||
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Kindleを購入して、使い勝手を確かめるために何かを購入しようと思って見つけた一冊。さすが恩田陸の作品、外れはない。 | ||||
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恩田 陸を読むのは3作目だが、今回は大当たりだった。この作者のストーリーテリングにいたく脱帽した。 題材は演劇の世界。ダブル・ヒロインの構成を取っており、一人は俳優一家に生まれ、幼い頃から恵まれた演劇環境で順調に成長してきた新進舞台女優、もう一人は演劇にはずぶの素人ながら、ときに天才的な閃きを見せる、大学一年生の少女である。 この二人が伝説的プロデューサーが企画する、女二人劇のオーディションで運命的な出会いをするまでを活写する。 話の進め方と語り口が絶妙で、読んでいて思わずぐっと心をつかまれ、2、3頁前に戻って読み直し、もう一度余韻に浸った場面が数か所あった。こんな風に読む者の心の琴線に触れるエピソードとつぼを心得た描写は、小説巧者と言われる東野圭吾や宮部みゆきの作品でときたま出くわすのとまったく同種のものである。 少女の先輩たちやオーディションに関わる脚本家、演出家、ライヴァル女優など脇役陣のキャラクター造形もそつがない。ただ、現実に演劇という狭い世界でこれほど多くのタレントが集中しているとは到底思えないが、話が面白いので、なんとなく許容してしまう。最近読んだなかでは、エンタメとして出色の一冊だ。 | ||||
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